こんにちは。えたばりゅです。
今回は恐竜たちの全盛期の時代に生きた海水性のワニで、最大のワニの化石が発見されたというニュースをシェアさせていただきたいと思います。
当時の海はプレシオサウルスの仲間やモササウルスの仲間がひしめいていた、恐怖の海。そんな海にまたとんでもない生き物が生息していたことが分かりました。
ではでは、さっそくその巨大さに驚愕していただければと思います。
史上最大の海生ワニ 満を持して発見さる!
写真は現在のワニ界の帝王、イリエワニ伯爵。
今回最大クラスの化石が発見されたのは、ワニ。しかしながら、現代のワニのように淡水で暮らす個体ではなく、その生涯をほぼ海の中で暮らしていたことが分かっています。現在においてもイリエワニという海水にも順応したワニが生息していますが(ちなみに現生のワニにおいて最大クラス)イリエワニにおいても、汽水域が主な生活の場で純海生というわけではありません。では、その古代の海生ワニ。その大きさとはどのようなものなのでしょうか。
史上最大の海生ワニの化石を発見、チュニジア
体長10m、体重約3トン、大量絶滅を生き延びた巨大ワニ
NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版サイト News 古代 2016.1.14 配信記事より
いや~・・・なんていうか、ただただ驚愕ですよね。10mっていえば、観光バスほどの長さがあります。現生最大クラスのイリエワニで、6mにも成長すれば、かなり大きな個体になりますので、その巨大さが伺い知れますよね。
ただ、巨大な古代ワニといえば、サルコスクスやディノスクスという、その大きさなんと約12mなんていう、とんでもない超メガトンワニが生息していたことがけっこう認知されておりますよね。
しかしながら、このサルコスクス、そしてディノスクス。どちらも淡水性とされているワニですので、海生ワニでは、このワニが既知の中では最大種という事になります。その海生ワニ、名前をマキモサウルス・レックス(Machimosaurus rex)といいます。「サウルス」という呼び名ですが、れっきとしたワニの仲間で、恐竜ではありません。生きた時代はおよそ、1億2000万年前。白亜紀が始まり、恐竜時代真っ只中という事になります。
しかし、こちらのニュース記事でもありましたが、このマキモサウルス・レックスにおいては、全身骨格ではなく発見されているのは一部の化石と事。全身骨格が発見されるのは本当に待ち遠しい限りです。何ゆえ、全身骨格が発見されていないのに、大きさがわかるのかってところなんですが、大きさはあくまで現在の推測で、マキモサウルス・レックスが属するテレオサウルス科のワニの骨格をもとに計算して算出していると考えられております。ですので、これからの発見される化石次第では、その大きさに修正が入るかもしれません。
ですが、骨からその大きさや姿を推測し、生きていた姿を割り出す・・・。考えると、大変なことだと思います。そのような研究なので、常に最新の研究結果としてこれまでの大きさや姿が修正されるのも当然のことなのかもしれません。思えば、私が幼少の頃のティラノサウルスに代表される肉食恐竜の想像図は、今のようなスタイリッシュな姿ではなく、ゴジラのように尻尾を引きずりながら歩いていたとされていましたもんね。メガロドンも当初は30m~40mは下らないというそれこそゴジラのような大きさとされていましたし。
マキモサウルス・レックスの今後の姿・大きさが楽しみです。
最後に
いかがだったでしょう。今回はマキモサウルスレックスという、超巨大海生ワニをご紹介させていただきました。このような新しい古代生物が発見されるという事は、現在においての新種の発見のように嬉しい気持ちにさせてくれます。今後も新しい化石やがどんどん発見されていくことを期待せずにはいられません。もしかしたら今までのどの分類にも属さない全く新しい種族の化石が見つかるかもしれませんね。ではでは、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。