こんにちは。えたばりゅです。
今回は、犬の認知症について触れていこうと思います。比較的発症しやすい犬種はあるのか、初期症状としてどのような行動が見受けられるようになるのか。対処方法はあるのか、そのあたりについてもしっかり触れていきますので、是非今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
犬も罹る認知症 罹ると現れがちな初期症状と対処方法とは
まず脱水症状云々の前に、ひょっとすると、「え・・・犬って認知症になるの?」って思われたかもしれませんね。
答えは「Yes」で、人間と同じく、犬や猫たちも認知症を発症してしまうんです。また犬は猫に比べると、その発症リスクは高いといえます。では、まず最初に犬たちが発症する認知症についてご紹介したいと思います。
犬も発症する認知症
現在医学の進歩によって、人の平均寿命は昔に比べると格段に延びてきておりますよね。そして、それに比例するようにして近年問題になっているのが認知症。こちらは人ばかりでなく、ペッ達にも同じことが言えます。昔に比べると、獣医学やペットに対する私たち飼い主の認識の向上などから、その平均寿命は延びており、それと同時に犬達の認知症問題も徐々に表面化してきております。
対して犬と同じく、人の伴侶動物の代表的存在といえる猫たちは、その体の構造などに違いがあるからか、年齢を重ねても犬のように寝たきりになったり、認知症になる可能性は少ないといえます。
では犬の中でも犬種によって認知症になりやすい犬種というのは存在するのでしょうか。
認知症にかかりやすい傾向の犬種
犬の場合は、特にそのデータをしっかりと持ち合わせているのではなく誠に申し訳ございませんが、僭越ながら、1000頭を超える老犬たちと接してきた私の経験上、認知症は洋犬たち、いわゆる国外が原産である犬よりも、比較的和犬によく見られる傾向だと理解しています。具体例を挙げると
- 柴犬
- 秋田犬
- 紀州犬
- 甲斐犬 など。
また、日本犬の血が入っているMIX犬たちも年を重ねると、比較的認知症にかかりやすい傾向にあるといえます。
老犬たちが認知症を発症するときの初期症状
老犬たちが認知症を発症するときの初期症状として、まず歩行時に頭を下げた状態で歩くようになります。そして段々と症状が進むと、同じ場所をクルクルと円を描くように歩くようになったり、壁などに接触しても方向転換したり壁を避けようとはしないで、そのまま壁に頭をつけたままじっとしていたりと様々な行動の変化が表れてきます。
このような行動が見受けられるようになれば、要介護の状態となります。
犬の認知症に対する対処法
残念ながら、人間のそれと同じく、犬の認知症も完治はせず、発症すると、それと向き合っていくしか方法はありません。上記のような状態になれば、様々な障害物にぶつかったり、狭い場所に挟まれたりして、身動きが取れなくなる可能性もあり、元気だったころと比較すると様々なリスクが生じてきます。
ですので、このような症状が見受けられるようになれば、今まで外で暮らしていたワンちゃんも、室内の暮らしにシフトしていただき、室内で暮らしていたワンちゃんも、お家の方がお留守の間はケージなどを用意し、上記のようなリスクを避けるためにも、そこでお留守番をしてもらう形を取るのが事故を未然に防ぐ方法になるとなります。
また、あまり運動しなくなるなど、脳の働きが緩慢になり、認知症の進行を早めてしまう可能性もあります。ですので、年を重ねたワンちゃんは体力もやはり落ちてきているので、あまり無茶な運動はさせないに越したことはありませんが、ワンちゃんのペースに合わせて、1日2回程度のお散歩には毎日連れて行ってあげるようにしましょう。
最後に
いかがだったでしょう。今回は犬も発症してしまう、認知症について、比較的発症しやすい犬種、初期症状、対処法などについて触れさせていただきました。残念ながら、有効な治療法はありませんが、老齢期でもゆっくり、ワンちゃんのペースで散歩にはしっかりと繰り出す。一緒に遊ぶ時間を設ける。コミュニケーションをしっかりとる。などワンちゃんの脳が比較的活発に働ける機会を出来る限り設けると、認知症の発症、進行を遅らせることができる可能性があります。
是非ぜひ、お家のワンちゃんが年を重ねても、穏やかに軽やかに暮らせるよう、健康寿命を延ばしてあげたいところですよね。こちらの記事があなたとあなたのかけがえのない愛犬とのハッピーライフのお役に立てれば幸いです。では、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。