こんにちは。えたばりゅです。えたばりゅです。
今回は、メガロサウルスという肉食恐竜にスポットを当ててその魅力に迫ってみたいと思います。こちらの記事をお読みいただくことによって、メガロサウルスという恐竜にロマンをはせまくること請け合いですので、是非ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
すべてはここから 恐竜ロマンの源流 謎多きメガロサウルス
ではまず、メガロサウルスについて簡単にご紹介させていただくと、現在から遥か昔、約1億6600万年前のジュラ紀中期に生息していた肉食恐竜メガロサウルス属に属する恐竜の総称でティラノサウルスやヴェロキラプトルなど、他の多くのそれと同じく、獣脚類に分類されております。
今のところメガロサウルス属に属する恐竜は2種とされておりますね。
6600万年前というとKp-g境界がどうしても浮かび上がってしまいますが、メガロサウルスが生息していたのはこの恐竜繁栄の地球がすべて覆ってしまったきっかけとなる事案の約1億年前と思うと、恐竜時代というのは、本当に長い歴史を紡いでいたんだなと思ってしまうのではないでしょうか。
そしてその全長は約6mから9mと考えられており、肉食恐竜としては、中型から大型サイズであったとされております。
それにしてもメガロサウルス。字面からして、なんかでっかくて強そうなイメージがする名前ですが、あまり聞いたことがないのではないでしょうか。肉食恐竜にはティラノサウルスレックスやスピノサウルス、アロサウルス、ラプトル類など、スター恐竜がひしめいておりますので、どうしてもその陰に隠れてしまいがちですが、メガロサウルスもこれらの恐竜に決して引けを取らないようなロマン性を秘めているんです。
すべての恐竜ロマンはメガロサウルスから始まる 発見された最初の恐竜
そうなんです。メガロサウルスは最初に発掘された恐竜で、現在恐竜といえば、歴史上に実在した古代生物という範疇を超え、私たち現代人にも多大な影響を与えており、映画やグッズはじめ、経済面においてもかなりの恩恵を与えてくれている存在でもあるんですが、そういったものも、このメガロサウルスからすべてが始まったといっても過言ではないんですね。
メガロサウルスの化石と思しきものが初めて発見されたのは、1677年のイギリスで、ロバートプロットという博物学者によって発掘されました。ただ発掘されたのが、大腿骨であったため、恐竜という存在が認知されていなかった当時は、巨大な爬虫類のものとは認識されず、長らくゾウの化石として認識されて、当時は巨人のものだと考える人も多数いたようなんです。
その化石は残念ながら紛失されてしまったのですが、詳細な図解が残されており、それからこの化石はメガロサウルスの大腿骨と考える学者の方々も多いんですが、肝心の化石が失われてしまったので、真相はその化石とともにというところですね。
そして、その約150年後、新たに発見された化石の一部を当時の地質学者であったウィリアム・バックグラウンド氏らが研究を重ね、それまでに認知されていなかった巨大な爬虫類のものであるとわかり、大きなトカゲの意味を持つ、「メガロサウルス(Megalosaurus)」と名付けられたわけなんです。
ちなみにこの頃、ほぼ同時期にイグアノドンという草食恐竜の歯の化石も発見されており、メガロサウルスに次いで2番目に恐竜としてその名前が名づけられました。
最初に発見されるも現在も謎に満ちたメガロサウルス
ただ、メガロサウルスに関しては最初期に発見された恐竜であることに間違いないのですが、これまで各地で発見された化石が断片的であること、メガロサウルス発見以後当時発掘された肉食動物と思しき化石はメガロサウルスのものとされていたことなどから、詳しいことはまだほぼ分かっておらず、最初に命名された恐竜にもかかわらず、謎に満ちた恐竜なんですね。
ちなみに日本でもメガロサウルスと思われる歯の化石が福岡県で見つかっており、その生息範囲も現在のヨーロッパや北アメリカ、そしてアジアなどかなり広範囲に及ぶことが示唆されているんですね。このことから非常に繁栄した種であった可能性もあったりするわけなんです。
そして、その復元予想図はザ・肉食恐竜という感じで、ティラノサウルスやアロサウルスなどに似たフォルムで描かれておりますが、系統的にスピノサウルスの仲間に比較的近縁であったことが分かりつつあるんです。
なので、今後の化石の発見、研究の成果ではそのフォルムも修正される可能性もあり、このあたりも非常にロマンあふれる恐竜と言えるのではないでしょうか。
最後に
いかがだったでしょう。今回は、恐竜ロマンの源流ともいえる、メガロサウルスにスポットを当てて、その魅力に迫ってみました。太古に闊歩していた恐竜たち。どのような姿をしていて、どういった生態だったのか。それを考えるだけでも、超ロマンという感じですよね。
今後のメガロサウルスの研究と発見に期待しつつ、今回はこれまでとさせていただきます。ではでは、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。