日本の危険動物

実は川も危ない!?日本近海で危険視されるサメたち厳選3種

こんにちは。えたばりゅです。

今回は日本近海に生息するサメたちの中でも、特に危険とされているサメたちを厳選して3種ご紹介しようと思います。この「日本の危険生物カテゴリ」の記事では、そんなサメたちをはじめ、日本の危険生物たちを紹介し、お互いののために、接触をできる限り避けるにはどのようにすれば良いのか、万一刺されたり咬まれたりした時にはどうすればいいのか、などの対処法をご紹介させていただきたいと思います。

中には、対処が遅れると命に危険が及ぶような、猛毒を持つ動物たちや、人のチカラなど到底及ばないようなパワーを持っている動物たちも日本には生息しております。このコーナーではそういった危険で警戒すべき動物たちにスポットを当ててご紹介させていただき、動物、人、お互いの安全のために極力遭遇を防ぐための方法などをご紹介したいと思います。

ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

川も危ない!?日本に生息する危険なサメ厳選3種

日本近海には様々なサメたちが生息していますが、全てのサメが危険というわけではなくて、実は大人しいサメの方が多かったりするんですね。潜在的なものも含めて危険視されているサメは、既知の400種類のサメの中で、たった20種ほど。

意外と少ないでしょ。

その中で、日本の海域で確認されている種類をいくつかご紹介すると

  • メジロザメ科のサメ(オオメジロザメ・シュモクザメ・イタチザメ・ヨシキリザメ・ヨゴレなど)
  • ネズミザメ系(ホホジロザメ・アオザメ・ネズミザメ・オナガザメなど)

ただ、この中には、ヨシキリザメやアオザメなど、外洋性のサメも多く含まれていて、外洋性のサメは沿岸域に近づいてくることはほとんどありません。

また、ネズミザメはホホジロザメやアオザメと同属で、尚且つ両種のような鋭い歯に加え、体長3m以上にもなる為、潜在的に危険とされていますが、認知されている中では、今まで人が襲われたという事故はないんです。

となると、私たち人間が気をつけなければならないサメは、日本海域に生息していて、尚且つ海水浴場や素潜り漁がおこなわれている沿岸域に出没するサメ。では、このような性質を持つサメで、尚且つ特に危険とされているサメたちを3種ご紹介していきましょう。

日本に生息する危険なサメ1.オオメジロザメ

トップバッターはオオメジロザメ。

オオメジロザメは英語名を「Bull Shark」学名を「Carcharhinus leucas」という、メジロザメ目メジロザメ科に属するサメの仲間で、主に温かい海域で暮らしております。ちなみに日本でも英語名から、ウシザメと呼称されることもあります。

日本では沖縄周辺の海での目撃例が多く、その体長は約3m、最大のものでは4mに達する個体もおります。潜在的危険度は後述する魔王ホホジロザメを凌ぐとも言われており、サメの襲撃事件でホホジロザメとされているものの中でも、このオオメジロザメが真犯人であろうといわれているものもあります。

こちらのオオメジロザメが危険視される理由として、汽水域はもちろんのこと、淡水域にも深く入り込むことができ、アマゾン川を3,500kmもさかのぼった記録があります。ちなみに、あのジョーズのモデルは言わずと知れたホホジロザメですが、この映画制作のきっかけになったサメの襲撃事件の一部はホホジロザメが長くは暮らせない淡水域でも起こっているため、河川での襲撃の真犯人はこのオオメジロザメだという意見も存在します。

ということで、淡水であれば、安全かというと、疑問符がついてしまうわけなんですね。しかしながら、現在のところは沖縄以外の河川では目撃例も非常に少なく、オオメジロザメが入り込めるような水深のある大きな河川で泳ぐ文化は日本ではあまりない為、日本の河川の上流域にまでオオメジロザメが入り込むことは少ないかもしれませんが、海水浴場では人が足をつけるような水深の浅い場所にもガンガン入ってくるので注意が必要なサメといえます。

日本に生息する危険なサメ2.イタチザメ

イタチザメは、英語名を「Tiger Shark」、学名を「Galeocerdo cuvier」といい、オオメジロザメと同じく、メジロザメ目メジロザメ科に属するサメの仲間で、こちらも温かい海域を主な住みかとしております。大きさは約4m、最大の個体で7m以上という記録もあり、オオメジロザメやホホジロザメが重量級のサメとすれば、このイタチザメはこの2種に比べると、すこしスマートな体型をしております。

オオメジロザメのように、河川に深く入り込むことはないものの、汽水域やかなり浅瀬にも入り込むサメで、その獲物に全くえり好みがないことから、なんでも食べるサメとしても有名( 魚類、哺乳類、爬虫類その生死状態問わず )。そのような食性から、人が最も警戒すべき種として挙げる意見もあります。以前は日本での北限は八丈島あたりまでとされておりましたが、近年は温暖化の影響もあり、青森などの本来冷たい海とされる海域でも目撃されるようになってきています。

日本に生息する危険なサメ3.ホホジロザメ

もうホホジロザメは有名すぎるくらい有名ですよね。ホホジロザメは英語名を「Great White Shark 」、学名を「Carcharodon carcharias」といい、その体長は約4m、大きいもので6mを超える個体も存在しており、捕食性のサメでは、最大級の巨体を誇っています。

イタチザメの最大クラスと比べると、長さではイタチザメの方が大型化することはあるものの、イタチザメよりも格段にがっしりとして体系をしており、体長が同じ6m程とみても、その体重は約倍ほどの差があるとされております。

人を襲う可能性があるサメとしては、もっとも有名なサメで、おそらくサメというと、このホホジロザメを連想されるのではないでしょうか。住む海域もこの3種の中では一番幅広く、温かい亜熱帯海域から冷たい亜寒帯海域まで幅広く生息しております。このサメを一気に有名にしたのは、やはりあの映画であり、あの映画がきっかけでホホジロザメがまるで海の魔王のごとく扱われるようになりました。映画では、底なしの食欲を発揮し人専門に捕食を行うがごときの表現がされておりますが、実際のホホジロザメはもちろんそのようなことはなく、満腹状態であったなら、特にこちらが何もしない限りは襲ってくることはほとんどありません。

このように、日本海域でそれも沿岸部にまで的を絞ると、人を遅く可能性があるサメは約3種に絞られてきます。またそれぞれ日本近海をメインに生息場所にはしていないため、遭遇する可能性、ひいては襲われる可能性は他の諸外国と比べると、格段に下がりますので、危険度でいえば、むしろ日本近海にもたくさん生息している、アカエイの方が高いといえるのではないでしょうか。

しかしながら、以前にメディアでも放送されたこともありますが、少ないにしろ、日本での襲撃事件は実際にあるところであり、万が一襲われると、かなり深い傷、場合によっては致命傷になることもあるため、もちろんできるだけ遭遇しないに越したことはありません。では、サメとの接触をできるだけ避けるためにはどのようにすればいいのでしょうか。

サメとできるだけ遭遇しないために

サメとの接触を避けるためには、以下のことに注意する必要があるといえます。

サメ除けネットから外に出ない

1990年代に愛媛で起こったサメの襲撃事故以来、多くの海水浴場ではサメ除けネットを設置しているところが多くなりました。え

・・・網なんて簡単に食い破るでし・・・

って思いますよね。でもそれは、映画の中だけのハナシ。映画ではサメ除けネットはおろか、鉄製のケージまで破壊するようなモンスターぶりを発揮していますが、実際のサメはそのようなことはもちろんなく、人を襲うサメとしては最大クラスのホホジロザメでさえ、そのネットに絡まって命を落とすこともあります。(実際漁業用の網に絡まってしまい、多くのホホジロザメが命を落としております。)サメもそのようなイメージは持ちにくいと思いますが、お魚なんです。ですので、網の外にさえ出なければ、サメに襲われる確率も格段に下がります。ですので、海水浴に出かけた際は万一を防ぐためにもサメ除けネットから出ないようにしましょう。また、サメが出没しそうな海域での海水浴を避けるなども襲われないためには重要なことになります。

サメが寄ってくるような行動を避ける

サメは非常に嗅覚が発達しており、かなり離れた場所からでも獲物の匂いを感知することができますので、出血状態で遊泳すると、その血の匂いを嗅ぎ取ってサメが近寄ってくることがあります。ですので、まぁ・・・出血するほどのケガをしているのに悠々自適に遊泳するということはあまりないと思いますが、月経中の女性は注意が必要といえます。また、サメに獲物と思われるような行動も避けた方がいいといえます。サメが人を獲物と勘違いして近寄ってくる例として・・・・

  • 単一色のサーフボードで泳ぐ(特にアシカなど海生哺乳類に間違われるような暗色系の単一色は避ける)→大型のサメの獲物である、アシカなどの獲物と勘違いされる。
  • バタバタと水音を立てて泳ぐ→弱った獲物と勘違いされます。
  • キラキラを付けて泳がない→キラキラしたアクセサリーが光に反射して、魚の鱗と間違って近寄ってきます。

近寄ってきたサメは、まずそれが獲物かどうかを噛んで確かめます。人間が手でそれを確かめるのと同じようなものですが、手で確かめるのと、ギザギザの鋭い歯で確かめるのではその危険性は全く違いますので海水浴などを行う際には、上記のような行動は避けていただけましたらと思います。

最後に

いかがだったでしょう。何かと映画の影響でモンスター路線まっしぐらのサメたちではありますが、しかるべき場所で泳ぐということを守れば、それほど危険視するものではないというのがお分かりいただけたのではないでしょうか。

むしろ、サメが人を襲って死亡させるよりも人がサメを直接的、間接的に殺めている数の方が圧倒的に多く、上記でご紹介したサメたちはじめ、様々なサメたちが現在その数を減らしており、中にはレッドリスト化されてしまっている種も多く存在します。今回ご紹介した3種も絶滅危惧に指定されており、IUCN(国際自然保護連合)ではホホジロザメをVU(絶滅危惧 Ⅱ類)、オオメジロザメ、イタチザメをNT(準絶滅危惧)にランクしています。サメに対する正しい知識を理解し、誇張された恐怖心に踊らされないようにしたいものですよね。

これからの時期、海でのレジャーに出かける機会は多くなるかと思いますので、特に注意したいものです。しかしながら、海も彼らの貴重な住処。入る際は、お互いのためにも、出来るだけ注意を払い、また出来るだけ生息地を汚さないように私たちも注意していかなければと思います。そして自然での遊びの際はそこに生息している可能性がある危険動物たちのことも予備知識として頭に入れていただくと幸いです。ではでは、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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