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ペット フィラリア薬服用期間

投稿日:2017年4月9日 更新日:

こんにちは(^^)えたばりゅです。
最近は日によれば、めっきりあたたかくなり、絶好の行楽日和な日も出てきましたね♪小春日和の晴れた日はどこかぶらりと出かけたくなってしまいますよね。しかし、小春日和になると、警戒すべきヤツがそろそろ活動を始める時期でもあります。

そう。知らない間にそっと近づき、私たちの生き血を吸う(←言い方w)恐怖の生き物。そう蚊でございます。蚊は単に痒みを運んでくるだけでなく、ペットによれば生死にかかわる寄生虫を媒介するときがあります。・・・はい、ご想像の通りフィラリア。

こちらに寄生されてしまい、それを放置しておくと心臓付近の血管にフィラリア原虫が大量に増殖し、血液の流れを止めてしまうことがあります。ですので、蚊が活動する時期にはフィラリア駆虫薬をペットに服用させることが重要となってきます。

しかし、このフィラリア駆虫薬。いったいどれほどの期間服用させればいいのか。このあたりはあいまいな場合が多いですよね。そこで今回はフィラリア駆虫薬を服用させる期間について、ご紹介したいと思います。ではでは、今回も最後までお付き合いいただけますと幸いです。

ペットにとっての脅威 フィラリア

蚊の活動時期は地域にもよりますが、日本での平均活動時期として3月~11月くらいまでとされております。では、蚊が出なくなる11月には、その年のフィラリア駆虫薬の服用を終わらせても大丈夫なのか?・・・こちらの問いに対する答えは×になります。

仮に11月位に蚊がいなくなると仮定した場合、ペットに服用させる時期は12月までとなります。(すでにフィラリア症に感染している個体は陽性反応の強弱に関わらず、駆虫するために通年服用させていただく必要があります。)それでは、まずフィラリア感染のメカニズムからざっくりとではありますがご紹介したいと思います。

フィラリア感染のメカニズム

まずフィラリアの成虫が犬の体内で卵を産み幼虫が孵化します。この幼虫は第一段階の幼虫として、「ミクロフィラリア 」と呼称されています。このミクロフィラリアに関しましては感染力をまだ有していません。

そして、蚊がこの感染した犬などのペットから吸血するとき、そのペットの体内にいるミクロフィラリアも一緒に蚊の体内に取り込まれます。そして、このミクロフィラリアが蚊の体内で2回脱皮をすることで、感染力を持った幼虫、その名も「感染幼虫」に変貌します。そして、この感染幼虫を宿している蚊が別の犬などを吸血した際、その口吻から犬などの体内へと感染幼虫が流れていってしまい、フィラリアに感染する。

これが、感染までの大まかなメカニズムになります。そして、検査や何の治療もしないで放置しておくと、フィラリアは感染した犬などペットの体内で、成長し成虫になります。その大きさは、約20cm。大きいものでは30㎝程にも達します。ご想像よりも大きいと思われた方は多いのではないでしょうか。

そして、その成虫が、やがて肺や心臓の弁などに住み着き、呼吸や血液の循環を妨げるようになります。その影響が肝臓や腎臓にもおよんでしまい、やがて感染した動物は衰弱し、死に至ります。そして、成虫は冒頭でご紹介した通り、ミクロフィラリアを産みますので、また新たに感染動物が増えていってしまうという悪循環にも陥ってしまいます。

フィラリア駆虫薬服用期間 蚊がいなくなってプラス1か月の理由

それはフィラリア原虫の性質と、駆虫薬の効力にその答えがあると言えます。まず大事になってくるのは蚊の活動期間中ペットが服用するあのお薬は予防するためものでなく、”駆虫薬”つまり、フィラリア幼虫を殺すために服用するものになります。そして、この現在使用されているフィラリア駆虫薬はその幼虫が大きくなってしまうことでその効力を十分に発揮することができなくなります。
まず、冒頭でご紹介した感染幼虫がキャリアである蚊の口吻を介して犬などのペットの体内に侵入します。そして筋肉を伝いながら血管の中に到達します。そして血管に到達するとその幼虫は一度目の脱皮を行い成長します。

この状態の幼虫を「移行幼虫」といいます。そしてこの”移行幼虫 ”に対して威力を発揮するのが現在使用されている駆虫薬なんです。しかしながらこの移行幼虫。一定期間経つことでまたさらに脱皮をして成長してしまいます。この移行幼虫よりも一段階成長してしまうと現在の駆虫薬の効力は十分に発揮されないんですね。

そして、移行幼虫が次の脱皮をするまでに要する期間が、約1か月という事なんです。ですので、感染幼虫が血管内で移行幼虫に成長し、移行幼虫から2回目の脱皮を行うまでに駆虫してしまうのが、現在使用されているフィラリア駆虫薬という事になります。

このような理由から、蚊がその活動時期を終えてもその後1か月については駆虫薬の服用が必要なるのです。では、服用を開始するのは・・・そうなんです。あなたのご予想されているとおり、蚊が活動を開始するようになってから約1か月後(おおむね4月)位から服用を始めるとよろしいかと思います。

え?ややこしい・・・(–#) 。とそう申されるわけでございますか。

そのお気持ち、ごもっともでございます。

ですので、現在のフィラリア駆虫薬が威力を発揮するのはフィラリアの移行幼虫に対して。そしてフィラリア駆虫薬の服用の一般的目安として4月~12月までと認識して頂けましたらと思います。もちろんこちらについては一般的平均指標になりますので、現在お住まいの地域によって蚊が活動を開始する時期はその地域によって違いがあることと思います。

お住まいの地域のフィラリア駆虫薬の服用期間については、動物病院などにご相談いただくのがよいかと思います。

ちなみにこのフィラリア、和名は” 犬糸状虫 ”というのですが、犬だけが感染するものではありません。その多くは犬への感染ですが、実は猫にも感染してしまいます。

フィラリア症 それは猫も要注意

先ほどご紹介したとおり、やはり多いのは犬への感染になり、犬ほどその発症があるわけでもなくどちらかといえば稀なケースにはなりますが、フィラリアは猫にも感染がみとめられています。猫のフィラリア感染ケースの場合、感染してもその症状がほとんど見られない事もありますが、一度フィラリア症を発症すると、慢性的な咳や食欲低下等の症状がみとめられます。

そしてやがては、犬と同じく、猫の体内で死んだフィラリアが動脈などに詰まってしまい、突然死を引き起こすこともあります。また、フィラリア原虫が体内に存在することにより激しいアレルギー反応を起こすこともあり、この場合でもその多くが死に至ります。

フィラリア症を発症しないようにするためには、やはり1に予防。2に予防といえます。犬たちと同じく、蚊の活動期にはしっかりと駆虫薬を服用させることが大事といえます。また、猫の場合も犬の場合と同じく、フィラリア駆虫薬は薬の特性上、蚊がその活動期を終えてもその翌月まではしっかりと駆虫薬を服用させるようにして頂けましたらと思います。

他のフィラリア感染リスクのある動物

フィラリアは犬科・猫科の動物以外にも、フェレットやアザラシ・ビーバーなどにも感染します。アザラシやビーバーを日本で飼育している方は動物園以外ほぼいらっしゃらないとは思いますが、フェレットについては比較的多くの方が飼育している動物ではないでしょうか。

そして、・・・なんと意外なことに人にもフィラリアに感染します((((;゚Д゚))))コワイデスネオソロシイデスネ。しかしながら、幸い感染例は非常にまれで、日本国内でもその感染、発症例はわずか約100件程度。

同じ哺乳類でも、人がフィラリアに感染してもその発症例が少ないのは、フィラリア原虫の人に対する親和性が薄く、成長段階で人の免疫細胞に攻撃され、死んでしまうケースがほとんどだからです。しかし、先ほど述べた通り、稀とはいえフィラリア症に発症するリスクはあります。

フィラリア駆虫薬をペットにしっかりと期間内服用させるという事は、ペットの命を守るのはもちろんのこと、飼い主様への感染リスクも軽減することと思っていただけましたらと思います。

また、フィラリアの駆虫薬はそのペットの体重に応じた、適正な量を服用させる必要があります。飼い主様によっては、フィラリア駆虫薬をそのシーズンの服用分まとめ買いをされる方も多いのではないでしょうか。

特にその購入時期よりもペットの体重が増えていて、体重が購入した駆虫薬の効力範囲を超えているのであれば、駆虫薬もサイズアップしていただく必要があります。ですのでペットの体重がその駆虫薬の効力範囲と微妙な位置にあるときはあまりまとめて購入されない方がよろしいかと思います。詳しくは獣医さんにご相談ください。

最後に

いかがだったでしょう。フィラリアは犬だけのものと思いきや、猫やアザラシ、そしてフェレット。そしてそして、人間にも感染することは意外だったのではないでしょうか。しかしながら、先ほど申し上げました通り、人間が発症するケースは非常にまれ。

私えたばりゅもこれまでかなりの数のフィラリア陽性の個体たちと接してきましたが、もちろんフィラリアには感染したことも、発症したこともありません。それは一緒に働いている同僚たちも然りでございます(^^)

ですので、人への感染は必要以上に構えて頂く必要はございませんが、万に一つの可能性としてご理解いただけましたらと思います。

これから、行楽シーズン♪犬と共に暮らされておられるご家庭では、愛犬を連れてお出かけになられることも多いかと思います。楽しいお出かけがペットの闘病生活のきっかけとなってしまわないように、フィラリア駆虫薬はしっかりと服用させて頂けましたらと思います(^^)

今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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執筆者:


  1. バカワイン より:

    フィラリアは僕にはあまり縁がない。。。とコメントしようと思ってましたが、人間にも影響があるのですね。
    意外でした。

    • えたばりゅ より:

      メッセージありがとうございます♪
      フィラリア、確かに人間にも感染するようですが、その例は本当に稀なようですよ(^^
      たぶん熱帯地方に行って、マラリアなどに感染するリスクのほうが高いのでは。と思います。

  2. ごりん より:

    こんにちは。コメント失礼いたします。
    猫や人間にも影響があるのですね。
    我が家は引っ越したばかりで、月末新しい獣医さんの所で
    健康診断の後、フィラリアの薬を再開する予定です。
    前の獣医さんが滾々とフィラリアの話をしてくれたおかげで
    まじめに注意しています(•̀ᴗ•́)و ̑̑

    • えたばりゅ より:

      メッセージいただき、ありがとうございます♪
      そうなんです。確率としては、犬がダントツに多いですが、猫や人間にも感染することがあるようなんです。
      ・・・とはいえ、僕が勤める保護施設では犬も猫もけっこうな頭数が暮らしておりますが、
      猫やスタッフである人にフィラリアが感染した例は今までなく、その感染自体は稀なケースだと思われます。

      いや~♪嬉しいです!やっぱりペットの命を守るのも飼い主様以外いらっしゃいませんもんね♪
      僕もこれからもしっかりとフィラリアや他の感染症には充分注意し、ペットが少しでも長い健康寿命、寿命を
      全うできるよう頑張らなければです!

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プロフィール

名前:えたばりゅ

年齢:犬で言うと8~9歳

とある民間のアニマルシェルターに勤務。生息地は神戸。愛する内弁慶野郎、ミニチュアダックスと共に暮らす。動物・自然と人とのWINWINな関係を心より望み、活動する。
似顔絵ツールで自身の似顔絵を作成するも全く似ておらず、あえなく挫折。大切だと思うのは人とのつながり。

動物達の魅力やペットについての役立つ情報を発信していきます。

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・人用に料理されたもの
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