こんにちは。えたばりゅです。
今回は、知らない人がいないくらい有名な鳥、ダチョウの知られざる特徴に迫っていきたいと思います。実はダチョウには鳥類で唯一ダチョウだけが持つ特徴があったりするんです。
ではでは、早速世界最大の鳥ダチョウの秘密に迫っていきましょう。
世界最大の鳥ダチョウ その巨体に隠された特性とダチョウにしかない秘密とは
まず最初にダチョウとはどんな鳥っていうところを簡単にご紹介させていただくと、英名を「Ostrich、Common Ostrich」、学名を「Struthio camelus」という、ダチョウ目ダチョウ科ダチョウ属に属する鳥類で、アフリカの中部区域、南部が主な生息地となっております。
オスとメスで羽毛の色が異なっており、オスは黒と白、メスは灰色がかった茶色をしております。上の画像でいうと、手前がオス、奥がメスでその横にいる小っちゃくて可愛いのがダチョウのヒナですね。
そしてもうこれは改めてご紹介するまでもないと思いますが、現生の鳥類では世界最大の巨体を誇り、その頭までの高さは成長した大きなオスで、約2.5m、体重約160kgにもなります。
且つダチョウもれっきとした鳥類なので、翼を持っているのですが、その翼は体の大きさにしてはあまりにも小さく、それに加えてこの巨体ですので、もちろん飛ぶことはできません。
その代わりにダチョウは脚をかなり発達させた鳥類なんですね。
ダチョウの特徴1.強靭な脚の強烈な破壊力と走るスピード
ダチョウは飛べない分、脚力をかなり発達させており、そこから繰り出されるキック力はかなり強烈で、ダチョウのキックを喰らってしまうと、人間の大人でも蹴り殺されてしまうような破壊力を持っております。
そして、この強力な足でご想像できる通り、かなり早く走ることができます。2本足でありながら、なんと時速約70kmものスピードで走ることができ、また持久力も強烈で、この70kmのスピードを約30分間も持続させることができるとされているんですね。
この持久力にある程度食らい付くことができるアフリカの捕食者はリカオンのみですが、リカオンは体の大きさは中型犬から大型犬くらいの大きさということもあり、捕食動物では随一の狩りの成功率を誇るリカオンの持久力とチームワークをもってしてもダチョウを仕留めるのは難しいんですね。
と、これは結構知られているダチョウの代名詞といっても過言ではないダチョウたる真骨頂ですが、これからご紹介するのはダチョウの知名度からすると、あまり知られていない事実。
では、ダチョウの秘密に迫っていきましょう。
ダチョウの特徴2.ダチョウは実は雑食動物
ダチョウってそのネームバリューは鳥類でもトップクラスだと思いますが、その食性はあんまり知られていないのではないでしょうか。
これだけ早く走るので、そのスピードで獲物を猛追する捕食者っていう感じもしますが、実はダチョウは普段植物を食べて生活してるんですね。
稀に小型の爬虫類や昆虫も摂取したりするので一応ダチョウは雑食に区分されるんですが、ダチョウの主な食事は草や草の根、また植物の種といった植物性のものが大半を占めております。
そして、腸の長さも非常に長く、一部の植物食哺乳類と似たような体内システムを有していることから、ダチョウは植物食鳥類と定義する説もあるようです。
ダチョウの特徴3.ダチョウには膀胱がある
そしてダチョウが持っている最大の秘密がこれ。ダチョウには膀胱があるんですね。
え・・・
って思いました?
そんなの別に秘密でも何でもないでしょって思いますよね。
でも、実は鳥類たちには膀胱がなくて、鳥類は排尿、排便は同じというか、私たち哺乳類とは違い、総排出腔という器官から同時に排出されるんです。
私も経験があるんですが、道を歩いていたりしたとき上から鳥さんの落し物が服に引っ付いたことってないです?
私たち哺乳類とは少し。。。いや、かなり違いますよね。ほぼほぼの鳥類は排便と排尿を同時の行うんですが、ダチョウだけは膀胱を持っていて、排尿と排便は別々に行われてるんです。
これは、ダチョウとよく似たエミューやレアなどの他の走鳥類にもない特徴でダチョウ特有のものとされています。
いかがでしょう。かなり地味ですが、他の鳥類にはなくてダチョウにだけあるって、何気に凄いですよね。
・・・かなり地味ですが。
最後に
いかがだったでしょう。今回は超有名鳥ダチョウさんの知られざる秘密に迫ってみました。
こういう特性を見ると、私たちの中では当たり前のシステムも他の動物たちにとっては全然あたりまえでないっていうことがよくわかりますよね。
もしよければ、何かのハナシの種として使っていただければ幸いです。
ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。