日本の危険動物

危険動物 ウツボ

更新日:

こんにちは(^^)えたばりゅです。
最近はめっきりと気温も上がり、絶好の行楽シーズンとなりましたよね。これからの時期、海や山にお出かけになる方も多いのではないでしょうか。海開きも終わり、現在海水浴真っ只中シーズン♪ この記事をごらんいただいているアナタも海水浴計画を練られておられるのではないでしょうか。しかしながら、やはり海水浴も飲酒での遊泳や極度の日焼けによる熱中症。また、おぼれてしまうリスクなど、注意すべき点はたくさんあるかと思います。

そんな中で忘れがちなのが、やはり海に住む危険で注意すべき動物たち。陸に住む動物同様、海にも様々な危険動物たちがおり、力に物を言わせるタイプ。毒を持って相手を制するタイプなど様々です。日本近海において力にモノをいわせるパワータイプの動物はあまり見る機会がないですが、やはり海はすべてつながっているもの。絶対に安心はあり得ません。

今までは海の危険動物は主に毒を持つ動物をご紹介してきましたが、今回はその多くの種類は毒は持ち合わせておりませんが、サメと同じくどちらかといえば、その鋭い歯とパワーに物を言わせるタイプの動物のご紹介になります。このコーナーではそういった危険で警戒すべき動物たちにスポットを当ててご紹介させていただき、動物、人お互いの安全のために極力遭遇を防ぐための方法などをご紹介したいと思います。パワーと鋭い歯で危険な動物というと、前回ご紹介させて頂いたサメを思い浮かべる方が多いかと思いますが、今回ご紹介させていただくウツボもダイビングや磯遊びをしているときなどは、少し注意が必要な動物になります。ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

危険動物 ウツボ

ウツボは、英名を Moray (Eel)。学名を Muraenidae という、ウナギ目ウツボ科に属する種で、暖かい海の岩礁地帯の穴場を住処としております。世界中に様々な種類のウツボが暮らしており、その大きさも様々。数十cmのものから、大きなものでは4m近くになる種まで成長する種もおります。日本では、本州中部から南の海域を主な住みかとしており、沖縄近海に多くの種が暮らしております。性格は荒いことでも有名で、普段は住処の岩場で動かずじっとしていることが多いですが、獲物を求めて磯場の潮だまりに上がってくることもある活発な一面を備えております。向かってくるものにはその大きな口を開けて、オレ自慢じゃないけど強いんだぜアピールをし、それでも相手が引き下がらないときはその鋭い牙を相手に突き立ててきます。

食用にもなること(高知では盛んに食されています。)やその引きが強いことから、フィッシングの対象としても人気がありますが、時折釣り上げたときにその牙の餌食に遭い、病院送りにされる釣り人もしばしばおります。その種によっては毒を持ち合わせていることもありますが、その鋭い牙に咬まれてしまうとやはり深手になることが多く、噛まれた場合はできるだけ早く治療を受けないと傷口から感染症を発症するリスクもあります。

では、日本で主にみられるウツボで比較的生息範囲も広く、遭遇する確率も高い2種のウツボをご紹介したいと思います。

ウツボ

英名を Kidako moray。学名を Gymnothorax kidako という、日本では最も一般的な種で、薄い黄色に黒のまだら模様が特徴的なウツボになります。英名や学名の種小名で使われている、kidakoは気猛という気の荒いことを表す地方名が由来になっております。ホンウツボ、もしくはマウツボとも呼ばれることもありますが、単にウツボと呼称されることがほとんどで、本州から南の海域が主な生息地となります。体長は約1mほどで、ウツボとしては一般的な大きさになります。

トラウツボ

英名を Leopard moray eel。学名を Enchelycore pardalis という、ウツボで外観的には日本のトラよりも、英名の Leopard(ヒョウ)の方がふさわしい外観をしており、赤茶色の体表に白い斑点模様が特徴的なウツボです。上記のウツボよりも激しい顔つきをしており、両顎とも猛禽類のように湾曲しており、その口は完全に閉じることができず、常にその鋭い牙がむき出しの状態になっています。生息地はウツボと同じく、本州中部より南側の海が主な住処となっております。

以上、これが主に日本で多く見られる。代表的な2種のウツボになります(`・ω・´)

 

・・・

え?

上記の種によっては毒を持ち合わせている。これがどうしても気になると?

なるほど。

確かに有毒の種がいると煽っておいて、そのままスルーはどうかと思いますので、有毒の種であるドクウツボに関しても、いい機会ですので触れておこうと思います。

有毒のウツボ その名もドクウツボ

ドクウツボは、英名を Giant Moray。学名を Gymnothorax javanicus といい、英名の通り ウツボとしては大きな種になり、3mほどにまで成長します。温かい海を中心に広く分布しており、日本では沖縄近海で見られるウツボです。その名の通り、毒を有しておりますが、その毒はエサから摂取し、蓄積されるタイプの毒で、いわばフグと同じようなものでありそれを摂取することによって、中毒症状をもたらすものになります。ですので、このドクウツボに咬まれたからといって、前回ご紹介したウミヘビのように牙から毒を注入するものではありません。しかしながら、毒が注入されないとはいえ、3mにもなる体からの咬みつきは非常に力が強く、かなりの深手を負う可能性が高いのでもちろんドクウツボに関しても、注意が必要な種といえます。

ドクウツボはその生息環境によって主に摂取しているエサがまちまちなことから、すべてのドクウツボが毒を有しているわけではなく、毒の有無は通常摂取しているエサに大きく左右されます。

その毒性

その毒はシガテラ毒といわれる、生物由来の毒で、熱帯地方のプランクトンによって作られます。そのプランクトンを摂取した小魚を中型魚が、中型魚やその死骸を摂取した甲殻類を摂取した大型魚が。といった具合に魚の体内に蓄積されていくもので、すべてではないですが食物連鎖のピラミッドの上の種になるほど濃度が濃くなる傾向があります。このドクウツボも他のウツボと同じく、その生息場所では食物連鎖の頂点にいることが多く、もし有毒であった場合、その体内で蓄積されている毒は高濃度の可能性があります。

このシガテラ毒は、前回ご紹介した ウナギ血中に含まれる毒のように熱で中和されることがなく、加熱調理によって毒性が失われることがありません。摂取した時に発症する症状としては、吐き気や下痢、血圧低下、そして麻痺などの症状を伴い、日本での死亡例は今のところないようですが、海外ではその毒を摂取することによって死亡した例も存在します。その中毒症状も、軽微なものから死亡例までさまざまであり、現在のところなく、その中毒症状を伴う症状は長ければ数年を要することもあります。

またシガテラ毒の特性上、この毒を有するのはドクウツボのみならず、私たちがよく知っており比較的摂取する機会が多い種も有している可能性があります。代表的なところでは、イシガキダイ、ヒラマサ、ブリなど。やはり、その地域での食物連鎖の頂点。あるいはその付近の種が多いですよね。ただ、こちらは自然のものを摂取している、いわゆる天然物においての可能性であり、養殖個体は決まったエサを摂取しているためその危険性は低いといえます。

一番の予防法はやはり食さないことというところでしょうか。

最後に

いかがだったでしょう。ウツボ。意外とその種によってはパワーと毒性を兼ね備えた新たなタイプといえるのかもしれませんね。生息地域が主に岩礁地帯になりますので、海水浴で遭遇することはあまりないかもしれませんが、ダイビングや磯場でのシュノーケリング、潮だまりなどでの磯遊びでは遭遇する可能性がありますのでご注意いただけましたらと思います。

海も彼らの貴重な住処。入る際は出来るだけ注意を払い、また出来るだけ生息地を汚さないように私たちも注意していかなければと思います。そして自然での遊びの際はそこに生息している可能性がある危険動物たちのことも予備知識として頭に入れておいていただくとよいかと思います。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

下記にこれまでご紹介させていただいた危険動物達の記事リンクも掲載しておりますので、良ければご参考いただけましたらと思います。

危険動物 オオスズメバチ

危険動物 イノシシ

危険動物 マムシ

危険動物 アカエイ

危険動物 ヒョウモンダコ

危険動物 オコゼ

危険動物 セアカゴケグモ

危険動物 サメ

危険動物 クラゲ

危険動物 カミツキガメ

危険動物 イモガイ

危険動物 スッポン

険動物 ウミヘビ

-日本の危険動物
-,

Copyright© あにまるじゃんくしょん , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.