こんにちは。えたばりゅです。
今回は、オオツノヒツジという羊の仲間をご紹介したいと思います。ビッグホーンという名前の方が、車の名前にも起用されたりして、よく知られていますよね。
羊というと、のほほんと牧場で草を食んでいるイメージが強いかと思いますが、あなどるなかれ。
この記事を読み終えるころには、ビッグホーンの溢れる漢気に、こんなとんでもない羊がいたのかと、野郎も女性も憧れること請け合いですので、ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
ビッグホーンの頭突きは一世一代の漢(オトコ)の勝負!その魅力を徹底追及
まず、ビッグホーンのプロフィールを軽くご紹介させていただくと、英名を「American Bighorn Sheep」、もしくは「Bighorn Sheep」、学名を「Ovis canadensis」という、ウシ科ヤギ亜科ヒツジ属に属する、羊の仲間で、主にカナダから、アメリカ合衆国中部~西部、メキシコにかけて生息しております。
生息地域により、
- ロッキービッグホーン
- カリフォルニアビッグホーン
- メキシコビッグホーン
- ネルソンビッグホーン
といった亜種に分かれておりますが、顔周りに若干の差異はあれど、私たち一般人にはほとんど見分けはつきません。
メスよりもオスの方が体格は大きくなり、オスで大きくなると、体長約1.7mにまで成長します。
名前の由来にもなっている角なのですが、これはオスの角に由来するもので、オスはとても立派な角を有しており、最大1m以上にまで成長します。逆にメスの角は、そこまで大きくはならず、牧場にいるオスのヤギほどの角なんですが、それでもメスの角の大きさからすると間違いなく巨大なんですよね。
オスの角がここまで立派に成長する理由として、オスの角はメスを獲得するためのオス同士の戦いに用いられるんですね。
ビッグホーンの迫力満点の戦い
ビッグホーンも他の多くの野生の羊や山羊の仲間同様、戦いに勝ったオスだけが子孫を残す権利を獲得するんです。
ですので、オスの角は立派に成長し、その重さは約13kgにもなります。これは、ビッグホーンの体全体の骨の重量に相当するんですね。そしてオスはメスを獲得する為、この凄まじい武器を振りかざし、お互いの力を競います。
いかがでしょう。ナショジオさんのカメラワークとナレーションが秀逸すぎるってのもありますが、すんごい迫力でしょ。
そして、角同士がぶつかった時の衝撃音とぶつかった時の様子が、この頭突きの凄まじい威力を物語っているといえます。
この動画でもおっしゃってますが、この頭突きがまともに人間に入った場合、内臓破裂はもちろんのこと、当たりどころが悪ければ、命を落とすほどの威力があります。
こうやって、幾度との激しい戦いを制したオスが強い遺伝子を子々孫々に伝えていくというわけです。
また、ビッグホーンはその角の立派さはもちろんのこと、もう一つ優れた特性を備えているんですね。
ビッグホーンは卓越したロッククライマー
ビッグホーンの生活場所は山岳地帯。そして、大きく立派な角を持ち合わせていますが、もちろん天敵は存在します。
ビッグホーンの天敵は
- クーガー(ピューマ)
- グリズリー
- タイリクオオカミ
など。こういった天敵から逃れるため、ビッグホーンは普段からこういった岩場や崖を生活の場としております。
いかがでしょう。なんていうか・・・ほぼ垂直。
恥ずかしながら、私はビッグホーンよりも掴むという動作に優れた指というのを持ち合わせていますが、こんな芸当をしようものなら、一瞬で転落間違いなしです。
これは、ビッグホーンのみでなく、野生のヤギの仲間なども、このように断崖絶壁を生活の場としている種類は意外と多いんです。
捕食者から逃れるためとはいえ、物凄い運動能力ですよね。
最後に
いかがだったでしょう。今回はとんでもない石頭・・・いやいや。
とてつもない衝撃をものともしない戦いを繰り出し、断崖絶壁をものともしない運動能力を兼ね備えたビッグホーンをご紹介させていただきました。まさに強い漢の象徴のような存在ですよね。
私もビッグホーンのように、少しは強くなっていかねば。
では、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。