えたばりゅコラム

実はメッチャいいヤツ!嫌われ者となってしまった動物たち MILD

こんにちは。えたばりゅです。

今回は、私たち人間のイメージなるもので、風評被害を受けていたり、マイナスイメージを持たれてしまっている動物たちをご紹介し、そんな動物たちのイメージアップを図ってみたいと思います。

あなたがかなりマイナスイメージを持たれている動物たちも、このコンテンツをご覧いただくことによって、そのイメージがからりと変わること請け合いですので、今回も是非最後までお付き合いいただけましたらと思います。

本当はこんなに優れている動物たち マイナスイメージを払しょくしよう

では、まずは童話や物語、そしてメディアなど、様々な媒体からの表現で、「ずるい」・「狡猾」、「ふてぶてしい」といったマイナスイメージを持たれてしまっている動物たちをご紹介しようと思います。

嫌われ者動物の汚名返上1.オオカミ

言わずと知れたイヌ科の動物で、私たちの伴侶動物として長年暮らしている、イエイヌたちの祖先でもあります。その見た目の美しさから、強さやカッコよさの象徴としても知られていますが、その一方で、赤ずきんちゃんを食べようとしたり、いたいけな子豚ちゃんを襲おうとして家まで破壊する。といったように、物語の世界、特に西洋では悪役として登場することもかなり多く、そういったことからオオカミにはあまりいいイメージを持たれていない方も多くいらっしゃいます。

笑えないリアルな事件としては、「ジェヴォーダンの魔物」事件。

18世紀のフランスで起きた、獣による襲撃事件とされておりますが、実際に襲ったのはどの動物なのか、今も断定されておりません。ただ、オオカミに似た獣という目撃証言だけで、当時その地域に暮らしていたオオカミが片っ端から殺されてしまったという悲しい事件があります。

しかしながら、実際にはオオカミは食物連鎖を維持していくうえでは欠かせない動物で、オオカミたちがいるので、草食動物たちが増えすぎるのを防いでいくれております。草食動物たちが増えすぎると、その草や木の葉が食べつくされてしまい、環境に多大な悪影響を及ぼしてしまうんですね。そして今まさにこの問題に直面しているのが日本というわけなんです。

また、狡猾、ずるいというよりはその優秀な頭脳を駆使した優れたハンティングをすることでも知られており、仲間と協力し合って自分たちの数倍もある獲物に立ち向かうことでも知られております。

ハンティングする際の各々の役割分担がしっかりと計算されているんですね。

嫌われ者動物の汚名返上2.キツネ・タヌキ

この両者がそろった時点でこれはもう、どういうイメージかわかりますよね。お察しの通り、オオカミと同じく物語などでマイナスイメージを持たれてしまっている動物になります。昔話では、人を化かしたり、騙したり、少し踏み込んだところでは、お婆さんを殺害したりと、かなり悪役ぶりが目立っていますが、もちろん実際には、そういったことはもちろんなく、狩りの際もだまし討ちを図ったりすることもありません。

当然ながら、何かに変身して人を驚かせて喜んだりといったこともありません。

それどころか、タヌキは古来よりお金の精霊としても扱われてきた経緯があり、有名な信楽焼のタヌキの置物は商売繁盛のご利益の他、体の各部位に様々なご利益があるとされております。

また、キツネのほうも京都伏見大社といえば、ピンとくる方も多いかと思いますが、お稲荷様として、こちらも田畑の神様や商売繁盛の神様として祀られています。

嫌われ者動物の汚名返上3.ライオン(オス)

こちらは、一部メディアの見せ方の風評被害者といえます。ライオンのオスといえば、雄々しいタテガミを持ち、百獣の王など、強さの象徴として知られておりますが、その一方で、

  • 自分は狩りをせず、メスが苦労して仕留めた獲物をメスよりも先に強奪し、一番美味しくていいところを一番に食べてしまう
  • 狩りをメスばかりに任せ、自分は寝てばかりいる

といった体たらく的マイナスイメージがあります。

確かにライオンのオスは、狩りに参加することは少なく、メスが仕留めた獲物を一番に食べるといったことがあります。ただ、ライオンのオスは狩りに参加しないのではなく、参加することが少ないという点。この辺りが誤解を呼んでしまっています。

オスが狩りに参加するシチュエーションとしては、対象の獲物がメスだけでは仕留めきれない大物であった時。

こういった時にはオスは率先して狩りに参加します。例えば、バッファローやキリン、ゾウなどに挑んだ時ですね。ただ、こういった大物はもちろんライオンにとってもかなりリスクが大きい相手で、下手をすれば返り討ちに遭い、運が悪いと命を落としてしまう危険性もあります。

ですので、普段はメスたちがシマウマやヌーといった体格にあった獲物を狩り、そういった獲物がいないときは決死の覚悟を持って群れを存続させるべく、こういった大きな獲物に挑んだりします。そういった時はオスも積極的に狩りに参加しているんですよ。

また、ライオンのオスにはしっかりとした、重要な役割があります。

それは、縄張りと群れの安全を守るということ。

ライオンはネコ科の動物にしては珍しく、群れで生活している動物で、群れの長は一頭、もしくは数頭のオスになります。そしてそのオスを頂点として、オス以外は基本的に血縁関係にあるメスたち構成されております。

ただ、群れのオスたちが注意しないといけない点は、他のオスたちがいつも群れの座を虎視眈々と狙っているのです。そして、もしその争いに元からいたオスが負けてしまったら、そのオスはその群れを追い出されることになります。

そして、それだけではなく、元のオスとメスたちの間に生まれた子供たちは新しく群れの頂点の座についたオスによって皆殺しにされてしまうんですね。

ですので、そのようなことがないよう、ライオンのオスたちは、メスたちが狩りに出ている間は縄張りを巡回し、別のオスの痕跡がないかパトロールしたりするわけです。

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嫌われ者動物の汚名返上4.ハイエナ

もうこの御仁は、自然界のキングオブ風評被害者といっても過言ではないでしょうか。

ハイエナと聞くと、やはり多くの方が持たれているイメージとして、「ずるい」、「狡猾」、「意地汚い」、「横取り」といったかなり悪いイメージを持たれているかと思います。

その理由として、TVなどで、よくライオンやチーター、ヒョウなどが苦心して仕留めた獲物をどこからともなくやってきたハイエナたちの群れが、横取りしてしまう映像が流れていたりします。

そして、獲物を横取りされたチーターなどが呆然と立ち尽くすといったような、いかにもハイエナが悪いヤツ極まりないヤツ的な立ち位置にされてしまっていることが多くあります。

ですが、獲物の横取りは自然界では日常茶飯事に行われていることであり、生きるための必要な手段として、多くの地域で見受けられる光景になります。

ですので、決してハイエナばかりが横取りしているのではなく、同じ肉食動物同士ではよくある光景なんです。

逆に、ハイエナが仕留めた獲物をライオンなどが横取りすることも日常的にあるんですよ。ただ、そういった場面はあまり流れないので、ハイエナには横取り野郎といった風評被害が発生しているといえます。

実際ハイエナたちは自身の食生活の半分以上は自ら狩りをして得た獲物を食べていたりするんです。

・・・

おっと、この分だとちょっと長くなりそうなんで、今回はこの辺りで締めたいと思います。まだまだマイナスイメージを持たれてしまっている動物たちは多くいますので、続きは次回にご紹介したいと思います。

っていうか、次回のほうが本番かな・・・。

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では、とりあえず、今回も最後までお付き合いいただきありがとうございます。次回もお楽しみに。

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