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ムジナ(貉)ってどんな動物なの?をバッチリ分かりやすくスッキリ解消!

こんにちは。えたばりゅです。

今回は、ムジナ(貉)という動物が一体どんな動物なのか、その正体についてご解説させてい頂きたいと思います。今回の記事をご覧いただくことによって、長年くすぶっていたムジナの正体についてスッキリ解消できるかと思いますので、是非ゼヒ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

ムジナ(貉)とは一体どんな動物なの?その疑問をスッキリ解消!

ムジナってその名前は割と耳にしたりするものの、その姿を想像するとなると、はっきりムジナの姿をイメージってなかなかできないですよね。耳にするのに、その姿が想像できないというのは、何とも不思議な感覚ですが、一体ムジナとはどんな動物なのか。

ひょっとして、鎌鼬(かまいたち)やイヅナ(クダギツネ)や九尾の狐などといった、妖の類なのでしょうか。実は、コレもあながち間違いではないんですね。ではでは、そのあたりも含めて、ムジナの正体の秘密に迫っていきましょう。

実在するムジナ(貉・狢)について

実際のところ、ムジナは実在する動物でもあるんです。しかもその姿は私たちもよく知っていて、結構馴染みがある動物。でも、ムジナの姿ってあんまりイメージ湧かないですよね。それもそのはず。実はムジナは一種類の動物を指しているわけでないんです。

ムジナの正体は私たちがよく知る動物たち

実はムジナという動物、タヌキ、アナグマ、ハクビシンの3種類の動物のことを指していて、ムジナといえば、この動物たちのことなんです。でも、どれか1種類の動物の別名ということであれば分かるんですが、なんで3種類の動物がそれぞれ同じムジナという別名を持つようになったのか。気になりますよね。

実はその答えは、この3種類の動物の姿に答えがあるんです。

こちらはお馴染み、ホンドタヌキ。

こちらはハクビシン。

そして、こちらが二ホンアナグマ。

いかがです?それぞれ違う動物であるってことは分かるんですが、ちょっと似てるでしょ。こちらはそれぞれが映る個々の静止画像なので、こうして見る限りだと見間違うことはないと思うですが、実際に自然の中で様々な風景と溶け合っていると、この3種の動物はよく似ているんです。

それに加えて、昔は今ほど技術も動物たちへの知識も発達していなくて、この3種類の動物はそんなに厳密に区別されていなかったんですね。

ただ、一応現在ではニホンアナグマの別名がムジナとするのが一般的なんですが、このように似ていますので、タヌキやハクビシンの姿を見てアナグマと誤認してムジナと呼んだりとか、そういうことは多々あったとされていて、そうこうしているうちに地域によってはタヌキもハクビシンも、アナグマもムジナと呼ぶようになったんです。

ちなみに姿かたちは似ているものの、タヌキはイヌ科、アナグマはイタチ科、そしてハクビシンはジャコウネコ科に属するので、結構分類的にはそれぞれ離れてるんです。特にハクビシンはネコ亜目に属していて、どちらかというと、犬よりも猫に近い動物なんです。

これが実在するムジナの正体なんですね。ただ、ムジナの正体にはもう一つありまして。

妖としてのムジナ

ムジナは実在する動物というのは、これまでお伝えさせていただいた通りなんですが、その一方で妖怪という立ち位置も持っていて、古来よりタヌキやキツネと同じく、人を化かす能力を持っているという側面もあるんです。ムジナが年齢を重ねるとその能力を開花させ、様々なものを違うものに化けさせて人にイタズラをする妖怪という一面もあるんです。

その妖怪としての能力は、人を化かすことをはじめ、かなりの速度で走ることができる能力を兼ね備えていると考えられております。

その能力は動物の糞を美味しそうな饅頭に化けさせたり、泥水を綺麗な清流と思わせたりなどといったかわいい(?)類のいたずらの範疇のものから、人の方向感覚をなくすなどの、まぁまぁ・・・いや、結構シャレにならないレベルのもの、果ては人を殺傷するようなものまで様々。強大な妖力を持っているムジナはオオムジナと呼ばれていたりもします。

最後に

いかがだったでしょう。今回は、ムジナというのがどんな動物なのか。その正体について解説させていただきました。実在する動物でありながら、妖怪としての一面も持つなどということもあり、そのあたりがムジナがどこか神秘的要素を感じさせる理由なのかもしれませんね。

ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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