動物雑学

意外な動物も!ナックルウォークを行う動物たち

こんにちは。えたばりゅです。

今回はナックルウォークを行う動物たちをご紹介しようと思います。ナックルウォークといえば、私たちの親戚でもあるゴリさんやチンパンさんで有名で専売特許感ムンムンなんですが、この他にもナックルウォーキングをする動物たちはいるのか・・・。ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

意外な動物もやっている!ナックルウォークを行う動物たち

ではナックルウォークを行う動物たちをご紹介する前に、そもそもナックルウォークとは何なのか。このあたりをサラッとご紹介させていただくと、ナックルウォークはナックルウォーキングと呼ばれる動物の歩行形態の一種で、通常四足歩行の動物たちは指を地面につけた状態、身近で言うところのワンコやニャンコ大先生たちの歩行形態がデフォルトではあるんですが、一部の動物たちは指を折りたたんだ状態で指の甲の部分の第一関節から第二関節の間を地面につけて歩く歩行形態をとっており、この歩き方のことなんです。

それではどのような動物たちがナックルウォーキングを行うのか、そのあたりに迫っていきましょう。

ナックルウォーキングを行う動物 ゴリラ・チンパンジー

冒頭でナックルウォーキングの代表格って言っちゃったんで、もうこのあたりはバッチリ冒頭で分かってしまったと思うんですが、ナックルウォーキングという歩行形態やそういった言葉を知らなくても、ゴリラやチンパンジーの歩き方といえば、ナックルウォーキングがどのような歩行形態を指すのか、わかるくらいその歩き方は有名ですよね。

ナックルウォーキングによく似た歩き方をする動物たち

ゴリさんやチンパンさんがナックルウォーキングを行うのであれば、アジア圏に生息している私たちの親戚であるオランさんもナックルウォーキングをするというイメージがありますが、オランウータンの歩行形態は同じように指の甲を地面につけて歩く形態ではあるものの、第二関節と第三関節の間で歩く形態で厳密にいえばナックルウォーキングとは異なる歩き方なんですね。

ただ、一説によるとゴリラやチンパンジーが行っているナックルウォーキングはオランウータンの歩行形態から派生したという説があり、共通の祖先の歩行形態を色濃く受け継いだのがオランウータン、そしてそこから派生した歩き方を始めたのが、ゴリラとチンパンジーとされております。

ナックルウォーキングとは指の先から第二関節までを地面につけた状態で歩く歩き方で歩行の際手の平が地面に垂直になっている状態の歩き方なのでゴリさんやチンパンさんの歩き方以外は厳密にいえばナックルウォーキングとは言わないのですが、オランさんのようにほぼほぼナックルウォーキングといってもいい歩き方をするような動物たちは他にもいてですね。

もうこの際、ナックルウォーキングをする動物といってもいいかなと思ったので、ナックルウォーキングに酷似した歩き方をする動物たちもおりましてですね。こちらは類人猿に限ったことではないんですね。

その具体例を挙げると

  • オオアリクイ
  • センザンコウ(地表性)
  • カモノハシ

といった動物たちも、ナックルウォーキングに非常によく似た功を地面につけた歩行形態で歩くんです。カモノハシなどはほぼ水中生活なので、あまり地面を歩く姿ってのはイメージがないんですが、カモノハシも地表を歩くときは前肢の甲の部分をつけた状態で歩くんですね。

ナックルウォーキングをする理由

それにしても一見すると、私たち人間からするとなんか歩きにくい感じがどうしても否めないですよね。私たち人間は直立二足歩行をするように進化した動物なので、一層そう見えるのかもしれませんが、どうしてもこの歩き方であればスピードが出にくく、万が一捕食者に襲われた場合逃げるのが遅れてしまう感じがしてしまいます。

ただ、オオアリクイやセンザンコウは前足の爪は固いアリ塚を崩すために前足に備わっている爪は非常に重要な役割を担っており、通常の歩き方であればどうしても爪の摩耗が激しくなってしまいます。またカモノハシに関してはホームではない地上を歩くとき、前足に備わった水かきがかえって歩行の妨げになり、万が一捕食者に襲われそうになった時躓いたりして命のリスクが高くなってしまう可能性もあることからこういった歩き方になったのではないかと考えられているんです。

まぁ、オオアリクイは鋭い爪、センザンコウはオオアリクイと同じく鋭い爪に加え、身を守るための分厚い装甲、そしてカモノハシには毒が仕込まれた蹴爪があるので、全く無防備な状態ではないので、もしかしたらそういったこともナックルウォーキングを優先進化させた理由の一つになるのかもしれませんね。

ゴリラやチンパンジーは他の哺乳類のように鋭い爪や毒のある蹴爪などは持ち合わせていないのですが、樹上に上る際や樹にぶら下がる際指の関節が非常に重要な役割を担っていて、体重を支える指関節が強固かつ、こういった生活に適した進化を遂げ、それが歩き方にも影響していると考えられております。

最後に

いかがだったでしょう。今回はほぼほぼ含めてナックルウォーキングをする動物たちをご紹介してみました。歩き方一つとってもやはり自然界というのは非常に奥深いってのがつくづくよくわかりますよね。ではでは、今回はこのあたりで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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