こんにちは。えたばりゅです。
今回はフィラリア症に感染することがある動物たちをご紹介したいと思います。フィラリアといえば、ワンコと共に暮らしていない方でも知っているほど、犬がかかる感染症として有名ですよね。ですが、ワンコたち以外にもフィラリアに羅漢する動物たちがいるんです。
中には、超意外な動物たちもいたりするんですね。では、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
え・・・マジ!?犬以外にもいる!フィラリアに感染する動物たち
フィラリアといえば、こちらの記事でもお伝えしている通り、ワンコたちにとっては命に関わることもある、非常に警戒するべき感染症ですよね。一度羅漢してしまうと、完治させるのに数年を要し、完治した後も、心臓への負担など、後遺症が残ってしまう可能性があったりするので、ノミダニ駆虫薬と同じく、フィラリア予防薬は、犬たちにとっては健康を守るうえでの必須アイテムといってもいいもの。
フィラリアはフィラリア原虫(犬糸状虫)という寄生虫が、蚊が媒介主として、犬の体内に入り込み発症するものなのですが、このフィラリア症。ワンコたちほど多くないものの、他の多くの動物たちも感染したりするんです。
犬が食肉目という大きな枠組みに属しているので、フィラリアに感染する動物たちは食肉目に属する動物たちなのですが、中にはかなり意外な動物も感染したりするんです。
では、早速フィラリア症に感染することがある動物たちをご紹介していきましょう。
フィラリアに感染する動物たち1.イヌ科の動物たち
この辺りはご想像しやすいですよね。やはり犬が感染するので、その近縁となる動物たちも感染してしまいます。現在フィラリア感染が確認されているイヌ科の動物たちは
- オオカミ
- コヨーテ
- キツネ
- タヌキ
などの動物たちがいます。
フィラリアに感染する動物たち2.ネコ科の動物たち
犬たちほど発生例は多くなく、どちらかというと、レアなケースですが、ネコ科の動物たちもフィラリアに感染し、発症することもあるんです。現在確認されているフィラリアに感染するネコ科動物は
- イエネコ
- トラ
- ジャガー
- ヒョウ
などの動物たちがいます。
フィラリアに感染する動物たち3.イタチ科の動物たち
イタチの仲間もフィラリアに罹ることがあるんです。フィラリアに感染することが分かっているイタチ科の動物たちは現在のところ
- カワウソ
- ミンク
- フェレット
等がフィラリア症に感染することが分かっています。
フィラリアに感染する動物たち4.鰭脚類の動物たち
海に生きる哺乳類である、鰭脚類に属する動物たちもフィラリアに感染することがあるんですね。現在分かっているのが、
- ワモンアザラシなど一部のアザラシの仲間
- トド
- アシカ
- オットセイ
といった動物たちがフィラリアに感染することが分かっています。
この他、ツキノワグマやアライグマ、ジャコウネコやハクビシンなどといった食肉目に属する動物たちがフィラリアに感染することがある事が分かっています。
では食肉目に属する動物たち以外にフィラリアに感染することがある動物たちをご紹介していきましょう。
食肉目以外にもいるフィラリアに感染することがある動物たち
フィラリアに感染することがある動物たちはその多くが食肉目(ネコ目)という分類に属する動物たちなんですが、それ以外にも少ないもののフィラリアに感染する動物たちがいるんですね。
食肉目以外にフィラリアに感染する動物たちで現在分かっているのが、
- ウマ
- シカ
- ビーバー
- ヒト
- オランウータンなど。
そうなんです。私たち人間も実は感染することがあるんですね。超意外でしょ。実はかの有名な西郷隆盛もフィラリアが起因する象皮症という病に苦しめられたことで知られているんです。
もっとも、人の感染・発症例自体は非常に稀で今でで約100件程度。なので必要以上に警戒する必要はないですが、人も感染するというのは意外ですよね。
もっとも、フィラリア原虫は犬糸状虫という名前が付いていることもあり、特に犬の体内で親和性を発揮する寄生虫。なので、犬以外の動物たちが感染しても寄生虫がその体内で成長しフィラリア症を発症する確率は低くなるんです。
フィラリア症が犬の病気として知られているのも、この為なんですね。
最後に
いかがだったでしょう。今回はワンコたち以外のフィラリアに感染することがある動物たちをご紹介させていただきました。海の生き物であるアザラシやアシカ、そして私たちヒトも感染することがあるっていうのは意外でしたよね。
ただ、私たち人に関していえば必要以上に恐れることはなく、前の職業柄2000頭は超えるフィラリア症に感染した犬たちと過ごしてきましたが、私はもちろんフィラリア症を発症したことがありません。
また勤務期間中には猫たちもかなりの頭数(おそらく5000以上かな)が保護されておりましたが、その猫たちもフィラリア症に罹っている猫はいませんでした。
それだけ犬(イヌ科の動物)以外で発症するケースはレアということですね。
ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
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