こんにちは。えたばりゅです。
長年、人間の伴侶動物として共に歩む道を選択してくれた犬、そして猫。今回はそのうちの犬のことについてその起源などについて少々触れてみたいと思います。ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたら幸いです。
人類の相棒の双頭犬の起源とオオカミに近い犬種ベスト５
現在は犬に関しては非公式の犬種もあわせると約８００にも及ぶ犬種がいると考えられており、その総数は約４億頭。・・・やっぱり伴侶動物といわれるだけあってすんごい数ですよね。そんな犬、英語ではいわずと知れた「dog」、学名は「Canis lupus familiaris」、分類はネコ目イヌ科イヌ属に分類されます。
イヌ科に属する動物は、犬のほかにオオカミ、タヌキ、キツネ、ジャッカル、リカオンなどがいます。因みによく犬の仲間と思われているハイエナ氏ですが、彼らは同じネコ目の仲間はあるものの、ジャコウネコ科に属するので犬の仲間とはまた別種なんですね。
犬の起源
私たち人類の相棒として、古来より猫たちと共に歩んできてくれている犬の起源なのですが、オオカミから派生したということ以外はまだ詳しいことが分かっておらず、有力な説としては古代狩猟民族が狩を行う際、その狩りをより効率よく行うために、オオカミを慣れさせ、狩猟のパートナーとした説。もしくは、狩猟民族が狩りを行い、そのあまりをオオカミに分け与えるうちにオオカミの中に人に慣れる個体が現れるようになったという説が現在のところ有力視されています。
では、そのオオカミに一番近い犬種ってどの犬種なの？という疑問が湧いてくるのではないでしょうか。では、遺伝子的にオオカミに一番近い犬をランキング形式でご紹介したいと思います。
ちなみに１位は超意外なあの犬種でございます。
オオカミに近い犬種ベスト５
あ・・・そうそう、これだと１位はもちろんウルフドッグ（犬とオオカミの交雑種）になってしまいますので、ウルフドッグは永久欠番ということで今回はウルフドッグ以外の犬種でランキングしております。
5位 バセンジー
アフリカコンゴ共和国原産の犬で、引き締まった身体に暑い地域原産ということをよく表している、短い体毛が特徴的な犬種です。もうひとつの特徴としてほとんど吠えることもなく、寡黙な犬種としても知られております。体の大きさは柴犬ほど。しかし、こちらの種のほうがスリムな体つきをしております。
4位 アラスカン・マラミュート
アメリカのアラスカ州原産の犬種で、シベリアン・ハスキーと非常に似た風貌を持っています。現地ではそり引きなどの使役犬として活躍している犬種で、寒い地域に適応した多くの体毛が特徴的です。そして、このランキングに登場する犬種の中では、その風貌が一番オオカミに近いイメージがあります。また、よく混同されるシベリアン・ハスキーよりも大型になり、一般的区分では大型犬として分類されます。
3位 秋田犬
いわずと知れた、日本原産の犬種。その性格は１位の犬種と並び、非常に頑固な性格の持ち主。飼い主には忠実ですが、初対面の人間に対しては警戒心を明確にする場合があります。そして、日本原産の犬種としては大型犬に分類される数少ない犬種といえます。そんな良く言えば二君に仕えない武士のような性格、そして大型犬ということが大型犬大好き、かの自由の国に人気があり、タイプが日本タイプとアメリカタイプがいるのも特徴のひとつといえます。
2位 チャウチャウ
こちらはその名前と風貌は有名なのはないでしょうか。風貌だけ見ると、今回のランキングに入っている犬種の中では一番オオカミからかけ離れているといえそうです。その原産国は中国華北。このような特徴的な風貌をしていますので、比較的新しい犬種かと思いきや、やはりそこはオオカミに遺伝子が近い犬種。そのルーツは紀元前以上前とされており、非常に古い犬種ということがわかります。また、下の色が青みがかっている・・・というか青色なのも特徴といえます。
1位 柴犬
・・・え？１位 柴犬って何サラッと言ってんねん？？
とあなたはこう申されるわけでございますか。
・・・
ですよね～～・・・これ、僭越ながら本当に私も超意外でしてですね。あ～、でも柴犬氏の性格を考えると、あ、言われてみれば・・・という感もありますが、まさか前述したとおり、非公式あわせると約８００にものぼる犬種の中で、一番オオカミに近い遺伝子を持つのがまさかまさかの日本犬。しかもその日本犬の中でも現在一番人気を絶賛独り占め中のアイドル柴犬氏だったとは本当につゆにも思わずといった次第でして。
まぁ・・・説明するほどでもないですが、一応・・・w
柴犬はいわずと知れた日本原産の犬種で、そのコンパクトな体つきと素朴な風貌な中から滲み出る可愛らしさが、日本でも海外でも人気が高い犬種です。しかしながらその性格は本当に頑固な性格の個体が多く、見た目の可愛らしさでペットショップから迎え入れたものの、幼少期に甘やかしてしまい、飼い主の関係に問題が起きている犬種の代表格ともいえます。このあたりは、やはりオオカミらしい性格といえますよね。
人気は高いけど気難しいことはあまり知られていない犬種たち
ついでなんで、風貌の愛らしさから人気が高いものの、その性格の気難しさからトラブルの多い犬種をご紹介しておきます。
- 今回のランクインしている柴犬・秋田犬に代表される和犬
- トイプードル
- ボーダーコリー
- ミニチュアダックスフンド など
これらの犬種と共に暮らされておられる方、もしくは現在検討中の方はご参考いただけましたら幸いです。まぁ、これに限らずその犬種特有の癖やかかりやすい病気などがありますので、迎え入れる前にしっかりとスタッフの方にご自身が共に暮らすことを考えておられる犬種の特徴を聞くようにしましょう。
あ・・・いいことばかり推して短所を隠すところは論外なのでそれもご参考に・・・。
ランキング犬種のある共通点
これらのオオカミに近い遺伝子を持つ犬種。今回ランキングに入った犬種全てにある共通点があるんです。もう今までの話の流れでお気づきかと思いますが、性格がけっこうどの犬種も頑固なんですよね。やはり、野生動物であるオオカミに遺伝子が近いということもあり、その性質を色濃く受け継いでいるといえます。
オオカミが人慣れするものの、かなり頑固で扱いにくい性格をしていることは意外と知られている事実であり、永久欠番のウルフドッグが何よりの証拠といえます。これらの犬種を迎える際にはそれらも充分加味した上で、選定していただけましたらと思います。
最後に
いかがだったでしょう。今回は人の伴侶動物としての代表格のうちの犬の起源や遺伝子についてご紹介しました。オオカミに近い犬種としては、けっこう意外だったのではないでしょうか。普段身近にいる動物達のルーツを探ると色んな面白い事実が出てくるものでして。
では、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
あ・・・そういえば、シーズーやペキニーズも今回はランキングに入らなかったですが、オオカミに近いんです。
・・・やっぱ犬種って奥深いですよね。
