こんにちは。えたばりゅです。
今回は世界最大のヘビとして名高いオオアナコンダにスポットを当てて、その魅力に迫っていきたいと思います、一体オオアナコンダはどれくらいまで大きくなるのか?その成長に限界点はないのか?
ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
驚愕の巨大蛇アナコンダ ブラジルの水辺を支配する巨神に成長の限界はあるのか!?
アナコンダ。もうその名前は知らない人は皆無と言っても過言ではないほど有名ですよね。アナコンダは英名を「anaconda」、学名を「Eunectes」という、ボア科アナコンダ属に属するヘビの仲間で、南アメリカ中央部から北部にかけての熱帯雨林、その中でも水辺や川を好んで生活の場としており、生活の大部分を水中で過ごす半水棲生活を営んでおります。
食性はもちろん肉食で、魚類や爬虫類、鳥類や哺乳類に至るまで、選り好みせず、なんでも捕食します。大きい獲物では、バクなどの大型哺乳類も捕食することがあり、水中からじっと待ち伏せて、獲物が射程距離に入ると、目にもとまらぬ瞬発力をもって、獲物に襲い掛かり、巨大な体と筋肉を生かした強力無比な締め上げを駆使し、獲物の血流を阻害し、相手が意識をなくしたところでゆっくりと飲み込み始めます。
アナコンダと同じく、生息地の食物連鎖の頂点に立つ、ジャガーやカイマンとは捕食されたり、また逆に捕食したりと、均衡した力関係を保っています。
実は3種類いるアナコンダ
アナコンダといえば、巨大な大蛇というイメージが強いですが、実はアナコンダは現在地球上に3種が確認されており、中でも一番有名なのがオオアナコンダ(グリーンアナコンダ)、それに次いでとキイロアナコンダといったところでしょうか。
こちらがキイロアナコンダ。私たちがよく知るオオアナコンダと比べると、ちょっと模様が違うでしょ。体長は3~4mと、オオアナコンダと比較すると小柄ですが、それでも4mを超えることもあるので、ヘビという種としてみると、決して小さくはありません。
ちなみに、もう一種はダークスポットアナコンダ(学名:Eunectes deschauenseei)というのですが、まだ詳しいことはまだわかっていないんです。
大蛇といえば、やはりオオアナコンダ
※中央の白いヘビはニシキヘビの白変種です。
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そして、やはりアナコンダといえば、もう大蛇の代名詞といってもいい存在。先ほどアナコンダは3種いることをお伝えさせていただきましたが、一般的にアナコンダというと、グリーンアナコンダ(オオアナコンダ)のことを指すことがほとんどですね。
そのオオアナコンダですが、平均5m、大きな個体では6mを超え、現在確認されている最大個体では、10mに達するような個体も発見されており、2016年にはブラジルで、33フィートと10mを超えるアナコンダが発見されていて、現地でもニュースとして大きく報じられたようです。
残念ながらこのアナコンダは頭部が潰れてしまっており、生きてはいないものの、この数字が正確なものであれば、現在最長記録であるアミメニシキヘビの9.9mを超えて、長さ、重量共にアナコンダが世界最大種となりますね。
実はアナコンダはかなり重量もある事で知られていて、同じく大蛇として名高いニシキヘビの仲間と比べても、同じ長さであれば、その胴回りの太さは倍近くもあり、アナコンダのほうがかなり重量がある事が分かっています。
アナコンダはどこまで巨大化するのか
このように、アナコンダは巨大なヘビとしてその大蛇っぷりは世界に轟いていますが、そんなこともあってか、10mどころか、もっと巨大なアナコンダの目撃証言もあったりしてですね。18mのアナコンダを見たとか、中には50mの巨大アナコンダを仕留めたとか、半水棲であるとはいえ、重力の影響をモロに受ける陸上動物としては、ちょっとあり得ないような巨大なアナコンダがいるという証言もあるんです。
50mといえば、昭和時代のゴジラと同じ大きさ。もはや怪獣といっても過言ではありません。このような巨大なアナコンダの存在がもし実証されれば、シロナガスクジラを大きく凌駕し、一気に地球史上最大の脊椎動物候補に躍り出ることになります。
このように巨大神話が後を絶たない、アナコンダですが、爬虫類のですので、存命する限り、その体が成長する可能性はあるのはもちろんなんですが、ただ、巨大になると、それだけエネルギー消費も激しいですし、その分、より多くの餌が必要になります。なので無限に成長するというのは、ちょっと難しいかもしれません。
また、神経伝達速度の観点から、アナコンダの限度を14mほどが限界という面白い説もあります。
NATHONALGEOGRAPHIC 日本版 第10回 生き物のスピード競争
上記の記事を拝読させていただき、確かになるほどな・・・と思いつつ、
となると、シロナガスクジラはシャチに尾をかじられても、ちょっとの間気づかないの?っていう素朴な疑問も生まれたりしますが、確かに何かしら攻撃を受けて、それが脳に伝わる速度に遅れが生じると、厳しい自然界では致命的というもの。
確かにこれだと、よほど特殊な神経伝達回路がない限り、あまり巨大化するものちょっとマズいような気がしますね。
また、アナコンダが超重量級大蛇である事は先ほどお伝えした通り。となると、50mを超えるとなると、その胴回りは千年大樹よりも太い可能性があり、これを鑑みると、その体重もとんでもない重量になると考えられます。ということは、残念ながら50mを超えるアナコンダは現実的にちょっと厳しいかもですね。
う~ん・・・残念。
やはり、現実的なところでいえば、限界は10mほどなのかもしれませんね。まぁそれでも、間違いなく巨大ですが。
最後に
いかがだったでしょう。今回は世界最大のヘビとして名高いオオアナコンダにスポットを当てて、その魅力に迫ってみました。やはり現実的に考えると、如何な巨神オオアナコンダといえど、その成長に限界点がありそうなのは残念なところですが、まだまだこの地球上では未開の地も存在し、未知の生き物たちが暮らし、毎日のように新種が発見されていることも事実。願わくば、この地球最後の秘境は野生動物たちの楽園として、そっとしておいてほしいものです。
そして、その奥地にはオオアナコンダをも凌駕する巨大な種のアナコンダがひっそりと暮らしているかもしれませんね。ではでは、今回も最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。