えたばりゅコラム

シーザーミランというカリスマドッグトレーナーがマジカリスマな件

こんにちは。えたばりゅです。
人それぞれ、尊敬する方々はおられると思いまして、その方のメンターとして精神的支えになっておられる素晴らしい方がやはりいらっしゃいますよね。

私も動物寄りのスタンスではありますが、一応人間の端くれ。やはり、尊敬する人物というのはおります次第でして。今回は誠に僭越ながら、その尊敬する人物についてご紹介したいと思います。・・・と申しましても、その方とは一度もお会いしたことがなく、私が一方的に尊敬している方でして、先方からすれば、「お宅誰?」という感じではあると思うのですが。ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

アメリカで活躍するカリスマドッグトレーナー シーザーミラン

その尊敬する方とは、シーザー・ミラン(Cesar Millan )氏。犬とともに暮らされておられる方ならば、その名前をお耳にしたことがあるかもしれません。彼はメキシコ系のアメリカ人の方で著名人と共に暮らす犬の訓練士としてもご活躍されておられます。

尊敬の理由

私がシーザーミラン氏を尊敬する理由として、この方の信念にあります。その信念とは、「犬の問題行動は飼い主の接し方が原因」を貫かれておられるところにあります。これには、私も強く共感させていただいておりましてですね、犬の問題行動というのは、元をただせばすべてにおいて飼い主や人の接し方が原因となっています。

「犬にはリハビリを。そして飼い主には訓練を。」がシーザーミラン氏の信条でして、彼はご自身の訓練風景を紹介したTV番組ももたれている(いた)のですが、その訓練内容全てにおいてこれが反映されています。

そして、やはり彼の番組を見ている限りでも犬の問題行動は、多くの場合この2つが原因になっていると考えられます。

飼い主が群れのリーダーになれていない


こちらは人間達のリーダー、ニャンコリーダーw

犬は本来その本能から、群れのリーダーに付き従います。しかしながら、シーザーミラン氏の番組を見ていると、犬に対してを擬人化して接したり、過保護にしたり、また飼い犬に対して恐怖心を抱いたり、ヒステリックになったり・・・。

相談者の相談内容は様々ですが、飼い主が上記のような場合ですと、飼い犬からすれば、とてもではありませんが、自分のリーダーとして認めることが出来ません。

では、犬から見た尊敬できるリーダーとはどのようなリーダーなのか、リーダー足るにふさわしい素質をいくつかご紹介したいと思います。犬たちにとっての優れたリーダーとは

  • 冷静である
  • 毅然としている
  • 動じない
  • 物怖じしない
  • 的確な指示を出せる
  • エネルギー感に満ち溢れている など

いかがでしょう。人間も同じ社会性を営み群れで暮らす生き物。リーダーの素質には犬たちのそれと通じるものがあるのではないでしょうか。

たとえは、ご自身の会社の社長が自分に対して、メッチャゴマをすってきたり、事あるごとに冷静さを失いヒステリックに部下を叱り飛ばしたり、出す指示がチグハグだったり、今にも消えてしまいそうな弱々しいエネルギーを発しているとしたら・・・

あなたは、おそらく転職を考えるか、気骨のある方ならば、ご自身が代わって社長になろうとお思いになることと思います。それは、至極自然の考えですよね。犬も同じことなんです。

犬にしっかりと必要量の運動をさせていない


このような元々使役犬として生み出された犬種は多くの場合、より多くの運動を必要とします。

モノを破壊する。吠えまくる。飛びつく。落ち着きがない。ナド等。こういったことは、ほぼほぼの場合、犬がストレスを抱えていることに起因されます。そのストレスとはほとんどの場合が運動不足。犬はストレス発散のため、ある程度の運動量が必要になります。犬種や体の大きさによっては、その運動量が多く必要になる個体もいます。

その必要な運動が出来ていないと、犬は上記のような問題行動をし始めることが多くあります。人間でも、強制的にインドアを強いられる。これは、かなりのストレスになるのではないでしょうか。ましてや、犬は今日は天気もいいし♪久しぶりに買い物にも出かけようかな。なんてことは犬には出来ません。

ですので、その犬に必要な運動をさせることは飼い主にとって必要不可欠なことといえます。

犬と飼い主の問題はこの2つを改善することによってそのほとんどの事案を解決することが可能です。シーザーミラン氏は最初の飼い主とのカウンセリングにおいて瞬時に問題となっている原因を見出し、その問題を解決に導くところも尊敬する理由のひとつとなっております。

犬との関係性を良好に保つために

シーザーミラン氏は犬との関係性を良好に保つために、その重視する優先順位を設けております。

1.運動でエネルギーを発散させる。
2.明確なルール・規律・制限を設ける
3.従順な時に愛情を与える

まずは、犬の有り余るエネルギーを運動にて解消させ、その上で規律を設ける。そして犬が従順な時にしっかりとした愛情を与えるというもの。

問題行動が起きている犬の飼い主は愛情のみを与え、規律や運動が充分になされていないことが多いと同氏は語っています。

そして、彼が犬をリハビリする際は以下の方法を実践しています。

  • 犬が問題行動を起こしそうな前兆をすばやく読み取り、首元や腰の辺りを軽くタッチして注意をそらせる。
  • 問題行動が起きたときは、その場で即座に注意する
  • 犬が興奮しているときはまずその興奮状態を解除させる など

いや~~、本当にすごいですね。もし叶うのであれば、彼の信念を直接お聴きしたいものです・・・いや、その前に英語を勉強しなくては・・・いやいや、それ以前にもっともっと自分自身を磨かなければですが。

最後に

いかがだったでしょう。今回はアメリカで活躍するシーザーミラン氏というドッグトレーナーをご紹介させていただきました。

ちなみに、様々な野生動物たちの凛々しく、悠然とした自然の姿を拝見することももちろんですが、このような動物達のことを考えて働いておられる、人のカリスマにお会いし、そのお話を直に拝聴することも夢であります。私はまだまだ精進が必要ですが、彼のこの教えを日常の仕事にも生かさないとと思う次第でございます。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

最後にシーザーミランの名言をひとつご紹介したいと思います。

飼い主が「穏やかで毅然としたエネルギー」で犬と接すれば、犬は必然と穏やかで従順になる。

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