こんにちは。えたばりゅです。
今回は偏食気味の愛犬・愛猫でもこれを出すと喜んで食べてくれるであろう、ペットフードのご紹介です。
僭越ながら、私が保護施設で勤めていた際、様々な市販のペットフードに対する数千の犬や猫の食べっぷりを見てきた中で、個人的にかなりの偏食だった子たちも、比較的喜んで食べた市販のペットフードをご紹介したいと思います。ではでは、今回も最後までお付き合いいただけますと幸いです。
偏食で困ったちゃんの愛犬・愛猫にはコレだ!人間も食べたくなる超優秀ペットフード
最近特に思うのですが、ペットフードの種類って昔に比べると飛躍的に種類が増えましたよね。ペットの体の大きさや各年代に合わせたもの、その種専用のフード、病気の療養をサポートするものなどなど。そして、フードタイプもウェット、ドライ、半生と本当に多岐にわたります。
しかし、これだけ膨大な量のペットフードをもってしても、ご自宅のかわいいペット達の舌を唸らせるペットフードには、なかなかめぐり合うことが出来ず、困っていらっしゃる飼い主様もおられるのではないでしょうか。
中にはご自宅の愛犬・愛猫かなりの偏食で悩んでおられたり、体調が崩れるなどして、ペットの食欲が戻らない時など、何を食べさせればいいか、本当に真剣に困ってしまいますもんね。
一番いいのは、※人間用に販売されている食材(味付けなしのもの)を購入して、それを味付けなしで料理してあげるのが、ペットの健康面でも一番いい※ のですが、毎日それをするとなると、ご自身の日々のお仕事などもあり、体力面・精神面双方において、かなりタフネスさが要求されると思います。
※上記の理由として、ペットフードに比べ、人用の食材のほうがはるかに厳しい安全基準の下管理されていることがあげられます。
私もシェルターに勤務していた際には、かなりの偏食強者が保護されてくることもしばしばあり、当然そのような筋金入りの偏食強者達には、自身の環境の変化も重なり、普通のペットフードなどはなかなか食べてくれなかったりします。そんな彼らの多くも、これからご紹介するペットフードは素直に食してくれることは多かったんですね。
では、早速そんな偏食キラーな優れモノペットフードをご紹介していきましょう。
偏食に困った際試したいペットフード:鶏頭缶(犬用)※見た目超絶スーパーインパクト
こちらの品は、そのままではなく、手などで細かく砕いて、白飯に混ぜたり、ドライフードに混ぜて使用します。原材料が鶏ということもあり、わんずたちにとってはスペシャルなご馳走のようで、保護されてしばらくは、警戒心から何も口にしようとしないこともある野良生活をしていた犬たちも、比較的抵抗なく食べるイメージでした。
こちらの商品のデメリットといったらアレなんですが、、、この商品タイトルそのものが圧力釜で炊かれた状態で、in しているということ。ですので、知らずに開けるとかなりびっくりされると思います。特に女性は要注意^^;
偏食に困った際試したいペットフード:d・b・f(デビフ) 犬・猫共に専用あり
缶を開けると、本当にいい香りが辺りに充満する感じ。多分お皿に入れて、ラップして置いておいたらお父さん、間違ってお酒の肴にしてしまうかと思います。 パッケージデザインは非常にシンプルですが、裏を返せばそれだけ中身に自身があるので、パッケージングで武装する必要がなかったということでしょうか。
原材料も国産にこだわっているところが、飼い主様にもうれしいところです。ペット達の食いつきもさることながら、そのフードバリエーションも非常に豊富(犬用)で、お肉の種類、角切りタイプ、フレークタイプと愛犬の好みに合わせたチョイスが出来ます。猫用のものは、国産マグロをベースに数種類のフードブレンドを施しています。
デメリットは、質に重きを置いているメーカーのため、他の一般的なウェットタイプの缶詰に比べると割高感は否めません。また、着色料や保存料においては無添加のものがほとんどですが、発色剤は使用されているのもデメリットかと思います。
猫用缶詰の薄口醤油について
そして、猫用の缶詰の原材料に薄口醤油なるものが記載されておりましたので、これについてはすこし気になるところではございましたゆえ、d.b.f 様に電話でお問い合わせさせていただきました。
なんでも、薄口醤油においては、ほんの香り付け程度にたらしているものだそうで、一缶のナトリウム含有量においては、多いのもでも0.17%以下とのこと。健康な猫ちゃんならば、毎日食べ続けてもなんら問題はない。という、力強いお答えをいただきました。
いや、d.b.f 本社のお姉さま。ぶしつけな質問だったにもかかわらず、大変分かりやすく、ご丁寧にご対応いただき、ありがとうございました。
偏食に困った際試したいペットフード:イースター 愛情物語 霧島鶏 シリーズ(犬)
これは、私が出会ったワンコ用ペットフードの中では、個人的な見解で申し訳ないのですが、現状最強の地位に君臨しています。霧島鶏の力、恐るべしですね。鶏ミンチをスープ煮込みしたタイプ(角切りタイプもあります)のウェットフードなので、食が細り、歯も弱まってしまった老犬たちも食べやすいフードとなっております。
犬にとっては風味も本当に絶妙らしく、こちらの施設では、禁じ手(後述)を使う前にまずこれを試すと、病気で食欲がかなり低下している犬でも食べてくれることが多くあります。
ちなみにこの愛情物語。ドライフードもあるのですが、ドライフードはよくホームセンターで販売されているような、価格重視の大容量タイプ。同じ愛情物語で、この差はどうして生まれたのでしょうか・・・まぁ、それはメーカーさんのみ知るというところでしょうか。
こちらの商品。デメリットといえば、やはり1袋あたりの内容量の少なさでしょうか。3Pで一袋になっているのですが、1Pあたりの内容量は約70g。小型犬なら、一食はまかなえそうですが、中・大型犬となると、1袋ではちょっと愛犬に怒られそうかな。
偏食に困った際試したいペットフード:Aixia Miaw Miaw (アイシア ミャウミャウ)シリーズ(猫用)
こちらは、ペーストスープタイプのキャットフードで、その出来栄えは先ほどご紹介したd.b.f と同じく、そのいい香りに勘違いして、人間も間違って飲んじゃうほど。恥ずかしながら、 私もそのいい香りに何度がやられそうになりましたw
こちらも、お父さんの食卓の前に放置厳禁パターンですね。
ペーストスープということもあり、固形物がほぼないフードタイプなので、口内炎など、口の中に何かしら疾患がある猫達の強い味方でもあります。また、年齢を重ねて歯が抜け落ちるなどして、少なくなってしまった老猫達にとってもうれしいフードだといえます。
ちなみに、Miaw Miaw シリーズはドライフードもございますので、口内炎などが気にならない猫達にはこちらもいいかもしれません。
デメリットは、やはり着色料、発色剤が使用されていることが挙げられます。
この他にもある!質重視!超実力派ペットフード
上記でご紹介したペットフード達は、かなりの偏食実力者をも唸らせた印象がかなり強いペットフードでしたので、今回ごご紹介させていただきましたが、そのほかにも超実力派のペットフードがあるので、その一例をご紹介しておきます。
- PURINA Mon Petit(ピュリナ モンプチ)シリーズ 猫用 ウェット・ドライ
- Sheba(シーバ)シリーズ 猫用 ウェット・ドライ
- Cesar(シーザー)シリーズ 犬用 ウェット など
上記のペットフードをもってしてもダメな時の最終手段、禁じ手
先ほどの、愛情物語 霧島鶏シリーズで少し触れた、禁じ手。これは何かというと、人間用に味付けした料理のことです。(もちろん、たまねぎなどペットにとって猛毒になるものが入ったものは当然除外されます。)上記のもの、その他のペットフード、人用の具材を味付けなしに調理したもの。これらをもってしても、受け付けないほど、周りの環境の変化などでおびえてしまっている場合、または病などで体力が著しく低下してしまっている場合など、まず何かを食べなければ死んでしまいます。
上記の食べ物よりも匂いを発するもの。それは、人用に味付けされた料理に他なりませんん。
このような事例に限り、私が勤めていたシェルターでは人用の調味料を使用し、料理したものを与えていました。例えば、鶏肉(豚肉)を醤油やバターでソテーしたものなど。出来るだけ匂いを発するように料理し、与えてみます。これでまず、今一度自身の口から食物を入れてもらうことで、応急の体力を回復させ、食欲が若干でも戻れば、味付けなしのものに移行していきます。
人用の調味料は、もちろん健常な動物達にとっては、塩分などの過剰摂取の元となり、糖尿病はじめ、重篤な病気の元となるので、絶対にお薦めはできません。ただし、その反面。風味(香り)を向上させてくれる非常に優秀なツールだといえます。ですので、緊急時にはこの禁じ手を使い、その動物の体力が少しでも回復するよう計らう場合もあります。
ただ、何度も申し上げ申し訳ないのですが、これは本当に何も食べないときの最終手段。そして、与えるにしても食欲が少しでも戻る間の、限定的応急処置と考えていただければと思います。そして、ペットの腎機能が低下している場合、症状を悪化させることもありますので、そのような場合は、獣医さんとも十分相談なさってくださいね。
最後に
いかがだったでしょうか。もちろん、そのペットの体調やアレルギー体質によっては、上記の品はご自宅のペットの健康を害する恐れはありますので、ご心配な場合は、かかりつけの動物病院にご相談されるとよいかと思います。
また、こちらの商品はあくまで、管理人の個人的見解によるものです。上記の品が、ペット達の健康を回復させたり、偏食性を改善させることを確約するものではないことをご理解いただけましたらと思います。
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
・・いや~~、それにしてもMiaw Miawの香り。あの出汁の香りは・・・