こんにちは(^^♪えたばりゅです。
この度、新コーナーを設立しました。このコーナーでは、日常ふと疑問に思うような動物に関する雑学などを取り扱っていくコーナーです。
あなたが生きる上で、必ずしも身につけないとならない必要な知識ではありませんが、色々な動物に興味を持つきっかけになったり、飲み会の話のネタに使えたりと、何かと便利なコンテンツになっていますので、ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
鳥の足は電流完全シャットダウン機能搭載?? 鳥たちが電線に留まっても感電しないわけ
とある穏やかな日が注ぐ早朝。
窓越しに注ぐ、優しいそよ風と朝日に包まれながら
電線に留まった小鳥たちの軽やかなさえずりとさざ波の音で目を覚ます。。。
そして、朝凪の海に反射する太陽の光を見ながら
淹れたてのコーヒーを楽しむ。。。
いや~・・・
なんとも贅沢な朝ですよね。
私の朝は、こんな穏やかな朝とは相当かけ離れておりますが、小鳥たちのさえずりに関しては、つたない住宅街に住む私でも楽しむことができます。
でも、ここでふと疑問に思うことが・・・
なんで、鳥って電線に留まってても感電しないの??
これって考えたことありません??
私たちに便利な生活をもたらしてくれる、電力を供給するために電線は設けられているのですが、もちろんそこには6000ボルトを超える、かなり高圧な電力が流れております。そんなものに私たちが少しでも触れようものならば、一瞬で黒焦げになってしまいますよね。
ちなみに電圧のみで電流が伝わってこないと仮定すれば、例え数億ボルトであろうが触れても感電することはないですが、触れた時に少しでも電流が流れれば、私たちは感電してしまいます。
おおよそでありますが、体内に10mAほどの電流が流れた時点で、かなり体に悪影響が出ると考えられております。
ではそんな危ないものに留まっても、鳥たちはなぜ平気でいられるのでしょうか。
鳥たちが電線に留まっても平気な理由
これは、鳥たちが止まっている電線の位置と電気の流れる性質に大きな関係があるんです。
私たちの体が電気によって感電するのは、電流が体を流れるから。
ということは、先ほどお伝えさせていただきました。もちろん鳥も、電流を通す性質を持っております。では、なぜ感電しないかというと、鳥たちが一本の電線に留まっているからなんですね。
電線というのは、数本(大体が約3本)を一組として送電の役割を担っております。
その各電線には各々かかる電圧が違っており、一本一本の電圧差はありますが、その一本で考えれば、ほぼ電圧差はありません。
※表示数値はその差を視覚化するために分かりやすく表示したものであり、実際の電圧数とは異なります
電流は電圧が高いところから低いところへと流れる性質がありますので、電圧差がないとなると、電流が流れないということになるんですね。
ちなみに私たちが普段使っている電気もこの性質を利用して電力会社から供給されております。
もう一つの性質として、電流は抵抗の大きいところよりも、低いところに向かった流れるといった性質があります。
鳥の体と電線を比べると、もちろん電線のほうが抵抗が少ないので、電流は電線の方を流れるわけなんです。これが、鳥たちが電線に留まっていても感電しない理由なんですね。
ということは・・・ 鳥自体が感電しないのではない
もう勘の鋭いあなたであれば、既にお気づきかと思うのですが、鳥たちが感電しないのは、電力に対して鉄壁のディフェンスを誇っているからではなく、その電力の性質と鳥たちの止まり方に所以(ゆえん)されているといえるんですね。
ですので、例え鳥たちでも、状況次第では感電します。
例えば、止まっている最中に翼を広げた拍子に、翼の一部が別の電線に触れた瞬間などですね。
なぜなら、2つの異なった電圧差に体の一部が同時に触れることにより、体が電流の橋渡しをしてしまうからなんです。つまり、一方の電圧の高い電線から、鳥の体を伝って低い電線のほうへと、電流が流れるというわけです。
先ほども述べましたが、電線よりは抵抗が大きいものの、鳥たちの体も電流は通しますので、こういったシチュエーションになった時などは鳥も残念ながら感電してしまうんですね。
ということですので、裏を返せば私たち人間も鳥と同じ状況。
一本の電線に捕まっている状態であれば、感電しないことになります。
例えば、一本の電線に鉄棒の大車輪状態でぶら下がっていれば、感電は防ぐことができるということになります。
とはいえ、人間の体は言わずもがな、鳥たちよりも大きく、体の一部が鳥よりも他のものに触れやすいです。もちろん他の電線だけでなく、足などが電柱に触れたり、地面に触れたりした時点で電圧差が生じ、瞬く間に感電しますので、このブログを読んだからといって、絶対に電線に触ろうなどという危険行為はしないでくださいね。
一応言っておきますが、もし触れて感電してしまっても私は一切の責任を負いかねますので・・・
最後に
いかがだったでしょう。今回は記念すべき新コーナー。動物雑学第1弾として、鳥たちが電線に留まっても感電しない理由をお伝えさせていただきました。いかがでしょう。トリビア的要素ですが、お話のネタにはなるのではないでしょうか。また、折を見てこのコーナーも更新していきますので、ぜひ次回もお楽しみにしていただければ幸いです。
では、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます(^^♪