動物雑学

ホホジロザメが水族館にいない超意外な3つの理由

こんにちは。えたばりゅです。

今回は海の頂点捕食者にして、その畏怖から一種の憧れすら抱かせる、ホホジロザメが水族館にいない理由について迫ってみたいと思います。実はその理由としてホホジロザメの水族館など飼育環境には向かない3つの性格が関係していると言えるんですね。中には、ホホジロザメのイメージからは想像もつかない超意外なものも含まれますので、是非ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

ホホジロザメってなんで水族館にいないの?その理由となるホホジロザメの3つの性格を徹底解説!

ホホジロザメ。

このサメを知らない方はいない。といっても過言ではない超有名なサメですよね。

その有名たる理由としては、やはり人を襲うことがあるサメの代表格的存在であり、そのような理由から「ジョーズ」をはじめ、多くのパニック系映画に出演しています。また、力強く威風堂々としたその姿が非常に人気のあるサメでもあります。それだけ有名で人気があるサメであれば、一か所くらいホホジロザメの展示飼育を行っている水族館があってもおかしくないというもの。

しかしながら、少し前にご紹介した「シロワニ」「ジンベエザメ」など、他の種類のサメは水族館では見ることができるものの、ホホジロザメを水族館で観た事はないのではないでしょうか。

実際に日本はおろか、世界中の水族館を探しても、ホホジロザメを飼育展示している水族館は現在のところないんです。

ホホジロザメよりも巨大に成長するジンベエザメは水族館に行くと会うことができるので、大きいからということは理由ではなさそうです。

では、ここでクイズ。

なんでホホジロザメは水族館にいないと思います??

3択用意したんで、良ければ考えてみて下さい。

  1. チカラが強すぎて、どんな強固な水槽をも突き破ってしまうから
  2. あんなコワモテなのに、実はガラスハートの持ち主
  3. 海ではほぼ最強なので、ホホジロザメ氏のプライドが人間に飼育されるなんてことを許さないから

では、少しばかりのシンキングタイムをば。

・・・

・・・ ・・・

・・・ ・・・ ・・・

はい!

分かりましたでしょうか?

この中では、実は正解は「2」

なんです。

1なんて、いかにもありそうって感じですが、意外でしょ。

このほかにもホホジロザメが水族館など、人間の飼育下で過ごすことが難しい理由がありますので、さっそくその理由について触れていきましょう。

ホホジロザメが水族館にいない理由 その1.食べるエサと狩りの方法

まず一つ目の理由として、食べるエサと狩りの手法にあります。

ホホジロザメは、幼魚の頃には小さな魚などを食べますが、成長してくるにつれ、マグロなどの大型魚の他、アシカやオットセイなどの海洋哺乳類を食べるようになります。また、稀にクジラの死骸などを食べたりしますが、成長して大人になったホホジロザメは、ほとんどは狩りを行ってオットセイなど、大きな海洋生物を捕まえて食べるんです。

その狩りの方法は水面付近を泳ぐオットセイに、深いところから一気に奇襲して襲い掛かるというもので、しばしば勢い余って海面からオットセイを咥えたまま飛び出したりしてるほど豪快な狩り。

そんなダイナミックな狩りですので、水族館の狭い水槽では、それを行う環境を用意するのがやはり難しんですね。

ホホジロザメが水族館にいない理由2.非常にデリケートな性格

ホホジロザメは強さの面ではシャチに一歩譲るものがあるものの、海では食物連鎖の頂点に君臨する種で、映画などの印象もあり、「デリケート」、「繊細」、「神経質」などといった言葉とは無縁に感じられますよね。

でも、ホホジロザメはそのイメージに似合わず、かなり繊細でデリケートな心の持ち主なんです。

海では、威風堂々。勇猛果敢という言葉が最もしっくりくる生き物ですが、一度ガラスに遮られた空間に入ってしまうと、たちまち大きなストレスがホホジロザメにかかり、途端にエサを食べ無くなってしまうんです。

そして多くの場合、ものの数日で残念ながら、死んでしまうんですね。

ホホジロザメが水族館にいない理由 その3 呼吸の方法

ホホジロザメは、他の多くのサメと同じく、泳いで口から海水ごと酸素を取り込み、エラで海水のみを排出し、体内に酸素を取り入れる呼吸法を行っております。ですので、常に泳ぎ続けていないと、たちまち窒息してしまい、死んでしまうんです。

ちなみにそのような呼吸法なので、ホホジロザメはじめとする多くのサメは、前にはもちろん泳げますが、後退することができないんです。

また、裏返ってしまうと、一種の催眠状態になり、まるでぬいぐるみになったかのように途端に大人しくなります。

これについての詳しい理由はまだ立証されていませんが、サメにとって、裏返るっていうシチュエーションは通常あり得ないので、脳が体を落ち着かせようとリラックスさせる物質を分泌するから。という説もあります。

ちなみにシャチがサメを狩る時は、サメのこの弱点を巧みに利用して、まずサメに体当たりを食らわせ、ひっくり返して動けなくしてから捕食する方法をとっております。

いかがでしょう。理由3については、現在飼育展示が成功しているジンベエザメなどもこの呼吸法ですし、理由1の食べ物についても、鰭脚物ばかりを食べているわけではなく、魚類も捕食しますし、時には死骸なども食べたりしますので、ホホジロザメが水族館で飼育されていないその大きな要因は理由2が大きいといえそうですね。

他にもホホジロザメは200m以上の深海域に潜ることもざらにあるものの、それが何のために潜っているのか、どのような生活形態を送っているのか、その超知名度とは裏腹にまだわかっていないことがたくさんあるんですね。

こういった未解明のホホジロザメの生態や習性、そしてこれまで挙げた理由などが密接に絡んで、ホホジロザメの飼育展示を難むずかしくしているのかなと考えることができそうです。

ただ、やはり超有名なサメなので、世界中の多くの水族館で飼育は試みられた経緯はあるんですね。しかしながら、どの水族館もあえなく失敗し、今までホホジロザメの終生飼育に成功した水族館は現在のところ皆無なんです。

唯一、アメリカのカリフォルニア州にある、モントレーベイ水族館において、ホホジロザメの幼魚を6か月間飼育することに成功したのが、事例として残っております。

ただ、ホホジロザメの成長と共に、やはり飼育が困難になり、このホホジロザメは海へと放されております。

ホホジロザメの他にもいる 飼育困難なサメたち

実は水族館で飼育が成功しているサメはほんの一握りで、その多くがホホジロザメのように人工環境下での飼育が困難なんですね。

飼育が難しいサメを数種類例に挙げると

  • アオザメ
  • ヨシキリザメ
  • ネズミザメ
  • ニシオンデンザメ
  • メガマウス
  • ウバザメ
  • オナガザメ

ナドナド。他にもイタチザメ、ハンマーヘッド(シュモクザメ)などは成功事例もあるものの、その飼育は困難です。こうしてみると、環境が合わないサメたちは外洋性、深海性、また活発に泳ぎ回る種が多いといえそうです。

やはり、勇猛かつ雄大なサメは大海原の自由が似合うというところでしょうか。

最後に

いかがでしょう。今回は、ホホジロザメが水族館などの人工飼育環境下にいない理由をご紹介させていただきました。トリビア的要素ですが、ちょっと興味深いお話ではないでしょうか。また、折を見てこのコーナーも更新していきますので、ぜひ次回もお楽しみにしていただければ幸いです。

では、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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