こんにちは。えたばりゅです。
今回は、発見すると大概の方が恐怖でおののく、ムカデにスポットを当てて、意外と知られていないムカデのヒミツに迫ってみたいと思います。ムカデは、どちらかというと、けっこう嫌われがちな生き物ですが、その一方でこよなくムカデを愛する方たちもいたりするんですね。
そして、その見た目とは裏腹に実はムカデは結構縁起のいい生き物としても知られているんです。そのあたりも交えながら、ムカデの魅力に迫っていきたいと思います。
実は超縁起のいい生き物!恐怖のムカデは戦国大名と承認の憧れ的存在だった!
日本には数種類のムカデが生息していますが、一般的に広く知られていて、よく見かけるのはトビズムカデというムカデになります。トビズムカデは、英語名を「Chinese Red Headed Centipede」、学名を「Scolopendra subspinipes mutilans」という、オオムカデ目オオムカデ科に属するムカデの一種で、その大きさは約15cmにものぼり、時には20cm以上にも達する日本では最大クラスのムカデになります。
食性はその恐ろしい外見のとおり、肉食で、主に他の昆虫を襲って食べていますが、時にはネズミなどの小動物も捕食しております。その獲物には、あのゴキブリも含まれており、軍曹殿やゲジゲジ元帥などとならび、ゴキブリを捕食してくれる超優秀な対G戦闘要員なのですが、トビズムカデ自身も、かなりおどろおどろしい特徴的な外見をしているので、どちらかといえば、敬遠されている生き物ですね。(一部では熱烈なムカデファンがいらっしゃるようです)
意外と知られていないムカデのヒミツ
かなり凶暴なイメージでその見た目もあり、なかなかその隠れた特徴を知らないかと思いますので、ちょうどいい機会ですので、ムカデのあまり知られていない特徴をご紹介しようと思います。
ムカデ 脚の数は100本もない
トビズムカデ問わず、ムカデは漢字で書くと百足と書いて、ムカデとも表現することも多く、かなり脚の多いイメージがあります。ですがこれは脚が多いという表現で百を用いており、実際にトビズムカデに関しても脚の数はおおよそ、多少の個体差はあるものの23対46本にとどまっており、百本以上の脚を持ち合わせているムカデはあまりいないんですね。ちなみに現在のところ一番足があるムカデで173対(346本)。
ムカデは意外に子煩悩
かなり獰猛で冷血感タップリなムカデなのですが、意外に子煩悩で、虫では珍しく、卵が孵るまで、メスのムカデがしっかりと卵を守ります。卵が出来るだけ地面に触れないように抱卵し、卵を頻繁になめて、雑菌がつくのを防いだりします。その期間メスは一切食べ物を口にしないというストイックぶりで、外敵などに襲われるなどの刺激を受けると、その卵を食してしまうほどです。そうやって孵化する約20日間の間献身的に卵のお世話をします。
また、卵から孵った幼体がある程度大きくなるまでは、母ムカデに守られながら育ちます。
ムカデは実は超縁起のいい生き物 戦国武将と承認にはアイドル並みの絶大な人気!
まぁ・・・アレです。アイドル並みというのは言い過ぎにしても、ムカデは多くの方が苦手とする中、その一方で毘沙門天の使いとされており、また自分よりはるかに大きな相手にもひるまず果敢に攻撃性を発揮するところや、どのような相手でも引き下がらないというイメージから、戦国武将は縁起のいい生き物として扱っていて、自分の甲冑などにムカデのデザインをあしらったりと験担ぎ(げんかつぎ)にされておりました。
また、その毘沙門天が鉱山の守り神だということ、脚が多いこと、規則正しい脚の動きなどから、客足が多くなる、客足が乱れない。などのイメージを連想させ、商業面においてもムカデは結構縁起のいい生き物として認知されているんですね。
いかがでしょう。ムカデの意外な一面。その見た目に反して結構縁起のいい生き物として古来より親しまれていたりするんです。
最後に
いかがだったでしょう。今回は、意外と知られていないムカデのヒミツに迫りながら、ムカデの魅力などをお伝えさせていただきました。いかがでしょう?ちょっとだけ、ムカデに対して親近感が湧いたのではないでしょうか。
とはいえ、やはり毒を有していて、その性格も非常に攻撃的ですので、見かけた際には相手を刺激せずに、家などにいる場合は、手を触れずに退出してもらいましょうね。ではでは、今回はこの辺り。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
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