こんにちは。えたばりゅです。
今回はセイウチのトレードマーク、あの超長い牙が普段セイウチの生活をどのように支えているのか、その役割についてご紹介したいと思います。
ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
最長1m越え!セイウチのトレードマーク、牙は普段こんな使い方をしている!
では、まずセイウチのご紹介を軽くさせて頂くと、英名を「walrus」、学名を「Odobenus rosmarus」という、食肉目セイウチ科セイウチ属に属する鰭脚類で主に北極圏に生息しています。
現在セイウチは3つの亜種に分かれていると考えられており、、ベーリング海などに生息するタイヘイヨウセイウチがその中でも最大の大きさを誇っているんですね。
セイウチは、比較的水族館などでも会うことができるので、ネームバリューはもちろんのこと、その姿も馴染み深い動物でもあります。かなり頭もいいんで、場所によっては優れたエンターティナーとして、私たちを和ませ、そして楽しませてくれてますしね。そして、驚くべきはその巨大さで、その姿を見た時はただただ圧巻してしまったのではないでしょうか。時には体長3.5m、体重約1.5tにまで成長することがあり、鰭脚類の中でも、かなりの巨体の持ち主として知られております。
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そしてそして、その巨大な体はもちろん、セイウチといえば、やはりそのトレードマークともいえるべき、牙。この牙は最長で1mを超えることもあり、生涯を通りて伸び続けているんです。その長さは太古の猛獣、サーベルタイガーもビックリというところではないでしょうか。
でも、あの超長い牙はどんな役割があるのか。この辺りはやはり気になってしまいますよね。
それではセイウチのあの長い牙は普段どのように使われているのか、その役割についてご紹介していきましょう。
セイウチの牙の役割
時には1mを超える長さになるその牙。見た目的にはかなり迫力もあり、精悍な感じがしますが、いざ自分に付いていると、ちょっと邪魔になってしまうんじゃないか。
って思ってしまいますよね。
しかしながら、あの牙はセイウチの普段の生活を支えている立派な役割があるんですね。
セイウチが普段あの牙をどのように使っているかというと
- オス同士の優位性を示す
- 縄張り争いの際の武器に使用する
- 外敵に襲われた時の反撃手段として用いる
といった、見た目通りの武器として使用する役割にももちろん使われていたりするんですが、そのほかにも海から氷上に上がる際、分厚い氷に突き刺して、それを支えにして上陸の際に役立てたり、泳ぐ際に氷に穴をあけて、呼吸口を作る際に役立てたりと、セイウチの生活面からも大いに役立っているんです。
また、変わった用途としては、眠る際につっかえにしたりと、面白い使い方もしているんです。
NATYONALGEOGRAPHIC 日本版 牙を突き刺して
一見すると、邪魔とはいかないまでもちょっと手持ち無沙汰になりそうな巨大な牙ですが、セイウチの生活に存分に役立っているのがうかがい知れますよね。
この牙、見た目もかなり太く、いかにも頑丈そうですが、将来安泰ということはなく、虫歯や歯髄炎に罹ってしまったりして、折れたり無くなってしまうこともあるんです。特に歯髄炎を発症すると、命に関わる危険もある為、水族館などでこれを発症した場合、牙を除去する治療が行われるんです。時々牙のないセイウチをこういった場所で見かけるのは、そのためなんですね。
最後に
いかがだったでしょう。今回はセイウチのトレードマーク、あの牙の役割についてご紹介させていただきました。見た目通りの武器から、アイスピックや杖代わりと、様々な場面で活躍していますよね。もしかしたら、私たちの知らない抜群の役立ち用途があるのかもしれません。
ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。