こんにちは。えたばりゅです。
こちらでは世界に住む危険な動物たちをご紹介しております。世界には日本では考えられないほど、危険な動物たちが暮らしているものでして、その恐ろしさたるや、万が一日本でその動物が見つかったら、まず大混乱を免れないような動物たちでございます。
前回は、南米アマゾンに住む危険な動物たちを水棲動物に絞ってご紹介したので、今回はアマゾンに住む超危険な動物たちを陸生動物に絞ってご紹介したいと思います。
アマゾンは野生動物の宝庫。中でもアマゾンの熱帯雨林に生息する動物たちはピラニアやアナコンダもビックリの超危険なヤツらが生息しております。
そんな超危険な野生動物の中でも、選りすぐりの5種をお伝えしようと思いますので、是非今回も最後までお付き合いいただければと思います。
日本にいたら大混乱必至!アマゾンにすむ超危険な野生動物たち 陸生動物編
アマゾンといえば、やはりアマゾン川と並んで有名なのは、アマゾンの熱帯雨林。冒頭で申し上げた通り、その森林面積は何と、世界の森林の半分以上の面積に相当します。
そんな場所なんで、別名「地球の肺」という呼び名もあるほど。
まぁ、これだけの形容をされる規模の場所ですので、生息する動物たちも多種多様、非常に多岐にわたります。
そしてその中には、人間にとってかなり危険やヤツらも数多く、もし日本での生息が見つかれば大々的なニュースになり大混乱に陥る可能性がある動物たちも生息おりましてですね。では早速ご紹介していきましょう。
アマゾンに生息するキケンな野生動物1.ヒアリ
陸生動物部門のトップバッターはやはり、このヒアリではないでしょうか。日本でも少し前に貨物船に紛れ込んでいて大騒ぎになりましたよね。
英名でも「Fire Ant」と日本名と同じニュアンスで呼ばれており、何でこんな名前かというと、このアリは毒針を持ってるんです。
日本ではアリが毒針を持ってるってのは、あまりイメージが湧かないかと思いますが、そもそもアリはハチ目に分類されていて、いわば蜂の親戚にあたるんですね。日本で刺すほどの毒針を持ってるアリはいませんが、諸外国では結構強烈な毒針を持ってるアリは多くてですね。
このヒアリもその中の1つというわけです。
その名の通り、ヒアリに刺されると、まるで火を押し当てられたのごとく強烈な痛みが走ることから、この名前が付いております。
ただ、メディアでは大騒ぎになっていましたが、刺されても死に至ることは稀です。ただ、やはり死亡例もあり、ヒアリに刺されて命を落とすケースはそのほとんどが、アナフィラキシーショックによるものです。
アマゾンに生息するキケンな野生動物2.グンタイアリ
実は、アマゾンにはもう一種類恐ろしいアリが生息しておりまして、その名もグンタイアリというアリ。
こちらの呼び名は個体名ではなく、世界中に仲間が生息しているグンタイアリ亜科のアリの総称なのですが、その名前の通り、軍隊のごとく統率のとれた動きが特徴です。
日本に生息するアリのように、特定の巣を持たず、絶えず大群で移動し、その移動先にいる昆虫や小動物といった獲物を片っ端から食い殺します。
いわば集団殺戮マシーンですね。
普段獲物となるのは、昆虫やネズミの仲間、そして小鳥などですが、場合によっては馬や牛などの大型動物も食い殺されることがあり、その猛威は人間にも及ぶことがあります。
こちらは毒針ではなく、集団という武器を使用しますので、ある意味ヒアリよりも危険といっても過言ではなく、アマゾンはもちろん世界レベルで見ても最強の昆虫といっても過言ではないでしょう。
そんなグンタイアリに関しては、こちらの記事でもその戦慄の詳細を取り上げておりますので、良ければ合わせてこちらの記事もお読みいただけると幸いです。
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このように、アマゾンは小さなアリでも、私たち人間にも危険が及ぶような種類が生息しているんです。
では、アマゾンに生息している、危険な昆虫をもう一種類ご紹介しましょう。
アマゾンに生息するキケンな野生動物3.タイタンオオウスバカミキリ
こちらはカミキリムシの仲間なのですが、ギリシャ神話に登場する巨神タイタンの名を冠するとおり、特筆すべきはその巨大さ。
日本では、ミヤマカミキリ、ゴマダラカミキリといったカミキリが生息しておりますが、その大きさは最大種ミヤマカミキリで約5cmから大きくても6cm弱。
対するタイタン君はというと、なんとミヤマカミキリの3倍以上!
約17cmに迫る大きさなんですね。
まぁ、口で言ってもその巨大さはピンと来ないかもしれませんので、タイタン君のその雄姿が撮影されている動画をご覧ください。
※夜間におけるライトトラップの様子を撮影しておりますので、タイタン君の他、多数の昆虫たちが映りこんでおります。
耐性の低い方、昆虫類が苦手な方はトラウマレベルですので、閲覧には十分お気をつけください。
ダイジョブですか?
一応・・・注意しましたよ?
・・・
そうですか。
やっぱりタイタン君の溢れ出る雄姿を一目見たいですかw
では、・・・
どうぞ!
いかがでしょう。もはやラジコンカーですよね。
もうお分かりかと思いますが、なんで危険かというと、その巨大でものすごい大アゴ。
元々カミキリムシの大あごは樹木の皮や枝などを食べるために発達しておりますので、その力も強烈なんですね。
昆虫好きであれば、幼少時代にカミキリムシに咬まれたことが一度はおありかもしれませんが、カミキリムシに咬まれると下手をすると縫合レベルの傷を負うことがあります。
日本のカミキリムシでさえそのレベルなんで、このタイタン君にもし咬まれたりすると、指なんて簡単に飛んでいってしまうレベルになります。
また、咬まれた箇所が運悪く動脈が通っている場所であれば・・・
そう考えると、昆虫も屈強な種が闊歩するアマゾンですが、ヒアリやグンタイアリとはまた違った恐ろしさといえるのではないでしょうか。
アマゾンに生息するキケンな野生動物4.ピューマ(クーガー)
ピューマは別名アメリカライオン、マウンテンライオンとも呼ばれるネコ科動物の仲間で、地域によっては「クーガー」と呼ばれたりもしております。
ピューマといえば、ロッキー山脈など北米のイメージが強いのですが、意外とその生息地域は広く、カナダから南米最南端付近のパタゴニアにまで生息しており、もちろんアマゾンにも生息しております。
平均体長約1.5mとライオンやトラなどと比較するとその体自体は小さいですが、力はかなり強く、自分より大きなシカなどにも積極的に襲い掛かり獲物とします。
獲物となった動物の中には、飛びつかれた際の強烈な衝撃で骨折してしまった獲物も発見されており、その力の強大さを垣間見ることができます。
そして、時にはあのグリズリーでさえ、ピューマに圧倒されることもあるんですね。
「母は強し」はやはり自然界も同じですが、平均的なピューマの体重はメスで約40~50kg。対するグリズリーは、例え体の小さいメスでも、その平均は約170kg。
この体格差の中で、グリズリーを圧倒する母ピューマ。子を守るためとはいえ、その凄まじい迫力が垣間見える動画ですよね。
ピューマは本来比較的標高の高い場所が生息地域のため、人間との接点はあまりなかったのですが、近年人間がピューマの生息する山間部に入り、襲われるという事例も起こり始めております。
また、開発などでピューマの住む場所がなくなり、人里に降りてきてトラブルが発生するという、日本と同じ問題も起きております。
野生動物がいる山に入るということは、彼らの生息地域に足を踏み入れることであり、出会わないようにこちら側が細心の注意を払う必要があるのは、やはり海外も国内も変わらないといったところでしょうか。
アマゾンに生息するキケンな野生動物5.ジャガー
こちらについては、もう王道というべきか、やっぱりね。というべきか、アマゾン危険動物シリーズの大トリを飾るにふさわしい、アマゾンの王者ではないでしょうか。
ジャガーはトラ、ライオンに次いでネコ科動物の中では第3位の大きさを誇っており、アメリカ大陸に生息するネコ科動物としては最大の大きさを誇っております。
王者の風格ふさわしく、アマゾンの生態系の頂点に君臨し、前回ご紹介した、オオアナコンダ、ピラルクーなどもジャガーの捕食対象となっていましてですね。カイマンなどのワニの仲間も、ジャガーの餌食となります。
またジャガーはネコ科動物としては珍しく,、水場を好む習性を持っており、水中にも平然と入っていき、その名前の由来となった「一撃で殺すもの」のとおり、水中から隠密に忍び寄り、ワニをとらえたりします。
ただ、その恐ろしげな名前とは裏腹に、警戒心が強く人間の前には滅多に姿を現さないため、ジャガーが人間を襲ったという報告はほとんどされておりません。
また、ジャガーはアフリカやインドなどに生息するヒョウとかなりその姿かたちも似通っていますが、種類的には・・・
・・・っと。
僭越ながら、ジャガーは私の大好きな動物の一種ゆえ、こちらでジャガーについて詳しくご紹介しておりますので、ぜひこちらの記事も良ければ合わせてご覧いただけると幸いです。
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もちろんジャガーもネコ科屈指の強力な捕食動物。万が一襲われればもちろん無事ではありませんが、他のネコ科動物たちと違いこういった事例が聞こえてこないのにはユキヒョウと同じく何かしらの理由があるのかもしれませんね。
最後に
いかがだったでしょう。今回はアマゾンに生息する超危険な動物たちを陸生動物に絞ってその中でも、厳選して5種の動物をご紹介させていただきました。
森林破壊の進むアマゾンですが、やはりその規模は果てなく壮大で、毎日のようにアマゾンから新種の生き物が発見されております。
もしかしたら、この先、私たちがあっと驚くような動物たちが発見されるかもしれませんね。
そのためにも、地球最後の秘境と呼ばれる素晴らしい自然環境を是非とも後世に受け継いでいかねばですね。
では、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
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