魅惑の野生動物たち

憧れのカリスマたち カブトムシ

こんにちは。えたばりゅです。

今回ご紹介したいカリスマは、夏を彩るクワガタと並ぶ野郎どもの永遠のヒーロー。カブトムシをご紹介したいと思います。ではでは今回も最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

憧れのカリスマたち カブトムシ

カブトムシは、英名を Japanese Rhinoceros Beetle 。学名を Trypoxylus dichotomus といいます、コウチュウ目カブトムシ亜科に分類される昆虫で、体長はオスで約8cmほどと甲虫(こうちゅう)類では日本最大級の大きさをほこります。その特徴は言わずもがなですが、英名の Rhinoceros(ライノセラス)→サイの英名の通り、オスには立派な角が生えております。ちなみに女の子はツルンとしたかわいらしい体型でございます。生息地は、日本各地と、中国、台湾、インドシナなど。そして、世界にはさまざまな亜種が存在しており、その大きさも日本のカブトムシよりは大型の種類が多いです。

甲虫とはざっくりいうと、硬い昆虫のことになりますw。具体例は、カブトムシ・クワガタムシ・ブイブイ・カミキリムシなど。現在見ごろを迎えているホタルもこの種類になります。

幼少期にワンシーズンのみ越冬し、蛹となり、5月中旬ごろに成虫になってからのその寿命は基本的にワンシーズンのみとなり、その夏で次の世代へとバトンをつなぎ、夏の終わりごろに寿命を終えます。ですので、自然の中で暮らすカブトムシの成虫が数種のクワガタのように越冬することはありません。ちなみにお子様は、以前 憧れのカリスマたち オオクワガタ編でご紹介したオオクワガタのお子様と同じタイプなので、お子様の画像は例によって割愛させていただきます。 そして、このカブトムシも幼虫から蛹となり成虫となった姿が幼虫と異なる点から完全変態を遂げる甲虫となります。

じゃぱにーず かぶと いず スモウレスラー

やはり、カブトムシといえば気になるのはその強さではないでしょうか。冒頭でお伝えした通り、外国には日本に住むカブトムシよりも、大型の種が多いのですが、こちらの動画では日本のカブトムシのスモウレスラーぶりがいかんなく発揮されております。


ちょっと長めの動画なんで、お時間ある際にどうぞw

決勝では惜しくも勝利を逃してしまいましたが、体躯が倍近くある巨漢相手に1勝をもぎ取るとはかなりの善戦だったのではないでしょうか。


こちら世界チャンピオン、ヘラクレスオオカブト氏。ブラジルが誇る怪物でその大きさたるやなんと約15cm。最大で18cm以上になることも・・・。それにしても残虐なる巨人ってw

カブトムシを取り巻く問題

そんな世界に誇る、日本のカブトムシ。生息地の日本各地は冒頭でお伝えした通りですが、もともとカブトムシは北海道には生息していませんでした。しかしながら1930年代に人為的に導入されたのを皮切りに、飼育個体などが北海道で逃げたり、飼い主が故意に野に放ったりなどで、北海道に定着。カブトムシは他の昆虫など、タンパク源を糧とすることはありませんが、北海道にはもともとクワガタなど、樹液を糧とする昆虫類は多く生息しており、その競合が危惧されております。また、沖縄には本州に住むカブトムシとは別種の、オキナワカブトムシという沖縄固有の亜種が生息しており、野生化した本州のカブトムシと、このオキナワカブトムシの交雑による、遺伝子汚染が心配されております。やはり、こういった問題を取り除くためにはほかの地域で採集された個体を別地域に放つことをなくすことが必要になります。

最後に

いかがだったでしょう。私えたばりゅが幼少期の頃はカブトムシといえば、この日本のカブトムシのみでしたが今現在はヘラクレスオオカブトやコーカサスオオカブトをはじめ、様々な黒船たちが飼育されておるようでございますね。もちろんこれらのカブトムシたちは本来、日本では生息していない種。日本に住む者同士でも、先ほどお伝えした通り様々なデリケートな問題が生じておりますので、これに外国のカブトムシが加わってしまうとかなり自然界に影響を及ぼしてしまう可能性があります。これらのカブトムシと共に暮らす際はマナーを守り、最後まで責任を持つようにしたいものですね。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます(^^)

-魅惑の野生動物たち