こんにちは。えたばりゅです。
今回は、ちょっと面白いニュースを見つけたので、シェアしようと思います。なんでも、科学者の方々が、地球の陸地で、現在まだ人間の影響が少ない土地がどれくらい残されているのか。それを世界地図に当てはめたマップを公開してくれたみたいなんです。
手つかずの自然が現状でどれくらい残っているのか、ちょっと興味湧きません??
ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
地球の陸地で、人間の影響がまだほとんどない土地ってどれくらいあるの?科学者がそのマップを公開!
現在、日本人口は減少傾向にあるものの、地球上では約77億人の人々が暮らしており、今後はさらに増加していくことが予想されています。そして、各地では人々の生活を便利に、効率的にするべく様々な研究が進められ、私たちの生活をより快適にするために世界中の企業がその覇を競っていますよね。
そのおかげもあり、私たち人間の生活は先進国を中心に本当に便利で、効率的になりつつあり、またそれに付随して、近年途上国の発展も目覚ましく、人々の生活の質の向上はとどまることを知りません。
ただ、その一方で、地球環境に無視できないような影響が出ていることも周知の事実であり、現在地球では人間の活動由来による環境の変化や自然破壊、野生動物の淘汰が急速に進んでいます。
こういったことから、地球環境や野生動物たちを保全するための取り組みも各地で進みつつあるものの、自然環境保全と経済発展は相反する立ち位置にいることも多い為、その成果は残念ながら、まだ理想的とは程遠いと言わざるを得ないのが現状ですよね。
ただ、もちろん地球環境を破壊することや、野生動物たちを絶滅に追いやることによる、人間への甚大な悪影響も周知されつつあり、また、美しい地球環境や自然環境を守りたいという思いを抱く人々も増え、その保護の必要性と重要性は、徐々にではありますが、広がりつつありますよね。
そんな時、よく出てくる言葉としては、「人間の影響かのない手つかずの自然を守らなければ」というもの。
では、一体その「手つかずの自然」っていうのは、現在の地球上でどれくらいあるのか。この辺りについては、あまり一般的には具体的に周知されていなかったですよね。
そんなこともあり、今回その道の権威である科学者や研究者の方々が、人間の影響が少ない地域をその度合いをパーセンテージに分けて、マップ化してくれたんです。
人間の影響が少ない地域(陸地)は全陸地の約半数(50%)
その地図をご紹介してくれてるのが、こちらの記事
NATHONALGEOGRAPHIC日本版 世界「人の影響が及んでいない土地」マップ、科学者が公開 4つのモデルを統合、私たちは地球のどこを守るべきか
いかがです?海域などはその層などにより影響の強弱が分かりにくいので、今回は除外されているみたいですが、この記事によると、陸地に関しては約半数の地域がまだ人間の影響が少ない地域として残っているんです。
ここで紹介されている4つの手法とは
- 鉄道や農耕地、道路など人間の活動拠点になっている地域の特定
- 人が暮らすことによって、生態系に影響が出ている地域の特定
- 放牧や採鉱、掘削など人間がその環境を改変させた地域の特定
- 国立公園や保護地域など、人間の影響が少ない地域の特定
これら4つの観点から、人間の影響がまだほとんど出ていない地域を世界地図に当てはめて、その強弱をパーセンテージに分けて、マップ化しているんですね。
意外とあるんだな。って思われたのではないでしょうか?実は私も、この数字だけを見た時は結構あるのね。と思いました。
ただ、影響が少ない地域を見てみると、あぁ、なるほどそういうことか。っていうのが如実に表れているんですね。
「手つかずの自然が残っている地域」は人間が住みづらい地域
そうなんです。やはりこの地図でもわかる通り、人間の影響がほとんどない地域っていうのは、砂漠地帯や極寒のツンドラ地帯、世界有数の高山地帯周辺などがそのほとんどを占めていますよね。具体的な場所の例を挙げると、
- アフリカのサハラ砂漠
- 中国のゴビ砂漠
- ユーラシア大陸北部や北アメリカ北部の北極圏周辺
- ヒマラヤ山脈やアンデス山脈、ロッキー山脈周辺
などなど。オーストラリア大陸はそのほとんどが影響がないですが、オーストラリア大陸に関してもその大部分が砂漠地帯ということもあり、このような結果になっていることが考えられます。
要するに、「人間の影響が少ない地域≒人間が住むのに難しい地域」
といった図式が出来上がるわけで、これらの地域は1つ取ってもかなり広大な面積になるので、こういった地域を合わせると、地球の陸地面積の約半分になるというわけなんです。
地図にアマゾンの熱帯雨林が含まれているのは、先保護ご紹介した記事でも記載されている通り、この地図の作成手法の影響が出ているために影響が少ない地域という結果が出ていると示されています。
まぁ、もちろんこれらの地域に見事に適応して、暮らしている動物や植物たちはたくさんいますが、人間が住みやすいということは、多くの他の生物たちも住みやすいということになるので、数字だけではまだまだ安心できないっていうところですよね
また、先ほど申し上げた通り、私たち人間の技術は日々進歩していて、その範囲はどんどん広がっているので、将来はこれらのような現在では人が住みにくい環境も、人間が住みやすい環境に変化する可能性もありますしね。
ただ、日本の国立環境研究所の記事「日本の生物多様性を脅かす「4つの危機」特集 生物多様性の保全から自然共生へ【環境問題基礎知識】」で、石濱 史子さんがおっしゃられている通り、古来より人間との共生の道を歩み、生存してきたタガメやゲンゴロウ、コウノトリといった生き物が、近年の農薬の普及や農業衰退の影響を受けていることも事実。
なので、クマやイノシシ、シカといった、他の山間部に生息する生き物たちのこともしっかり考慮しつつ、こういった生き物たちの住める環境を保全していくのも、必要といえそうですね。
最後に
いかがだったでしょう。今回は、「現在の地球の陸地にどれくらい手つかずの自然が残っているのか」それをある程度知ることができるちょっと面白い記事をご紹介させていただきました。
地域を見ると、そりゃ残るよね。っていう印象を持たれたかもしれませんね。どの地域もちょっと生活をするとなると、中々ハードな生活が待ち受けていることが想像できるような地域。
ともあれ、昨今地球環境への甚大な影響が叫ばれる中、地球の陸地の半分が手つかずで残っているということがあるのも事実。何とかこの残された環境を死守しつつ、現在影響が出ている地域に関しても、うまく自然や野生生物たちと共存できるように、絶賛応援していかねばです。ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお使いいただき、ありがとうございます。
参考、出典
NATHONALGEOGRAPHIC日本版 世界「人の影響が及んでいない土地」マップ、科学者が公開 4つのモデルを統合、私たちは地球のどこを守るべきか
日本の国立環境研究所の記事「日本の生物多様性を脅かす「4つの危機」特集 生物多様性の保全から自然共生へ【環境問題基礎知識】」