こんにちは。えたばりゅです。
こちらでは、ペットが食べてはいけないものを、犬、猫、鳥げっ歯類と、主要なペットの種族別でご紹介しております。ペットが食べてはいけないものに関しては、その危険度に差はあれど、中には致死性の高い、ペットたちには猛毒に匹敵する食べ物も多くあり、給餌の際には注意が必要なんですね。
では、早速ご紹介に入っていきましょう。
死亡リスクもある!犬・猫が食べてはいけないもの
では、まずはワンコ、ニャンコたちが食べてはいけないものをご紹介していきましょう。
犬、猫が食べてはいけないもの1.玉ねぎ、ネギ、にんにく、ニラ、ワケギなどのネギ類
こちらの植物に含まれている成分が、体内の赤血球を破壊し、犬や猫に重篤な症状をもたらし、命の危険を伴う食べ物です。
犬、猫が食べてはいけないもの2.カカオが含まれている食材
カカオはチョコレートなどに多く含まれている原料で、犬や猫がこれを摂取すると、下痢、嘔吐などの原因となり、最悪の場合、心不全を起こし死亡してしまいます。
犬、猫が食べてはいけないもの3.アボカド
アボカドは犬用のアレルギー療法食にも取り入れられている食物ですが、アボカドにもイチゴやリンゴなどと同じく、品種があり、特に日本で販売されているアボカドにはペルジンという、ペットが食べると猛毒になる成分が多く含まれております。
絶対に与えないようにしましょう。
犬、猫が食べてはいけないもの4.キシリトール
こちらはガムなどに多く含まれている成分で、犬・猫が摂取すると、低血糖を引き起こします。低血糖は犬、猫の年齢によっては特に危険な症状となりえますので、テーブルに置いてあったものをペットが誤食してしまうなどといったシチュエーションは特に注意する必要があります。
犬、猫が食べてはいけないもの5.ナッツ類、レーズン
食しても無症状の場合もありますが、個体によっては死亡する例もあり、こちらも犬や猫にとっては非常に危険な食べ物になります。絶対に与えないようにしましょう。
犬、猫が食べてはいけないもの6.人間用の医薬品
こちらは、場所によっては人間用の医薬品を処方する動物病院もあります。ただ、それは専門知識があってこそのこと。与える量などには細心の注意が必要で、もちろん劇物となりえるものも多数あります。
素人判断での、人間用の医薬品を与えることは絶対にやめましょう。
犬、猫が食べてはいけないもの7.タコ、イカ、エビ、カニ、貝などの頭足類、甲殻類、貝類
消化不良の原因となり、摂取量によってはビタミン欠乏症の原因ともなります。食しても無症状の場合もありますが、個体によっては死亡する例もあり、こちらも犬や猫にとっては非常に危険な食べ物になります。絶対に与えないようにしましょう。
犬、猫が食べてはいけないもの8.人間用に味付け、料理された食物
人間用に味付けされたものは、塩分、糖分などが犬、猫の許容代謝量を超える量がかなり含まれており、様々な病気の原因となります。また、見た目には分からなくても、原材料にネギ類や甲殻類などが含まれている場合もあり、非常に危険です。
また、カロリーが高すぎて肥満などの大きな要因ともなりますので、欲しがっても与えないようにしましょう。
特にソーセージやハム、ベーコン、魚の燻製など、犬、猫が好む食材が主原料のモノは要注意です。
犬、猫が食べてはいけないもの9.鳥の骨、鯛の骨といった内臓を損傷する恐れのあるもの
鳥の骨はささくれしやすい形状となっており、咬んだ時枝を折ったような、尖った形に折れることもあり、摂取すると胃などを損傷させる危険があります。また、鯛やブリといった固い骨を持つ魚の骨を与えることも鳥の骨と同じような危険性をはらんでいることがありますので、与えないようにしましょう。
ただし、圧力釜などで煮込むなどして脆くしたものはこの限りではありません。
猫が食べてはいけないもの ドッグフード
犬は肉食傾向が強いとはいえ、雑食動物。自然界で暮らすオオカミなどのイヌ科動物も稀に、果実などを摂取することがあります。しかしながら、猫は純肉食動物で動物性たんぱく源で栄養を摂取する種なんですね。一見ドッグフードもそういった原料由来であると思いがちですが、ドッグフードには肉以外の原料も含まれていることが多くあります。
消化不良などの原因になり、様々な病気の引き金になる可能性がありますので、ドッグフードは猫には与えないようにしましょう。
死亡リスクもある!鳥が食べてはいけないもの
鳥が食べてはいけないもの1.ネギ類
ネギは犬・猫と同じく、含まれている成分が鳥類にとっても猛毒となります。犬や猫と同じく、重篤な症状をもたらすので、絶対に与えないようにしましょう。
鳥が食べてはいけないもの2.アボカド
アボカドも犬・猫と同じく、ペルジンという成分が致命的な症状をもたらします。先ほども述べた通り、日本で販売されているアボカドにはペルジンが多く含まれている品種になりますので、絶対に与えないようにしましょう。
鳥が食べてはいけないもの3.キャベツなどのシュウ酸を含む食べ物
シュウ酸は様々な食物に含まれる成分で、人間も摂取量によっては、結石の原因ともなりうる成分です。鳥がシュウ酸を摂取すると、摂取量によっては肝機能障害など身体に重篤な症状をもたらしますので、シュウ酸が含まれている食べ物は与えないようにしましょう。
シュウ酸が含まれている食べ物として、
- ほうれん草
- 小松菜
- キャベツ
- 茄子
- ブロッコリー
- カリフラワー
- レタス
- 大根
- 蕪(かぶ)
- タケノコ
- バナナ
- チョコレート
- ココア
- お茶、コーヒー
などになります。特に生の状態では注意が必要になります。ココアやお茶などの飲料はさすがに誤飲の可能性は少ないかもしれませんが、注意に越したことはないですよね。
他にもモロヘイヤ、ツルムラサキなどには、「ストロファンチジン」という物質が含まれており、こちらも鳥には毒性の強い成分となり、牛や豚なども死亡例があります。
鳥が食べてはいけないもの4.人間用に味付け、料理された食物
人間用に味付けされたものは、塩分、糖分などが鳥類の許容代謝量を超える量がかなり含まれており、様々な病気の原因となります。また、見た目には分からなくても、原材料にネギ類やシュウ酸含有の食べ物などが含まれている場合もあり、非常に危険です。
また、カロリーが高すぎて肥満などの大きな要因ともなりますので、欲しがっても与えないようにしましょう。
ペットの鳥さんが属するその分類に適応した食物を与えることが大切
ペットにおける鳥類といっても、少し前までは
- セキセイインコ
- ジュウシマツ
- 九官鳥
などが主流でしたが、時代が変化すると同時にペットとして、人間と暮らす鳥類にも多くの種類がその事例に含まれるようになりました。一口に鳥類といっても、猛禽類のように食肉性の種類、オウム類のように植物食性の種類などがあります。
ですので、その鳥類が食するものに準じた給餌をしっかりとする必要があります。
また、植物食といっても、先に述べたアボカドや各種野菜類、そして、
- アサガオ
- ポインセチア
- バラ科の植物
などといったものは、植物食鳥類にとっても毒物となる植物もありますので、こういったものにも注意が必要です。
死亡リスクもある!げっ歯類が食べてはいけないもの
げっ歯類が食べてはいけないもの1.ネギ類
ネギは犬・猫と同じく、含まれている成分が鳥類にとっても猛毒となります。犬や猫と同じく、重篤な症状をもたらすので、絶対に与えないようにしましょう。
げっ歯類が食べてはいけないもの2.アボカド
アボカドも犬・猫と同じく、ペルジンという成分がげっ歯類にとっても致命的な症状をもたらします。先ほども述べた通り、日本で販売されているアボカドにはペルジンが多く含まれている品種になりますので、絶対に与えないようにしましょう。
げっ歯類が食べてはいけないもの3.銀杏(ぎんなん)
ぎんなんはあまり知られていませんが、人間でも年齢や摂取量によっては中毒症状をもたらすもので、嘔吐やけいれんの元となります。特にリスなどは木の実と混同して与えがちですが、与えないようにしましょう。
ペットのげっ歯類さんが属するその分類に適応した食物を与えることが大切
こちらも鳥類と同じく、時代が変化すると同時にペットとして、人間と暮らすげっ歯類にも多くの種類がその事例に含まれるようになりました。
ウサギ、デグー、、モルモットといった植物食のげっ歯類もいれば、
リス(種類によっては植物食)やゴールデン、ジャンガリアンといったハムスター系のように雑食の種類もおります。
ですので、その種類に応じたが準じた給餌をしっかりとする必要があります。
特にデグーなどは一見すると、ハムスターのように見えますが、系統的には「植物食」。雑食と食性も全く異なるものになりますので、見た目で給餌の判断をするのではなく、食性にあった給餌を行うようにしましょう。
とはいえ、やはり一番安全性が高い食べ物は人用食材
これまでのご紹介から言えば、これはある種矛盾しているといえますが、人間用に味付けした料理ではなく、まだ料理前の食材の観点からになります。
ペットフードも、もちろん各メーカー様が、独自の安全基準を設けて、日々ペットたちの健康と食の楽しみを両立するために、日夜身を削るほどの努力をなさっておいでですが、なかには残念ながら粗悪品、もっと言えば、食べる度に大事なペットの健康が損なわれていくような、悪質なペットフードもあるのも事実。
そういうものに比べるともちろん人用食材として、スーパーなどで販売されている人間用の食材はペットフードとは比べ物にならないほどの国が定める厳しい安全基準をクリアしております。
その中でも、日本の食材に関する安全基準は世界的に見てもトップクラスであり、アボカドやネギ類など、ペットたちにとって食材自体がNGなもの以外に関していえば、可愛いご自宅のペットたちに安心して提供できる食材になります。
もちろん、何かしらの味付けをしてしまうと、上でご紹介した健康を阻害してしまうペットフードに変わってしまいますので、味付けなしで調理する、または提供することが大前提です。
ですので、食材を切った時に出る半端な部分を保存したり、スーパーのセールの時などに、ペット用の食材も併せて購入すると、ペットに提供するための食材も効率よく得ることができます。
ただ、いつもいつもバッチリのタイミングでハンパの食材が出たり、スーパーのセールが行われるわけではありません。
そんな時、こういった真空パック用の機会があれば、食材を無駄にすることなく、有効に活用することができるので、良ければご参考くださいね。
最後に
いかがだったでしょう。こうやって種類別にしてみると、ペットたちによって、毒物となりうる食材も、それ様々ということがよくわかりますよね。
なかでも、ネギ類やアボカドはほとんどのペットの健康を害するといいますか、死亡リスクもあるということでどのペットに関しても、非常に危険な食べ物ということになります。
そもそも、アボカドを無毒な状態で代謝する機能を備えているのは、人間のみとも言われますし、そういったことを考えると、ここで紹介した動物のみならず、アボカドやネギ類は他のペットたちにも与えないようにすることが肝要かもしれませんね。
では、このあたりで。最後までご覧いただき、ありがとうございます。