魅惑の野生動物たち

リカオン驚異の狩りの成功率を誇るトッププレデター 他の肉食獣と明暗を分ける狩りの手法のヒミツとは!?

こんにちは。えたばりゅです。

今回は、アフリカに生息するリカオンという動物にスポットを当てて、その魅力などをご紹介したいと思います。アフリカといえば、ライオンやヒョウ、チーターをはじめかなり強力な捕食者たちがひしめき合う過酷な世界ですが、その中でも、リカオンはそんな競合の中でも抜きんでた狩りの成功率を誇る狩りの名手なんです。

他の肉食獣たちに比べ、なぜリカオンがこれだけ驚異的な狩りの成功率を誇るのか、そのあたりのヒミツにも迫っていきたいと思います。ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

リカオンの驚異の狩りの成功率を支えるそのヒミツに迫る!

リカオンは学名を、「Lycaon pictus」という、食肉目イヌ科リカオン属に属する犬の仲間で、アフリカのサハラ砂漠から南側に生息しております。和名のリカオンは学名から由来するものなのですが、その英名では、結構様々な名称で呼ばれていて、

  • African hunting dog(アフリカン・ハンティング・ドッグ)
  • African wild dog(アフリカン・ワイルド・ドッグ)
  • Cape hunting dog(ケープ・ハンティング・ドッグ)
  • Hunting wild dog(ハンティング・ワイルド・ドッグ)
  • Hyaena dog(ハイエナ・ドッグ)
  • Lycaon(リカオン)
  • Painted wild dog(ペインティッド・ワイルド・ドッグ)
  • Tri-coloerd dog(トライカラード・ドッグ)
  • Wild dog(ワイルド・ドッグ)

など。英名はご覧の通り、リカオンの性質や習性、特徴などを如実に表したものが多いです。この中でも、「Wild Dog」がよく使われているようですね。ともあれ、別名が多いと名前を見ただけで、どのような容姿をしてどのような性格をしているのか、よくわかりますよね。ちなみにトライカラーというのは、黒・茶・白の三色から成る毛色の名称で、ペットわんずたちでいえば、バーニーズマウンテンドッグなどがトライカラーにあたります。

他の多くのイヌ科の例にもれず、リカオンもリーダーを頂点として、群れで暮らす社会性動物で、数頭から多い時に30頭以上の大規模なものになることもあります。

こんな感じの風貌をしております。いかがです?カッコいいですが、耳が大きいせいかどこか可愛らしいですよね。

こちらが寝顔。こうしてみると普通の可愛いワンコっていう感じがしますよね。

リカオンはこのように、非常に親しみのある姿をしていますが、やはり自然界で生きるものだけあり、かなり逞しい性格をしております。イヌ科の動物の例にもれず、群れを作る社会性動物で、リーダーのつがいを中心に群れを作って生活しており、子育てから狩りまですべて群れで協力し合ってこなているんですね。

普段は、ライオンやヒョウ、チーターなどのスーパースターに隠れて、あまり目立たない存在でありますが、実は優れた統率力を武器にする、かなり有能なハンターなんです。

リカオンの狩りの成功率は肉食獣トップクラス

リカオンの狩りの成功率は何と群れの規模にもよりますが、約80%にも達することがあり、肉食獣ではトップクラスの狩りの名手なんですね。アフリカを代表する肉食獣、ライオンの狩りの成功率が約3割ほど、単独で狩りをするヒョウの狩りの成功率はさらに低く、約1割、アフリカの捕食動物でかなり高い成功率を誇るチーターでも、その成功率は4~5割。

この数字を見る限り、リカオンの狩りの成功率は抜きんでていますよね。

それにしてもなぜでしょう。単独で狩りをするヒョウよりも高いのはうなずけるものの、同じように群れのチカラを使って狩りをするライオンや陸上動物最速を誇るチーターよりも狩りの成功率が高いというのは不思議な感じがしますよね。

ライオンは群れで狩りをするのはもちろん、リカオンと比較してもその体格はチカラはライオンのほうが当然大きく、強いといえます。

なぜなんでしょう。

実はここにはリカオンが持つイヌ科ならではのヒミツがあるんです。

リカオンの驚異的狩りの成功率を支えるヒミツ

それはなんといっても、驚異的なスタミナ。コレが、ライオンやチーター、ヒョウとリカオンの狩りの成功率の明暗を分けている秘密。ライオンやチーター、ヒョウなどは爆発的瞬発力は非常に優れていますが、スタミナが長持ちせず、あまり長い距離を追うことができません。

かたや、リカオンはイヌ科特有の驚異的なスタミナを持っており、約60km/hものスピードを持続しながら、約20分もの間、獲物を追跡することができる持久力を持っているんです。

また、これに加えて、群れのチームワークも抜群で、獲物を追っている個体が疲れてくると、スピードを抑えて走っていた別の個体が、入れ代わって波状攻撃を仕掛けるんですね。そうしながら、より捕まえやすい獲物に的を絞っていくんです。草食動物も持久力はかなり優れている種が多いのですが、リカオンのスタミナとこのような波状攻撃の前に、スタミナを使い果たしてしまい、捕食されてしまうというわけなんです。

いかがでしょう。それにしても、見事な狩りですよね。ちなみに、同じイヌ科に属し、リカオンと同じような狩りのスタイルを持つ、タイリクオオカミもその群れの規模によっては、なんと100%に近い狩りの成功率を誇っているんです。

消えゆくエネミープレデターリカオン

このように驚異的な狩りの成功率を誇るエネミープレデター、リカオンなのですが、その数は現在減少の一途をたどっており、その原因はやはり環境破壊や生息地の開発、そして他の肉食獣と同じく、家畜を襲う動物として毒殺されたり、またイヌ科のなので、イエイヌがもたらす伝染病にかかるなど人由来の事象が起因し、その数は現在減少し続けております。

このように、IUCN(国際自然保護連合)が定めるレッドリストには、EN(絶滅危惧Ⅱ B類)としてランクされております。さらにアフリカ北部、西部においてはさらに深刻で、CR(絶滅危惧Ⅰ A類)となっており、場所によってはほぼ全滅にまで追い込まれている地域もあります。

こういった、リカオンのような縄張りを持って広い範囲を生活の場としている動物は、個体の保護のみならず、生息地域の確保においても、個体数の回復には重要な事象になります。しっかりと保全を行い、生息数の回復を迫られる動物といえますよね。

最後に

いかがだったでしょう。今回は、アフリカの動物の中では、少しマイナーなリカオンという動物について、その脅威の狩りの成功率の秘密に迫りながら、その魅力をご紹介させていただきました。

絶滅が危惧されているのは非常に心配なところですが、現地でもリカオンへの理解が深まり、リカオン自体はもちろん、その生息環境の保全が進むよう絶賛応援していかねばですね。では、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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