こんにちは(^^♪えたばりゅです。
自然界にたくましく生きる野生動物たち。強い者、優美な者、様々ですが、その姿と生きざまは、もはやカリスマといっても過言ではありません。
このコーナーは、そんな自然界に生きる様々な魅力あふれる野生動物たちにスポットを当ててご紹介するコーナーです。こちらでご紹介する動物が好きなあなたに楽しんでいただき、またさらに、その動物に興味を深めるコンテンツになっていますので、ぜひ最後まで楽しんでいただければと思います。
今回ご紹介する野生動物は、私たちアラフォー世代以上の方には非常に懐かしく感じるのではないでしょうか。
とあるCMをきっかけに一世を風靡したトカゲといえば・・・
そうなんです。今回ご紹介するのはエリマキトカゲ。
では、さっそく今回の野生動物、往年のアイドル「エリマキトカゲ」をご紹介していきたいと思います。
アラフォー世代不滅のアイドル エリマキトカゲ
エリマキトカゲは、英名を Frilled lizard。学名を Chlamydosaurus kingii という、有隣目アガマ科エリマキトカゲ属に属するトカゲの仲間で、体長は 約80cmほどになります。日本で見るトカゲに比べるとかなり大きいように思いますが、体の約6割は尻尾になりますので、尻尾を除くと約30cmほどになります。まぁ・・・それでもイメージよりはかなり大きいですよね(;^ω^)
生息地はオーストラリア北部とパプアニューギニアの一部。
エリマキトカゲといえば、やはりあの颯爽と後肢で立ち上がり走る姿が強烈に印象深いかと思いますが、普段は樹上で生活しております。
そして、エリマキトカゲのもう一つの大きな特徴であり、日本名、英名の元になっている、首の付け根についている大きな襟巻状の飾りなのですが、これはオス、メスともについており、オスがメスへのアプローチでディスプレイに使用するものではないんですね。
では、あのとてつもないインパクトのフリルはどういった時に使っていたのでしょうか。
エリマキトカゲのあのコミカルなフリルと2足ダッシュは実は命を守る行動だった
どういった時にあのエリマキを使うかというと、外敵など、外部からの脅威にさらされた時、このフリルを思いっきり広げて威嚇して、相手が怯んだ隙に、あのダッシュでその場から素早く逃げていきます。
ですので、あのコミカルに見えるエリマキを広げた姿は、実はエリマキトカゲの命綱といっても過言ではない、エリマキトカゲにとっては自らの命を守るための非常に大事な体の一部なんです。
かつて一世を風靡したカリスマアイドル エリマキトカゲ
いや・・・ご存じない方もいらっしゃるかもなんで、当時の人気ぶりを申し上げると、確実にパンダ以上でした。
パンダ以上という時点で、エリマキトカゲが相当な人気を博していたことがお判りいただけるのではないでしょうか。
エリマキトカゲ人気爆発の発端
なぜそんなに人気が出たかというと、その当時私も好きでよく拝見していた、「わくわく動物ランド」という動物番組があり、そのコーナーの一環で動物学者の千石正一さんが、様々な珍しい爬虫類を紹介するコーナーがあったんですね。
そのコーナーでエリマキトカゲを紹介したことで、それが発端となり、当時の三菱ミラージュのCMに抜擢、一躍有名となりました。
千石正一先生。
わくわく動物ランドの後釜的番組であった、「動物奇想天外」でも出演されておられ、独特な容姿(失礼)から発せられる独自の動物解説、そして外来種の問題提起などを発信されておられ、本当に私も尊敬させていただいている方です。2012年に残念ながら、癌のために62歳という若さでお亡くなりになられていますが、本当に素晴らしい先生でありました。
そんなミラージュのCM。いや~~♪ YouTube様様ですね。探すと・・・いや探すまで行かなくとも簡単にヒットしました。というわけで、当時の1984年に発売された三菱ミラージュと共にエリマキトカゲ氏の雄姿をご覧頂ければと思います。
いや~(^^♪ エリマキトカゲ氏はもちろんのこと、当時のミラージュ。やっぱりこの頃の車ってハコガタまっしぐらだったんですね~~♪ いや~懐かしい!
エリマキトカゲ 気になる生息数は・・・
そして、当時一世を風靡したカリスマアイドルも 今は少し生息数が減少気味のようです。エリマキトカゲの保全状況は以下のようになります。
やはり、普段の生息地が森林部ということもあり、生息地域が分断され、地域によっては生息数が減少していますので、保全に向けた対策が必要といえます。
最後に
いかがだったでしょう。今回は往年のカリスマアイドル、エリマキトカゲをご紹介させていただきました。某TV番組のあの人は今的な感じになってしまいましたが、懐かしさを味わっていただいたかたっも多いのではないでしょうか。
そんなアイドルも少し生息数と生息状況の方が心配ですよね。これから先も個性的な姿で生息地を元気に駆け抜けてほしいものだと思います。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。