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愛犬がトイレを失敗した時 絶対やってはいけない3つの事【元動物保護施設スタッフが教える愛犬との良好な関係を送る秘訣】

こんにちは。えたばりゅです。

最近は、一昔前に比べ、ペット飼育が可能なマンションって劇的に増えましたよね。少し前は、マンションというと犬や猫といったペットが飼えない事が前提になっていましたが、現在はマンション暮らしの中でも、愛犬や愛猫と共に過ごされておられる方は多いのではないでしょうか。

そして、そのような環境も手伝い、昨今増えている。というか、こちらのほうがベースとなりつつあるのがペットを室内で飼うという選択肢。猫はもちろんですが、最近では大型犬でも室内で暮らしているわんこたちが増えてきております。

そんな時、やはりネックとなってくるのはワンコのおトイレの問題。

愛犬のトイレの問題は時に私たちと愛犬の関係を崩してしまう重大な問題に発展する可能性もあります。そこで今回は、愛犬がおトイレを失敗した時、ついつい私たち飼い主が絶対にやってはいけないけど、ついついやってしまいがちなこと、愛犬にバッチリトイレを成功してもらうためにはどういったことに気を付ければいいかについて触れていこうと思います。

やってはいけないことについては、それをやってしまうと、愛犬の健康を害したり、余計にトイレの失敗が多くなってしまう可能性がありますので、それを防ぐためにも、ぜひ今回も最後までご覧いただき、ご参考いただければ幸いです。

愛犬がおトイレを失敗した時、絶対やってはいけない3つの行動とトイレ成功への秘訣

愛犬がおトイレを失敗した時、しつけの観点などから愛犬たちに何気なくやっている行動。その行動の中には、結構やっちゃったらマズいものも含まれているんですよね。

でも、記事をご覧いただき、それを頭の片隅においていただくだけでも、愛犬が万が一トイレを失敗しても、「想定範囲内」に収めることができます。

では、早速私たち飼い主が絶対にやってはいけない行動をご紹介していきましょう。

愛犬がトイレを失敗した時絶対やってはいけないこと1.愛犬を叱る

・・・えぇ~~Σ(´∀`;)ってなっちゃったのではないでしょうか。

そうなんです。愛犬たちがトイレを失敗しても、叱ってはいけないんですね。

そもそも、用を足すということは、生物として生きていくうえで、必要な生理現象であり、これをしないと命の危険に及ぶケースも多くあります。それを、トイレという特別の場所を設けて用を足す習慣があるのはもちろん人間だけ。他の生き物達にはそういった習慣はもちろんありません。

では、トイレの失敗を叱りつけてしまうことで、どのような悪影響が出るのでしょうか。

愛犬のトイレの失敗を叱ることで起こりえる悪影響1.愛犬がトイレをすること自体をやってはいけない行動だと認識してしまう。

リーダーである飼い主から、その行為を叱咤されてしまうことで、排便・排尿がやってはいけない行為と誤認識してしまうケースがあります。結果、

  • 便を詰まらせてしまって、最悪手術切開にて摘出
  • 膀胱炎を引き起こす

等、愛犬の健康面で非常にマイナス要因を引き起こす可能性があります。

また、排尿を我慢したりするので腎臓を傷めてしまったり、尿毒症という恐ろしい病を併発し、命の危険にまで及ぶこともあります。

また、何より私たち飼い主の中で、飼い犬にそのような叱咤を繰り返すことで、「自分の飼い犬はいわれたことも出来ない、理解力の低い犬なんだ。」という間違った認識を深くしてしまう危険もあり、飼い主の精神衛生上も良くありません。

愛犬のトイレの失敗を叱ることで起こりえる悪影響2.愛犬の食糞行動を引き起こす可能性

食糞とは、読んで字のごとく糞を食べる行為。上記の通り、叱ることによりトイレをすることを悪いことと認識してしまいますので、排便が出てしまった時、リーダー、すなわち飼い主に見つかるのを隠そうとすることがあります。

これは、もちろん飼い主に怒られるのを防ぐため。隠すには、目の前からなくせばいいということで、食糞に及んでしまうケースです。

もちろん食糞をする理由は、こればかりではありませんが、犬にとっては、飼い主から叱られるという行為が、それだけストレスにつながっているということです。

愛犬の食糞について

愛犬の食糞の話題に触れたので、ついでに軽くご説明させていただくと、その行為に及ぶ理由について、詳しいことはまだ分かっていません。その中でも、上記の理由のほかに有力とされる説を御紹介したいと思います。

愛犬が食糞をする理由1.栄養源として、摂取している。

・・・ ・・・ 。

ってなってますよね。分かります。

しかし、です。便を不衛生なもの、平たく言えば汚いものと認識しているのは、人間における一般的な感覚です。実は排便とはいえ、その中にはまだ栄養素として残っているんですね。もちろん犬達にとって、排便は不衛生なものという認識はありません。

食糞は目の前にある、単純に栄養を摂取しているだけのこと。こういう考え方に基づく説です。

愛犬が食糞をする理由2.自分の匂いを消し去るため。

こちらは、本能的な部分から来る考え方です。犬たちは、本能的に自分の生活スペース近辺の中に、自分の匂いが強く残るのを嫌う傾向があります。何故かというと、外敵に察知されやすくなってしまうため。

そこに、自分の匂い(または、仲間の匂い)を強く発しているものがあれば、危険回避のため、いち早く排除する必要があります。そういったことから、食糞に及ぶという考え方です。これは、元野良犬など、野生の本能が強いわんこに多い傾向があります。(元野良のわんこに食糞が多いのは、私の経験です。)

ちなみに獣医さんのお話では、少し見た目のインパクトはあるものの、食糞自体の行為についてはさほど気にしなくてもいいとのことでした。

愛犬がトイレを失敗した時絶対やってはいけないこと2.トイレの場所がトイレ一体型ケージのみ

上記の食糞の理由で申し上げた通り、犬たちは基本的に、自分の生活スペースの近辺で排泄のような、自身のにおいが強く残る行為を嫌います。よって、愛犬のトイレの場所が、自分のくつろぎスペースともいうべき、一体型ケージのみであると、そこでは用を足さずに別の場所で排泄をするケースもあります。

ですので、トイレをする場所は、ケージの中以外に、もうひとつ用意をしてあげる必要があります。とはいえ、あんまり多すぎるのも好ましくありませんが、トイレの場所が愛犬がくつろげる場所にしかない。いうことは避けてあげましょう。

愛犬がトイレを失敗した時絶対やってはいけないこと3.そもそもトイレ自体を設置しない

冒頭では、トイレという特別の場所で用を足すのは、本来人間だけと申し上げましたが、やはりペットの健康管理を行うという面、それから住居を衛生的に保つ、という面でもペットのトイレは設置したほうが良いかと思います。

愛犬の排泄を、すぐに処理できるような生活環境であられれば、さほど問題にはなりませんが、いくら御自宅に随時どなたかいらっしゃる環境でも、愛犬ががトイレしてもいいように、目を光らせておくのはなかなか難しいですよね。

また、愛犬の糞尿の状態を飼い主様がしっかりと把握しておき、万が一様子のおかしい排泄があった際、すぐに私たち飼い主が気づくことができるように、愛犬のトイレの場所は、決めておくようにしましょう。

とはいっても、やっぱり愛犬たちにはできれば決められた場所で失敗することなく、おトイレをしてもらいたいのが飼い主心親心というもの。

そこで、次は、愛犬たちに決まった場所でおトイレをしてもらえるようにするには、どういったコミュニケーションを図ればいいか、どういったことに気を付ければいいか、をお伝えしていきたいと思います。

愛犬にバッチリトイレを成功してもらうために

では、ここから先はどのようにして、犬達にトイレを覚えてもらうのがいいか、その方法の一例を御紹介したいと思います。

愛犬のトイレ成功の秘訣1.叱るのではなく、褒める

まず愛犬が、トイレの仕草(同じ場所を嗅いで、その場あたりをくるくる回りだす)が始まれば、「トイレかな~~?」「チチチ・・・・」などと声をかけていただきながら、トイレの場所まで誘導し、見事その場でトイレが出来たなら(場所を少しはずすなどもオッケーにしてあげてくださいw)ものすごく、ものすごく大げさに褒めてあげましょう。そこで、おやつなんかをあげると、なお効果的です。

叱るのではなく、褒めて伸ばす。愛犬達に何かを覚えてもらう際には、非常に有効な手段といえます。

これを繰り返すことで、自然に愛犬たちは、その場所でトイレをすることを憶えていきます。ちなみに私の愛犬、「超絶内弁慶ダックス」ラム君も、迎えた当初は所かまわずブリブリ♪、ジャ~~♪な状態でしたが、褒める&おやつ攻撃で、今ではオヤツ欲しさに、何度かに分けて排泄をするようになっていますw

排泄をした後に得意げな顔をして、おやつをねだりに来る姿が、またかわいいんですよね~~♪・・・親バカ飼い主バカが露呈するんでこの辺で。

もちろんその都度おやつを与えるのであれば、与えるおやつについては、少しで充分です。与えすぎると犬達の健康を害してしまう可能性もありますので、与えすぎには充分注意しましょう。

愛犬のトイレ成功の秘訣2.トイレの場所を考え直してみる

排泄の最中って、私たち人間にとって一番見られたくない超絶プライバシーな瞬間ですよね。当たり前ですが。

これは犬達も同じで、それには、ある理由があります。それは何故かというと、

排泄の瞬間は一番無防備になるタイミングであるから。

無防備になるということは、それだけ外敵に襲われるリスクが高まる時ということですよね。愛犬の性格によっては、排泄中もどこか周りを気にしているような仕草を見せることがあるのはこのためです。

ですので、トイレの場所は、出来るだけ目立たない、静かな場所に設置してあげるのが良いかと思います。テレビの音がガンガン聞こえるような場所や人の目が常にあるような落ち着かない場所は出来るだけ避けるようにしましょう。

愛犬のトイレ成功の秘訣3.トイレの場所をいっぱい設置しすぎない

中には、犬が排泄しそうな場所に手当たり次第、ペットシーツを敷く方がおられるようですが、これはあんまり好ましくありません。これでは、犬達がどの場所でも排泄してしまう可能性もあり、なにより経済的にも不効率です。

その御家庭の生活面積もありますので、なかなか一概に言うことが難しいのですが、多くても2~3箇所。それ以上は設置しないようにしましょう。

最後に

いかがだったでしょう。性格などによっては、一発でトイレを憶えるわんこもいますが、それは比較的レアなケースでして。基本的に犬達にはトイレという概念がありません。ただ、飼い犬たちの健康状態をしっかりと把握しておくためにも、トイレは憶えてもらったほうがよりベターかなと思います。

こちらの記事があなたの愛犬との楽しい生活に繋がれば幸いです。では、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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