こんにちは(^^) えたばりゅです。
今回は、ニューギニア・ハイランド・ドッグっていう犬種が再発見されたっていう嬉しいニュースがあったので、シェアさせていただこうと思います。
あまり聴きなれない犬種かと思いますが、それもそのはず。
ニューギニア・ハイランド・ドッグは野生の犬で、これまでは絶滅してしまったと考えられていたんです。
今回は、そのニューギニア・ハイランド・ドッグというのが、どのような犬なのか。そのあたりも踏まえ、ご紹介していこうと思います。
では、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
絶滅種再発見! ニューギニア・ハイランド・ワイルドドッグ
こちらの画像はニューギニア・ハイランド・ドッグの近縁種であるオーストラリアのディンゴという種の画像になります。
まずはそのうれしいニュースを掲載しているNATIONALGIOGRAPHIC 日本版サイトをご覧下さい。
絶滅と考えられていた犬、半世紀ぶり見つかる
ニューギニア高地にひっそり生息、飼いイヌの祖先か
NATIONALGIOGRAPHIC 日本版 NEWS 動物 2017.04.04 配信記事より
いかがでしょう。いかにも「ザ・犬」という出で立ちではないでしょうか。ニューギニア・ハイランド・ドッグは、犬としてはかなり古い犬種のひとつで、オオカミとイエイヌの進化の空白(※ミッシングリンク)を埋める重要な犬種のひとつと考えられています。
※ミッシングリンクとは
ミッシングリンクとは別名「失われた環」とも言うもので、進化の過程において種の進化というものは、順を追って進化していますよね。
例えば、私たち人間。
私たちの祖先は元をたどると、ネズミのような哺乳類が私たちの元となる祖先なのですが、その鼠のような祖先からいきなり私たちのような人間に進化したのではありませんよね。
ネズミのような祖先から
- ネコ科動物のような肉食の種類
- 羊や山羊のような装飾の存在
- 猿のような雑食の存在
といった風にその祖先から色んな種に枝分かれしていき、その一部から私たち人間という種類に進化してきました。
ミッシングリンクは、その進化の途中の部分が現在欠如している状態をいいます。
ミッシングリンクの例ではいい例が、昆虫たち。
昆虫たちは恐竜達が現れる遥か昔から地球上に存在しており、大昔にはメガネウラ(巨大トンボ)や便座カバーほどあるゴキブリなどが闊歩していた時代もあるんです。
ところが・・・
この昆虫たちの祖先となるような生き物が、今のところ発見されていないんですね。先ほど申し上げた通り、普通進化というものは、大元の種がおり、その種から色々な種に進化していくのです。
ところが、今のところ昆虫たちは、何の前触れもなく、いきなりトンボやゴキブリなどに分かれて地球上に現れたことになってるんですね。
こういった進化の過程で過程が欠如してしまっている状態を俗にミッシングリンクといいます。
ニューギニア・ハイランド・ドッグ再発見で学者大喜び
そんな進化の過程でも、重要なスポットに鎮座している可能性があるニューギニア・ハイランド・ワイルドドッグ。
その名の通り、パプアニューギニアに生息しており、大きさは柴犬くらいから甲斐犬くらいの大きさになる犬種になります。
絶滅してしまっていたと考えらていただけに、その再発見は学術的価値も大きくその筋の学者たちは諸手を上げて喜んでいるようです。
ご紹介したニュースでも取り上げられている通り、ニューギニア・シンギング・ドッグと近縁種、もしくは同一種である可能性も考えられております。
ので、同一種なのか、近縁種なのか、これからこの辺りも明るみになってくるかなと思います。
もともとは古代人が飼育していた個体が飼育下を離れ野生化したもの
ミッシングリンクといっても、ニューギニア・ハイランド・ドッグの位置づけはオオカミではなく、「犬」ですので、遥か昔ニューギニアの大地で古代人に飼育されていた個体が、何らかの形で飼育下を離れ、それが野生化し同地で繁殖したものであります。
他にもニューギニア・ハイランド・ドッグの近縁種に
- オーストラリアのディンゴ
- タイのリッジバック・ドッグ
- ベトナムのプー・クォック・リッジバック・ドッグ
等がいますが、いずれも希少種でニューギニア・ハイランド・ドッグの仲間の中にはすでに絶滅してしまった犬種もおります。
こういった希少種。ニューギニア・ハイランド・ドッグは現在国を挙げての保護政策が進められているようですが、個体数の回復は、ぜひとも望まれるところでありますよね。
最後に
いかがだったでしょう。今回はニューギニア・ハイランド・ドッグ再発見という喜ばしい記事をご紹介させていただきました。
今回はこういったうれしいニュースにつながりましたが、一度絶滅してしまった種には、もう二度と会えることはありません。
そのような事が起こらないように、このニューギニア・ハイランド・ドッグに限らず、種というものは本当に大事にしていかないとならないですよね。
近い将来、ニューギニア・ハイランド・ドッグが個体数回復傾向などといったさらにうれしいニュースが飛び出すことを祈りつつ、今回はこれにてとさせていただきます。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます(^^♪