えたばりゅコラム

警察犬 きな子 天国へ

こんにちは(^^)えたばりゅです。
こちらでは、私えたばりゅが主に生き物関連のニュースなどに反応し、独断と偏見感満載に解釈するコーナーです。ですのでそういったものが苦手な方は、スルーして頂けましたらと思いますm( _ _ )m

久しぶりにヤフーニュースを見ていたら、本当に長い間ご苦労様。ありがとう。とぜひとも御礼したい記事が掲載されておりましたので、ぜひともこちらはご紹介せねばと思いました。今回は甚だ一人よがりな記事になると思いますが、あぁ。また動物バカが何かいってるわ。という感じでごらんいただけましたらと思います。

では、今回も最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

警察犬 きな子 天国へ どうか安らかに・・・


画像は、中村好見氏撮影が撮影されたものをお借りしました。きな子ちゃんの愛娘、みりんちゃんとこむぎちゃんとのスリーショット。

簡単にご紹介すると、きな子ちゃんは香川県丸亀市にある、丸亀警察犬訓練署で訓練を受けた警察犬です。犬種はラブラドールレトリーバーの女の子。2002年にこの世に生まれ、2007年に、警察犬試験に見事合格。その後香川県警の嘱託警察犬として活躍し、2013年に次の世代へとその地位を引き継ぎ引退。そして、2017年3月20日(月)に老衰のため、天国へと旅立ちました。

ラブラドールレトリーバー:体重約20~40kgほどの大型犬で、元々は猟師が撃った水鳥を回収するために作られた犬種。そういった経緯から比較的水を怖がらない個体が多い。体色は白、クリーム、薄茶、黒。性格は温厚で人にもなれやすく、元が猟犬なので人の指示も聞きやすいこと、そしてその性格から、警察犬のみならず、麻薬探知犬、盲導犬、聴導犬、などあらゆる方面で人の手助けをしてくれている犬種。このような使役犬としては、以前記事 番犬色々 でご紹介したとおり、ジャーマンシェパードドッグ、ゴールデンレトリーバーと並んで多い犬種であります。

<香川・警察犬>あの「きな子」が死んだ 14歳老衰で

yahooニュース掲載 毎日新聞 3/20(月)配信記事より

しかし警察犬といえば、きな子ちゃんのほかにも全国の警察署にかなりの数の警察犬が所属しており、犯罪抑止のため、また犯罪解決のために大活躍してくれています。

では、なんでこのきな子ちゃんが有名になったのか。それは、きな子ちゃんが人間界で言うところのいわゆる「劣等性ぶり」が注目されたからなんです。

6度の試験に敢え無く不合格


こちらきな子ちゃんのお母さん、おばあちゃんも出演している動画。そして、きな子ちゃんのかわいい試験ぶりも激写されております( *´艸`)

警察犬というのは、訓練さえ受ければエスカレーター式に警察犬に慣れるのではなく、警察犬になるための訓練を終了した後の警察犬試験に合格しなければ警察犬として活躍することはありません。

きな子ちゃんは、2004年に訓練の過程を終了し、試験に臨んだのですが、残念ながら、その試験では不合格。その後6度の試験にあえなく不合格。しかしながら、その何度不合格になっても試験に挑戦し続けるそのひたむきな挑戦心が功を奏し、7度目の試験で見事に合格。・・・正にラッキー7ですよね。

しかし、その7度目の合格については、ラッキーとは思えないような能ある鷹ぶりなんです。

合格したのは、県警主催競技会の臭気選別の部門。なんとその時出場していた、37頭を見事に抑え、38頭中1位という大快挙を成し遂げ優勝。「劣等生」を見事に返上しました。そして、2011年に高松市の県警察学校で開かれた委嘱式にて、嘱託書とメダルがきな子ちゃんに授与され、正式に警察犬となりました。

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6度の試験に落ちはしましたが、その風貌とその性格から人気が出始め、テレビで紹介され、書籍にもなりました。また、きな子ちゃんを題材とした警察犬になるまでの奮闘を描いた映画も製作されています。

警察犬として活躍するまで

警察犬として合格するまで、警察犬訓練以外何もしていなかったのかというとそうではなく、その穏やかな性格からセラピー犬としてドッグセラピーでも活躍していたようで、また色んなイベントに出演したりとその多才振りを発揮していました。

「老衰」という「快挙」

天国へと旅立ったのは、老衰によるとのこと。老衰というのは、私えたばりゅの個人的な思いなのですが、病気にもかからず自分に与えられた生命活動期間を滞りなく終了させられる理想の旅立ち方だと思うんです。また、ただでさえレトリバー犬種は腫瘍の発症率が多い犬種。そういった病気を患うこともなく、寿命を全うできたということは立派な「快挙」だと思います。

私たち人間ですら、「老衰で旅立とう。」これは、誰しもが描く理想の旅立ち方だと思うのですが、思い描いたからといってなかなか実行できるものではありませんよね。

きな子ちゃんから学んだこと。

きな子ちゃんから、学ばせていただいたことは、挑戦心を忘れないことがどれだけ大切なことかということです。もちろん、苦労の末の警察犬合格はきな子ちゃんだけでなく、パートナーである訓練士さんが、どうにかきな子ちゃんを警察犬として活躍させたいという強い思いもあったからに違いありません。

こうした、絶対に。という強い思いと行動力と継続力が身を結んだのだと思います。何かに挑戦しても、目の前の壁に対処できず何かと自分に都合のいい理由をつけてあきらめてしまったりしてしまいがちですが、その壁を糧に反省、成長していけばおのずと道は開けるのだなということを私えたばりゅも肝に銘じなければなりません。

・・・いや~~、劣等生どころか、素晴らしい生き様を見せてくれた素晴らしい先生ではないかと思わずにはいられませんよね。

最後に

いかがだったでしょう。旅立ってしまったのは非常に寂しい限りですが、きな子ちゃんの生き様は本当に私たちのお手本とすべき生き様だなと思います。大きな壁にも屈せず、目標を達成し、生涯を終えるときも健康的にその寿命を全うする。

私えたばりゅもこのようにならなくては(`・ω・´) と厚かましく思う次第でございます。

今回も最後までお付き合いいいただき、ありがとうございます。

そして、最後になりましたが きな子特別教育隊員へ

本当に任務ご苦労様でした。謹んでご冥福をお祈りいたします。

あにまるじゃんくしょん
管理人 えたばりゅ Eternal Value

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