こんにちは。えたばりゅです。
今回は犬と猫の寿命について、老衰で天寿を全うした場合、どれくらいの寿命を生きてくれるのか。
そのあたりを、しっかりと分かりやすく、ご説明させていただいております。現在は医学の進歩により、私たち人間の平均寿命も少し前に比べると大幅に伸びてきておりますが、それと同じく、犬や猫など、ペットたちの平均寿命も獣医学の進歩により、伸びてきております。
そして、犬や猫たちペットは大事な家族。
できることであれば、病気をすることなく、長く健康でいてもらいたいというのは飼い主として当然の願いですよね。
そのためにも、平均寿命と共にしっかりと抑えておきたい健康寿命についても今回は触れていこうと思いますので、ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
犬、猫の平均寿命ってどれくらい?大切な家族の一員に元気でいてもらうため知っておくべきこと
犬、猫共に種族としての平均寿命は、どちらもそんなに大幅に違うということはないのですが、犬たちは犬種やその大きさによって、平均寿命が分かれてくるんですね。
では、最初に犬たちの平均寿命についてご紹介していきましょう。
犬の寿命は平均どれくらいなの?
生物としてのセオリーで申し上げると、動物は体の大きさが大きければ、それだけ長寿になるという傾向があるんですが、犬の場合は少しその事情が違ってきます。
では、犬たちの体の大きさ別に平均寿命の長さをお伝えしていきましょう。
超小型犬~中型犬の平均寿命
体重約2~3kgの超小型犬は心臓病にかかりやすいという一面も持っていますが、超小型犬と呼ばれる大きさから中型犬くらいの体格の犬たちの平均寿命は約13~16年ほどといわれております。
純血種の場合、その犬種によってかかりやすい疾患などがあり、中には心臓など重要な器官に脆弱性を持つ犬種もおり、その疾患によりこれよりも前に命を落とすケースもあります。中には、17年、18年生きる個体もおります。
大型犬の平均寿命
大型犬クラスの体格の犬たちの平均寿命は約10~13年ほどといわれております。ですので、中型犬以下の体格の平均寿命と比べると、少し短くなる傾向がありますが、超大型犬になるとその平均寿命はさらに短くなります。
超大型犬の平均寿命
時に体重50kg以上にもなる超大型犬クラスの体格の犬たちの平均寿命は約7~10年ほど。
短命な理由として、超大型犬は純血種が多い事と、大型犬以上の体格の犬は骨肉種など、かなり進行性の高い腫瘍にかかりやすい傾向にあること、胃捻転など、発症して対処が遅れると、短期間で命を落とすような危険があるものにも、他の大きさの犬種と比べると多いのが理由のひとつと考えられます。
あくまで平均寿命ですので、もちろん、これ以上生きる個体も当然います。中には約17年頑張ってくれる個体もおります。
雑種犬の平均寿命
Mix犬、いわゆる様々な犬種の血が入っているわんこ達は純血種よりも一般的に長寿な傾向があります。やはり、大型になるほど短命の傾向はありますが、中には20年以上生きてくれる個体もいます。
ただ、最近は別種の純血犬同士を交配させたMIX犬たちも話題になっていたりしますが、混血の血が浅い場合は、父犬、母犬のその犬種が持つ特有のかかりやすい病気を受け継ぐ傾向があります。
ですので、ここでご紹介した雑種はその両親はもちろん、祖父母、先祖代々の犬種が不明なほど、各犬種の血が混ざった個体をさしています。
では猫たちの平均寿命についてご紹介していきましょう。
猫の平均寿命の長さ
猫の平均寿命は猫種というよりは、飼育環境や、飼い猫か、野良猫かによってもその平均寿命は変わってきます。
野良猫たちの平均寿命が約5年ほどと考えられており、飼育個体になるほど長寿になる傾向があります。
この理由として、野良猫たちは猫エイズ・猫白血病・FIP(猫伝染性腹膜炎)など、発症すると致死性のきわめて高い病気にかかる危険が完全飼育個体と比べると大きいことと、交通事故により死亡する危険性の差が出ているといわれております。
また、野良=野生ということですので、仔猫の頃に、イタチやテン、カラスや猛禽類など、他の種の動物に捕食されることも野良猫たちの平均寿命が短い原因のひとつです。
飼い猫としての平均寿命は約13~16年ほど。
もちろん、これも平均なので、これ以上生きてくれる猫たちも沢山いまして、20年以上はもちろん、中には30歳を過ぎても元気っていうご長寿猫がイギリスで暮らしております。
ただ、飼育環境によっても、その平均寿命には差が生じ、完全室内飼いの猫たちに比べると、外飼いの猫たちは野良猫ほどとまではいきませんが、交通事故や他の猫たちとの接触で生じる上記のような病を発症しやすいことことは否めず、その平均寿命は縮小されてしまいます。
犬、猫たちの健康寿命について
健康寿命というのは、本来の寿命とは少しニュアンスが違い、自らの意思で動くことはもちろん、健康的に様々なことを楽しむことができる期間のことを指すのですが、もちろん犬や猫たちにも健康寿命は存在します。
特に犬たちは、犬種や体の大きさによっては、年齢を重ねるとともに足腰が弱くなり、場合によってな寝たきりになってしまうことがあります。
これは、体重が重い大型犬以上の犬たちに多い傾向があるのですが、中型犬、小型犬でも年齢と共に認知症を発症することがあります。
猫たちは骨格などの違いから、比較的寝たきりになったりすることは少なく、認知症を発症する年齢も18歳以上と犬に比べると、比較的高齢なのですが、それでも可能性はゼロではありません。
認知症の発症については、予防法などは現状難しい状態ですが、足腰の衰えなどは普段の生活で衰えをできる限り防ぐことはできます。
犬は散歩に行ったり、飼い主さんと一緒に運動したりドッグランで体を動かすことによって、足腰や筋肉が鍛えられます。
また、完全室内飼いの猫たちも、遊ぶ場所が多くあれば、しっかりと体を動かすことができますし、飼い主様と一緒におもちゃで遊んだりすることも、ひいては体の筋力を良好に保つことに繋がります。
やはり、少しでも長く生きてもらうのはもちろん、私たち飼い主としては、飼い犬、飼い猫たちが元気で健康的に過ごすことができる期間を少しでも、長くするということも飼い主として、重要な役割っていうことはしっかりと頭に入れておかないといけませんね。
最後に
いかがだったでしょう。今回は犬と猫たちの平均寿命がどれくらいの長さなのか。についてご紹介させていただきました。
獣医学が進歩し、犬たちや猫たちの平均寿命が延びてきたとしても、やはりどれくらい元気いっぱいに過ごすことができるか。
っていうところも同じくらい大切なことですよね。
私もしっかりと愛犬の健康管理には気を付けて、少しでも長くイタズラを楽しんでもらえるようにしていかねばです。
では、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。