動物雑学

私たちのイメージを覆す超ブタ雑学5選!

こんにちは。えたばりゅです。
今回は、私たちになじみ深い動物でもある、ブタにスポットを当ててブタに関する超意外なトリビアなどを5つ厳選してご紹介したいと思います。こちらの記事を読み終えるころには、ブタへのイメージが超転換すること請け合いですので、是非ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

そのイメージを覆す!ブタの超意外な雑学5選!

ではまず、ブタのご紹介を軽くさせていただくと、英名を「pig」、学名を「Sus scrofa domesticus」という、イノシシ科イノシシ属に属する哺乳類で世界中の至る所で飼育されております。食性は雑食、飼育時は配合飼料などを提供されておりますが、イノシシと同様本来は木の根や木の実、虫などの小動物を食べている動物なんですね。

そんなブタ、私たちの食生活を支えてくれている本当にこちらとしては、頭が上がらないような動物なんですが、その反面、なんかそのイメージとしてはあまり芳しくないものが多く、ブタを例えにしている言葉にもあまりいいイメージがないものが多いように思いますよね。

ところがところが、ブタはそんな私たちのイメージをこれでもかっていうほど覆す、超意外な事実があるんです。ではでは、そんなブタの超雑学ご紹介していきましょう。

ブタのイメージが覆る超雑学1.ブタはイノシシの亜種

ブタとイノシシは一見別種の動物のように思いますが、実は分類的にはブタはイノシシの亜種っていう位置づけなんです。ちょっと荒っぽい例えになりますが、ベンガルトラとアムールトラのような関係性なんですね。

ブタとイノシシはベンガルトラとアムールトラと違い、外見は結構違って見えたりしますが、意外でしょ。

というのも、ブタはイノシシが家畜化されていった動物であり、ブタっていう野生の種はいないんです。よく野ブタっていう表現がありますが、あれは野生種のブタっていうわけではなくて、本来は家畜であったブタが何らかの理由で野生化している個体たちをそう呼んでいるんです。

なので、イノシシという種の中に、二ホンイノシシやリュウキュウイノシシといったイノシシの亜種の中にブタがいるっていう感じですね。

そんなブタの歴史は遥か11000年前のアジアが起源とされており、この頃からイノシシの家畜化が始まったとされております。

では、「アグー」や「イベリコ」、「バスク」などといったブタはどういったものなのか、これは亜種ではなく、品種とした位置づけで、イエイヌに様々な犬種、イエネコにも様々な猫種、そして私たちヒトもモンゴロイドやコーカソイド、ネグロロイドといった人種に分かれていますが、これと同じ関係性なんです。

ブタのイメージが覆る超雑学2.ブタはきれい好き

不衛生で殺風景な部屋をよく「豚部屋」、「豚小屋」なんて形容されたりして、ブタというと結構不衛生なイメージがついてしまっている動物でありますが、本来のブタはとてもきれい好きでトイレと寝床やエサ場となる場所はバッチリ分けていたりするんです。ではなんでこんな言葉が生まれたのか、これは豚の飼育場、いわゆる養豚場の一部の場所の管理に問題があったのが原因で生まれた言葉であり、ブタの習性の本来のそれとはまったく違うもので、ブタからしてみれば風評被害の何物でもなかったりするんです。

ブタのイメージが覆る超雑学3.ブタはデブでなない

風評被害的イメージはもう一つありまして、それはブタが肥満の代名詞的イメージを持っていることも挙げられます。

実際のブタの体脂肪はその品種や状態にもよりますが約15~18%程度、野ブタは更にこれを下回ったりしますので、その体形としては肥満どころか非常にバランスの取れた素晴らしい体形なんです。

ちなみにこの体脂肪率を人間で例えると、29歳以下の男性の標準体脂肪率と同等程度。人間は年齢と性別にもよりますが、25~30%を超過すると肥満体形とされますので、これと比較してもブタが整った非常にバランスのいい体形をしているのかよくわかりますよね。

ブタのイメージが覆る超雑学4.ブタはデリケート

コチラは風評被害とまではいきませんが、ブタっていうと少々のことでは全然動じない、ドドンと構えた動物っていうイメージがあったりしますが、実際のブタはかなり繊細でデリケートな性格をしていて、少しの環境の変化でもかなりのストレス負荷がかかったり、飼育場が狭かったり、個体同士がひしめき合うような密度の濃い場所などでは、精神的負荷から体調を崩したり病気になってしまったりするんです。

また乱暴な扱いを受けるとすぐに骨折してしまったり、暑さにも弱いなどと、結構繊細でデリケートな体つき、そして性格をしていていて、ブタの飼育には非常に丁寧且つ慎重なそれが要求されるというわけなんです。

このあたりはゴリさんやホホジロザメと同じく、その「イメージとは裏腹に」過ぎるって感じですね。

ブタのイメージが覆る超雑学5.ブタはめっちゃ頭がいい

最後にご紹介するのはコレ。実はブタは結構・・・いや、かなり頭がいい動物ということが分かっていて、その知能はあのチンパンさんをも上回るという説もあったりしてですね。

他のブタはもちろん、私たち人間などの他種動物の感情もある程度読み取れることが分かっており、社交性も高く、ブタ同士で追いかけっこをして遊んだり、仲間の危機を察知すると、それを率先して助けたりもするんです。

また、鏡を使った鏡映認知も確認されていて、自身の姿を認識している可能性も高いとされているんです。

この自己認知は意外とハードルが高く、これが確認されている動物は、ヒトなど大型類人猿の他、イルカやゾウなどといった一部の動物だけであり、頭がいいことで知られているわんずたちもこの認識にはまだ疑問符がついている状態なんですね。

そしてですね、ブタはなんとテレビゲームで遊べたりもすることが分かっていて、こういったことからかなり頭のいい、IQの高い動物であるっていうことが分かっているんです。

いや・・・ブタ、恐るべしですよね。

最後に

いかがだったでしょう。今回はブタのイメージがひっくり返るような超意外なブタのトリビアをご紹介させていただきました。またブタは人の感情も共有することができたり、音楽も認識して、個体によって音楽に好みがあるといったことがあるっていうのも分かっていて、なんと言いますか、ブタがわんにゃんたちと同じく伴侶動物として人気を博しているのもうなずけるという感じですよね。

きれい好きで体形はバランスよく、頭の良さもバツグン。そして繊細かつデリケート。

いかがでございましょう。いかがでございましょう。ちょっとネガティブな傾向なブタのイメージ、だいぶ覆ったのではないでしょうか。

ではでは、今回はこのあたりで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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