恐竜

古代に生きたリアルゴジラ ゴジラサウルスとゴジラの意外な関係とは

こんにちは。えたばりゅです。
今回はゴジラサウルスという恐竜にスポットを当てて、その魅力に迫ってみたいと思います。あの日本が誇る怪獣王ゴジラの名前を冠しておりますが、その意外な関係性とは・・・
ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

古代に生きたリアルゴジラ ゴジラサウルス 怪獣王ゴジラとの意外な関係性とは

画像提供:Wikipedia

ではまず、ゴジラサウルスのご紹介を軽くさせていただくと、英名を「gojirrasaurous」、学名を「Gojirasaurus」というコエロフィシス科ゴジラサウルス属に属する獣脚類の総称で、ティラノサウルスなどが生息していた白亜紀、アロサウルスなどが生息していたジュラ紀よりも前の時代、現在から約2億2000万年前から2億900万年前の三畳紀という時代に生息しておりました。

ただ、総称とは申し上げたものの、現在のところ見つかっているゴジラサウルスの仲間は「Gojirasaurus quayi」の一種のみなので、このあたりは今後の発見が待ち遠しいところですよね。

その体長は成長すると全長約6mに達したとされており、同じ獣脚類である大型種ティラノサウルスやアロサウルスと比較すると、その体格差をどうしても感じてしまいますが、三畳紀と言われる時代は実は恐竜と言われる種類の生き物が初めて誕生した時代とされており、そもそもこの時代には巨大な肉食恐竜はいなかったんですね。

もしかしたら、今後の発見で三畳紀に生きたもっと巨大な肉力恐竜の化石が発見されるかもですが、現在のところ、このゴジラサウルスが既知の中では最大級であり、そう考えるとこの名前も決して名前負けしていないといえるのではないでしょうか。

怪獣王ゴジラとゴジラサウルスの意外な関係性

とは申し上げたものの、やはり気になるのはゴジラサウルスが何故にこのように名前になったのか、このあたりは気になるところですよね。ゴジラサウルスは発見された化石がまだまだ体の一部で、まだまだ分からないことだらけではあるものの、その復元想像図は冒頭の画像の通り。

ティラノサウルスやアロサウルスのようなガッチリしたフォルムではなく、どちらかというとラプトル系に近い、ちょっと華奢っていうイメージが先立つフォルムをしておりますよね。

なので、私たちが知るゴジラと比較してもそのフォルムはあまり似ていないと感じてしまいます。

ではなぜこの恐竜がゴジラサウルスなる名前を付けられるに至ったのか。

それは私たち日本人からすれば何ともうれしいゴジラリスペクトがあったからなんです。

実はこのゴジラサウルスの命名者であり、古生物学者でもあるケネス・カーペンター氏は日本の東京生まれで、生まれてしばらくは日本に住んでいらしたんです。その当時鑑賞した映画ゴジラに強い感銘を受け、その中に登場する古生物学者に強いあこがれを持ち、ご自身も同じ古生物学者の道を歩むことになったそうなんです。

いや、夢を憧れで終わらせず、実現してしまうのは本当にそれだけですごいと思ってしまいますが、こういった経緯があり、この恐竜がゴジラの名を冠することになったというわけなんです。

一文字違いで映画にも出演していたゴジラザウルス

実はゴジラサウルスではないんですが、ゴジラザウルスという架空の恐竜がゴジラ映画に登場しておりまして、ゴジラ誕生の設定はその映画で各々差異があるものの、「ゴジラvsキングギドラ」ではこのゴジラザウルスという恐竜が核の影響を受けゴジラになってしまったという設定が盛り込まれております。

「サ」と「ザ」、このたった一文字の違いで一方は実在した恐竜、もう一方は架空の恐竜ってのも、なんか本当の面白いですよね。

最後に

いかがだったでしょう。今回は三畳紀に生きたリアルゴジラ、ゴジラサウルスにスポットを当てて怪獣王ゴジラとの意外な関係性に迫ってみました。なんせ2億年を凌駕するはるか古代に生きた恐竜なので、新たな状態の良い化石の発見などは相当困難な気もしてしまいますが、それでもやっぱりゴジラの名を冠している以上、なんかこう、期待してしまいますよねw

今後の新たな発見に期待を寄せつつ、今回はこのあたりにしたいと思います。

ではでは、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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