えたばりゅコラム

住民の放った火が小象に引火

こんにちは(^^) えたばりゅです。

今回はインドで起きてしまった残念な事件をシェアさせていただこうと思います。

では、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。少し衝撃的な内容を含みますので、ご注意くださいね。

住民の放った火が小象に引火

何ともショッキングなこのタイトル。まさにその通りのことが、インドのベンガル州で起きてしまいました。

群衆に火をつけられ、逃げるゾウの親子
写真が話題、人々はなぜゾウに火を投げつけたのか?

NATIONALGIOGRAPHIC 日本版 NEWS 動物 2017.11.14 配信記事より

こちら動画ではないので、その衝撃度は幾ばくかは緩和されておりますが・・・。

時折日本でも、野生動物たちが人里に下りてきて、農作物を食べるという問題がメディアで取り上げられたりしておりますのをニュースでみたりしまが、これとまさに同じことがやはり世界各国でも起こっているということが改めてわかるニュースですよね。

村人たちがここまでの仕打ちをするその理由として、私が考えるに2つの理由があると考えられます。

火を放ってまで野生動物を駆逐しようとするその理由

1.自分たちの生活の糧を守るため

農作物はいわば、自らが生きていくうえで必須のもの。これを野生動物たちに食べられてしまっては農作物を金銭に変えることができなくなります。結果、自らはもちろんその家族も飢えることになってしまい、そのようなことは何としても避けなければなりません。自分たちの生きる糧を守るためにその敵を撃退しようするのがその理由のひとつ目に挙げられます。

2.自分たちの所有している土地に入る侵入者を排除するため

え・・・相手は、野生動物ですよ。。。

って思いますよね。

確かに野生動物はじめ、人間以外の種に人間の世界で取り決めた権利を主張するのはおかしく思います。しかしながら、すべての人間の考え方が動物ありきの思考を持っているわけではございません。何らかの理由により、動物たちが嫌いな方もいらっしゃいます。

例えば、野良猫を例に挙げてみましょう。

彼らは、庭で糞尿をすることがあっても、庭で自家栽培している野菜などを食べることはありません。しかし、野良猫が庭に入ってくるだけで嫌悪感を抱かれる方はいらっしゃると思います。その背景として、「人の家の庭に糞尿をまき散らしおって( ゚Д゚)」といったニュアンスの考えがあると考えられますよね。

こちらも、同じことで野良猫に人の取り決めた土地の所有権を主張していることになります。

このように人は自ら所有しているものに対する権利の主張は、時に人間という種の垣根を超えることがあります。そこに自らの生活の糧があれば、その思考が増幅されるのは至極自然なことといえるのではないでしょうか。

しかしながら、

その土地は元々は野生動物たちのもの

これもまぎれない事実としてあるわけでございます。野生動物とて好きで人間の作物に手を出しているわけでなく、自分たちの住んでいる場所が開発などで破壊されてしまい、食べ物などがなくなって人の作物を摂食しているわけでございます。

でなければ、わざわざ危険を冒してまで人里に入り込み農作物を食べるということはしないと断言できます。いわば野生動物たちも生きるために行っていることで生存本能からすれば、こちらも至極当たり前の事であると考えることができますよね。

では、このまま解決策なく、こういった争いは今後も起こっていくのでしょうか。

私えたばりゅが考える解決策

これは実際に何かしらの機関が対策を講じ行われているものではなく、あくまで私えたばりゅ一個人の妄想になりますので、軽く流していただけましたらと思います。

商業植樹に規制を設ける

商業植樹とは、野生動物たちの生活の糧となる木の実や果実の成る木を排除し、人間が商業用に使用する木材、例えば杉やヒノキといった類の商業的に資産価値のある樹木の植樹を行うことを言います。

ですので、一見青々として緑あふれる山に見えても、そこに野生動物たちの糧となるような木の実を提供してくれる木がないといったことがあり、単なる開発だけでなく、こういったところでも野生動物たちの生活の場が狭まっているという問題があります。

こういったものをある程度規制し、野生動物たちが安定して暮らせるような環境を提供するということが、ひいては人里に野生動物が下りてくることを防ぐことになるということになるのではないかと考えているわけでございます。

後は休耕田や耕作放棄地などを何とか、有効に活用できないかなと考えているのですが、こちらの方はスイマセン。休耕田や耕作放棄地という特性上、どうしても人里に近い場所に位置しているため、こちらの方は考えが全然まとまっていませんので、ある程度妄想が固まってからまたご紹介したいと思います。

最後に

いかがだったでしょう。これは、人側が野生動物たちのことも視野に入れていくことが必要になり、生あるものに火を放つのは言語道断であるかと思いますが、直に生活がかかっている方にしてみれば、それを考えることはやはり難しいところもあるかと思います。

自然と野生動物と人間のwinwinな関係・・・。

今はなかなか難しい問題ですが、必ず何か手はあると信じて頑張るのみでございます。これからもしっかりとこういった問題提起含め、現在抱える自然や動物と人間との摩擦を解消するために発信を行っていきたいと思います。では、今回はこのあたりで・・・今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

P.S

小象については、体に少し引火したものの大事には至らなかったことが記事にて記されております。

-えたばりゅコラム