知っておかないと犬の健康や命に関わること 知っておかないと猫の健康や命に関わること

元動物保護施設スタッフが教える 犬や猫に洋服を着せるメリットと注意点

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こんにちは(^^♪えたばりゅです。

犬や猫などペットが洋服を着ている姿って最近では、結構見かけるようになりましたよね。

ただでさえ、目に入れても痛くない愛犬や愛猫がさらにかわいい姿に変身を遂げるので、飼い主様の需要も高く、ペット用品店を見ても、洋服の占めてる売り場面積がかなり大きくなってきていますよね。

そんなペットの可愛さを何十倍にもしてくれる、有難いアイテムなのですが、

その一方で

  • ちゃんと進化に応じた体毛があるのだから、服を着せると、かえって体調に良くない。
  • 服を着せることによって、ペットのストレスにつながる

といった、反対意見もあります。

でも、その一方で犬や猫の洋服着用は、単に飼い主様の自己満足だけでなく、ペットたちにもたらすメリットも、しっかりとあるんですね。

しかも、そのメリットの中には愛犬や愛猫の健康状態。もっと言えば、寿命を左右する重要な要素もあります

今回はそんな犬や猫の洋服がペットたちにもたらすメリットと、洋服を着せるにあたっての注意点をご紹介していきたいと思います。

犬や猫に洋服を着せるメリットと注意点

もちろん反対意見がおっしゃっている通り、本来犬や猫にはその地域で、快適に暮らすための体毛が備わっており、洋服を着せることによって、かえって体調を崩してしまうリスクもあります。

ただ、その個体の

  • 体格
  • 種類
  • 年齢
  • 体調

などによっては、着せたほうがいい場合もあります。

また、日本の場合、四季がありますので、そういった季節にもその是非が左右されるところがあります。

では、それぞれの理由について述べていきましょう。

体格・種類

これは犬たちの種類や大きさによりその身体特徴から理由付けしたものでして、中型犬クラス以上の大きさの犬たちにはアンダーコートと呼ばれる、体毛の下にびっしりと短い毛が生えていることが多いんですね。

このアンダーコートが、冬は犬の体から体温が逃げないようにしっかりとした役割を果たしております。

逆に夏には夏毛という毛質に生え変わり、通気性に富む体毛へとシフトチェンジしますので、人間でいうところの、洋服の代わりを体毛で補っているといえるんです。

それに対して、小型犬は、基本的に室内で暮らすことを前提に交配されてきた犬種たちですので、

チワワなど一部の例外を除き、アンダーコートと呼ばれるものが存在しません

小型犬と共に暮らされている方はご存知かと思いますが、春中ごろと秋中ごろの換毛期と呼ばれるものが小型犬のほとんどの種類にはないかと思います。

そのようなことから、冬に保温性を保つアンダーコートがない状態ですので、体温調整が中型犬以上の大きさに比べると苦手になります。

言い換えれば、低体温症を引き起こしやすい体質といえますので、冬季には洋服でその体の機能性を補っていくのが、好ましいといえます。

・・・ただし、洋服を着せたからといって、小型犬を外飼いして良いわけでは決してありません。

小型犬は室内飼育が適正飼育法となっておりますので、しっかりと室内で飼うようにしましょう。

では参考までに、小型・中型以上の具体的な犬種の一例をご紹介しておきたいと思います。

小型犬

  • チワワ
  • トイプードル
  • ダックスフンド系
  • ヨーキー(ヨークシャーテリア)
  • マルチーズ
  • ポメラニアン

など

中型犬

  • 柴犬以上の体格の日本犬
  • ボーダーコリー
  • コーギー系
  • シェルティ(シェットランドシープドッグ)

など

これらの体格以上のほとんどの大型犬もアンダーコートがあります。

年齢・体調

これは人間でも当てはまることなのですが、犬たちも年を重ねるとともに、体の各機能はやはり衰えてきます。

体温調整機能も例にもれず、年を重ね、老犬になればなるほど、その機能も弱まってきます。これはもちろん猫にも同じことが言えます。ですので、若い頃は全く大丈夫であった気温でも簡単に低体温症になってしまったり、逆に熱中症になる危険性が高まります。

ですので、冬季は特に老犬に関していえば、その体格、種類問わず洋服を着せることで、そういった体のシステムの衰えを補うことができます。

ただし、あまりにも重ね着をさせると今度は逆に熱中症にかかる危険性がありますので、その日の気温や、犬の状態を見ながら調整していただけましたらと思います。

犬に関してはその大きさによって老齢期の始まりは異なりますので、もし共に暮らされている犬の老齢期がお知りになりたいばあいは、こちらの記事 犬と猫の一生 をご覧いただけましたらと思います。

また、病弱であったり何かしら体調を崩している時などは、体の体温調整機能も弱っていることがありますので、こちらは年齢に関係なく、洋服を着用させることを、獣医さんと相談の上、ご検討いただけましたらと思います。

季節

日本には、四季と呼ばれるものがあり、その季節によって気温が上下しますよね。

しかし世界は今やグローバル社会。

アフリカなどの暑い国原産の犬種、もしくはその全く逆にアラスカなどの寒い国原産の犬種もおります。

犬たちの「生まれ」もそれぞれです。

そして、寒暖関係なく体毛がほとんど存在しない犬(猫)(具体例:チャイニーズクレイスティッドドッグ・スフィンクスなど)種もあります。

ということは、その原産国において寒さが苦手な犬種、得意な犬種とあるわけでございまして。

ですので、共に暮らしている犬たちの原産国がどこであるか。

ということもその如何の判断材料にしていただければと思います。逆に言えば、寒い国原産の犬種においては、日本の寒さの何倍も寒いところで暮らしておりますので、日本の寒さなど痛くもかゆくもないというところになります。

以上、犬に洋服を着せることにおいて、犬の体のシステムや健康状態、種類などに重点を置いてその基準とさせていただきましたが・・・。

ということは、裏を返せば、

健康で若い中型クラスの犬種ならば、特に洋服を着せる必要がない。

ということになってしまいます。

そうはいっても

いや、分かります。

ただでさえ、目に入れても痛くないような可愛い愛犬や愛猫が洋服を着ている姿を目にすると・・・飼い主様としてはもう・・・

冒頭で申し上げた通り、

可愛さ余って可愛さ百億倍

という感じですよね。

ちなみに私事で僭越ですが、我が先代犬、チロちゃんも柴犬でしたが、シニアを過ぎたころからは、洋服着用が日常でした。

そこで、洋服を着せることにより防ぐことができる、健康上のリスクをご紹介していきましょう。

洋服を着せる健康上のメリット

ノミやマダニなどの付着を防ぐ

まず初めに、ノミやマダニなど犬猫にとって命に関わるような病気を媒介する、虫の付着を防いでくれます。

ただこれには、注意点があり、

その服の素材がどういった素材でできているか。

に注意を払う必要があり、材質としてはナイロンなどのツルツルとした素材の洋服を着せておくことで、その効果が得られやすいといえます。(あくまで付きにくいというもので完全にその付着を防げるものではありません。)

上記で述べたとおり、マダニやノミなどはバペシア症をはじめ、

命に関わる病気を媒介する

ことがありますので、少しでも、その付着を防ぎたいところ。

布製などの素材に関しては、直接犬や猫の体に付着することが防いでくれますが、素材的にノミやダニが素材に付着しやすいものになりますので、犬の場合、お散歩から帰ってきたら洋服を取り換えるなど、こまめなケアをしていただけましたらと思います。

紫外線を防ぐ

こちらも効果的な効能でして、降り注ぐ紫外線を防いでくれるというもの。

特にペットたちにサマーカットを施した場合、どうしても紫外線を受けやすくなってしまいます。

ですので、薄手の通気性の良い洋服を着せることで、その脅威から大切なペットたち守ることができます。

では、次に洋服を着せるときの注意点をご紹介していきましょう。

洋服を着せるときの注意点

犬や猫の状態を注視しておく

先にも触れました通り、犬や猫には体毛という、洋服を着なくても自らの体温を一定に保つことを助ける機能が備わっております。

それは弱まったりすることもあるものの、体調を崩していたり、老齢期になっても失われるものではありません。

ですので、口を開けて舌を出して息をしていたりすると、それは体温が上がっているという証拠になりますので速やかに脱がす必要があります。

必ずサイズが合ったものを着用させる

これは、見た目だけのものではなく、体より大きい、ダブついた洋服を着せると歩行時などに洋服が足に引っかかるなどして、転倒してしまい、

最悪骨折につながったりします。

逆に小さすぎるものは体を圧迫するだけでなく、体毛が抜け落ち、その摩擦から皮膚炎にかかる可能性もありますので、洋服を着せる際には必ずその個体のサイズに合ったものを着用させていただければと思います。

嫌がったら潔くあきらめる

これはこのブログをご覧いただいているアナタには言うまでもないことと思うのですが、

本来犬や猫たちは洋服を着るような進化を遂げてきていないですよね。

ですので、その個体によっては洋服を着ることを嫌がったりする個体もいます。

そういう個体に、洋服を着せることを強いてしまえばそれはストレスにつながってしまい、ストレスというものは人間のそれと同じく、様々な病気を併発するばかりか、そのペットの命を縮めてしまうこともあります。

冒頭で反対意見として取り上げましたが、事実、

死因がストレスということもあるんです。

ですので、最優先事項はやはり、可愛い愛犬や愛猫が少しでも長く健康でいてくれることということを思い出していただき、

もし嫌がっているのであれば、潔くあきらめる

ということも愛犬や愛猫にとって大切なことといえますよね。

最後に

いかがだったでしょう。今回は巷で割と賛否両論ある、ペットの洋服についてスポットを当ててみました。

絶対にダメだ!

いや絶対に正しい!

といった、偏った意見にとらわれず、その一長一短を十分に理解したうえで、着用させたいものですよね。ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます(^^♪

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