こんにちは(^^♪えたばりゅです。
いきなりで恐縮なのですが、なんか年々台風の威力が増してきてるような気がしません??
これも温暖化の影響でしょうか。
やはり、温暖化の影響というのはそろそろ私たちが体感するレベルにまで浸透し始めているのかもしれませんね。ひと昔に比べると、私たちの環境に対する意識というのは格段に向上してきているといえますが、さらなる意識変化が必要といえそうです。
こういった温暖化のあおりを受けるのは、もちろん私たち人間だけでなく、野生動物はじめ、ペットと呼ばれる伴侶動物も然り。以前に比べると、「ペットは家族」という認識をされておられ、雨などが降ると普段外で飼っている飼い犬も家の中に入れてもらっている様子を目にするようになりましたが、中には台風でかなり激しい風雨にもかかわらず、普段の天候と同じく外にいる飼い犬もちらほら。
頑固親父なあなたに捧ぐ 飼い犬を台風の時外においておくことの危険性
私が住んでいる住宅の近隣でもそういったお宅が一軒あるのですが、そのお宅も、いわゆるペットの飼育放棄、いわゆるネグレクトと呼ばれる一種の虐待行為に及んでいるのではなく、散歩もきっちりとされておりますし、家族として可愛がっている様子も感じられております。
そのお宅なりに、お庭に飼い犬が風雨にさらされないような工夫も凝らしておりますし。その御仁が台風前に飼い犬のために、一生懸命トンカントンカンDIYされてたことを私は知っているw
ただ、昔ながらの考え方。と言いますか、
「飼い犬は外で飼育するもの」
という、ご自身の考えを持っておられるんですね。もちろん、それはそのお方の考え方ですので、私がどうのこうのそのお宅に口を出すことはありませんが、やはり雨の日はともかくとして、台風など荒天の日は、例え自宅の庭だったとしても思いもよらぬ危険が潜んでいるもの。
そして、それは時に飼い犬の命を脅かすこともあります。そこで、今回は荒天の日に飼い犬を室外においておくことが、
いかに危険な状態であるか。
そのあたりをご紹介しようと思います。
荒天時はこんなに危険 その具体例
荒天時には私たち人間が認識できる危険ももちろんありますが、犬や猫特有の危険性もあるんですね。では、具体例をご紹介していきましょう。
1.普段あるものが凶器に変わる
私たちが台風の日などでよく、暴風雨にさらされながらレポーターの方が必死でその様子をレポートされている姿を目にしますが、その時、同じくよく目にするのが様々なモノが暴風によって吹き飛ばされている様子であったり、木々が大きくしなっている様子。
ああいうものって、当たり前ですが、全てが凶器になりえるんです。例えば街中での商店の大きな看板。シャッター。こういったものが風により吹き飛ばされると、万が一その周囲にいた時、非常に危険になります。特にシャッターなどは、こちらに飛んでくる角度によっては、
鋭利な刃物が飛んでくるのと同じ
なんですよね。
もちろん、家でも風が強いと、瓦が落ちて来たり、屋根が剥がれたり、庭の木々が折れたり、場合によっては窓ガラスが割れたりと、普段の生活ではなかなか想定できないような危険が潜んでといえます。もし、そういったものの下敷きになってしまったら、多くの場合致命傷になってしまいます。
2.脱走
荒天時などは、明らかに周りの様子が普段とは大幅に変わるので、犬や猫の脱走確率も格段に上がるんですね。こういう時はパニックに陥っていますので、普段であれば乗り越えないような塀や柵を容易に乗り越えることはこのブログではよくお伝えさせていただいておりますが、
こういった荒天時に脱走してしまったペットは、発見までにかなりの日数がかかってしまったり、見つからなかったりする傾向が多くなるんです。
それはなぜかというと、犬や猫の最大の武器ともいえる感覚が効きづらくなってしまっているからなんです。その感覚器官は
嗅覚
犬や猫は私たち人間よりも優れた嗅覚を持っていることは、このブログをご覧いただいているあなたであれば、既にご存知のことかと思いますが、こういった荒天時は特に犬が最大の武器としている嗅覚が効きづらいんです。
なぜかというと、台風で風のみが吹いているシチュエーションというのはあまりなく、多くの場合
雨
を伴います。雨は当たり前ながら、水。
水は犬たちが頼りにしている匂いの粒子を流してしまうんですね。おまけに荒天時ですでに雨が降り始めている状態で脱走してしまえば、雨で匂いが残りにくいうえにさらに雨が続くことによって、脱走時に残ったそのわずかな匂いの粒子もすぐに流されてしまいます。
ですので、犬たちが平静を取り戻し、匂いを頼りに家に帰ろうとしても、帰ることができなくなることが多いんです。
聴覚
こちらは主に猫たちが普段武器としている感覚になりますが、この感覚器官も荒天時では聴きづらくなってしまいます。
猫たちは脱走しても、犬のように時間と共に遠くへ離れてしまうことは少なく、多くの場合は近隣で固まってしまっている傾向があるということは以前お伝えさせていただきました。近隣で隠れていれば、脱走しても飼い主の声や足音など、聞きなれた音を聴き分けて帰ることができそうでありますが、やはり荒天時はそうはいきません。
風や雨音によって、周囲の音がいつもとは比べ物にならないほど聴き分けづらくなっており、恐怖でパニックになっているうえに、そういった雨風の音に妨げられては、音を聴き分けるということは非常に困難になってしまいます。
また、犬は普段周りを散歩していたり、外飼いの猫であれば普段歩きなれた散歩道がありますが、台風の跡はそういった周りの環境も激変してしまっていることがあり、その地域になれた犬であってもこういう場合は、環境の認識もしづらいんですね。
こういったことがあり、荒天時の脱走は、普段のそれよりもペットたちが見つかりにくい、もしくは見つからない。
という傾向があります。
もちろん、先に述べた看板やシャッターが飛んで来たり、車にはねられてしまったりする事故も普段の感覚と意識が働きにくい分、そういった事故に巻き込まれる確率も多くなってしまうんですね。
・・・という感じで、ざっとその危険性を羅列してみましたが、こういった荒天時は私たち人間だけでなく、ペットたちにも非常に危険だということがお判りいただけたのではないでしょうか。
最後に
いかがだったでしょう。今回は台風など、荒天時に潜む危険性をペットたちの視点からお伝えさせていただきました。
ね?こうやって見てみると、けっこう危ないでしょ。
というわけで、全国に数多おられる頑固親父な方々。たまには奥様やお子様の意見も取り入れるといいかもしれませんよ。本当は中に入れてあげたいんですよね( *´艸`)
では、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます(^^♪