こんにちは(^^♪えたばりゅです。
自然界にたくましく生きる野生動物たち。強い者、優美な者、様々ですが、その姿と生きざまは、もはやカリスマといっても過言ではありません。
このコーナーは、そんな自然界に生きる様々な魅力あふれる野生動物たちにスポットを当ててご紹介するコーナーです。こちらでご紹介する動物が好きなあなたに楽しんでいただき、またさらに、その動物に興味を深めるコンテンツになっていますので、ぜひ最後まで楽しんでいただければと思います。
では、さっそく今回の野生動物、見る角度で色が様々に変化する歩く宝石、ヤマトタマムシをご紹介していきたいと思います。
ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
ヤマトタマムシ その容姿はまさに歩く宝石
ヤマトタマムシはコウチュウ目タマムシ科に属する、昆虫の仲間で、英名を、Jewel beetle、もしくは Metallic wood-boring beetle。学名を Chrysochroa fulgidissima といいます。
珠虫(タマムシ)という和名もさることながら、Jewel beetle ですよ。ヤマトタマムシがいかにその見た目で人々を魅了しているか、よくわかる和名と英名ですよね。
そして、単にタマムシと呼称した時は、このヤマトタマムシのことを指すことが多いです。ヤマトタマムシの生息地は、本州、四国、九州のケヤキやニレ科の植物が生い茂る場所に多く生息しております。成虫の生息時期は6~9月にかけて。ちょうど今は世代が交代したところというところでしょうか。
ちなみにヤマトタマムシはじめ、タマムシの仲間は日本だけでも約200種にも及ぶ種類が生息しており、世界にまで幅を広げますと、なんとその種類は15000種以上にも及ぶことが分かっております。
食性は成虫、幼虫共に植物食。幼虫は他のコウチュウ目と同じく、木を食して生活しております。
ヤマトタマムシが多くの方から好かれる理由
これは他の昆虫たちには申し訳ないですが、やはりその体色に他ならないのではないでしょうか。
一見ラメ入りのエメラルドグリーンに赤い筋が二本入った姿をしておりますが、見る角度によっては薄いエメラルドブルーに見えたりと、様々な色に変化し、本当に見るものを魅了する姿をしております。見る角度によって様々な色に変化して見えることを「タマムシ色」と形容したりしますが、もちろんこの形容はこのタマムシから由来しております。
また、ヤマトタマムシが属する、タマムシ科の昆虫は日本だけでも、200種類が生息していることは先ほどお伝えさせていただいた通りですが、そのタマムシ科の仲間の一種にヤマトタマムシとはまた違った魅力を持つタマムシもおりましてですね。
ちょうどいい機会なのでそちらのタマムシもご紹介させていただきましょう。
とても小さいタマムシ クズノチビタマムシ
画像はウィキペディアさんにお借りしました。
クズノチビタマムシ・・・
名前が何ともシュールですが、「クズ」というのはチリといった類のあのクズではなく、植物のクズの葉を主食としていることから、その名前が付きました。
まぁ、チビはその名の通りで、ヤマトタマムシの体長が約6~8cmほどなのに対して、クズノチビタマムシは約3~4mmほどとかなり小さいタマムシになります。そんな小さな大きさであるため、生息数としては比較的多いものの、あまり気づかれることはありません。
また、クズノチビタマムシもヤマトタマムシほどではないですが、タマムシ科に名を連ねているとおり、光沢のある体色をしております。
そして、タマムシをご紹介するにあたって、もう一種どうしてもご紹介したい昆虫がいるんです。そちらも同じコウチュウ目に属する昆虫になります。
極彩色なるも不遇なる昆虫 ハンミョウ
ハンミョウはコウチュウ目ハンミョウ科に属する昆虫の一種で、植物や樹液を主食としているコウチュウ目では珍しく幼虫、成虫共に他の昆虫を捕食する、肉食性昆虫になります。生息地域は、本州の南側と九州、四国、屋久島など。体長は約2cmほどになります。タマムシほどの体色ではないですが、ハンミョウの体色もかなりきれいな色をしており、極彩色といっても過言ではありません。
上の画像でお分かりかと思いますが、とてもきれいでしょ。
タマムシまではいかないかもしれませんが、もっと有名になってもおかしくない昆虫であります。・・・でも、あんまり知っている人。いないんじゃないですかね。多分タマムシのように優遇されなかった理由はおそらくですが、
タマムシがいるから。
だと思います。ハンミョウもかなり魅力ある色をしていると思うのですが、食性が他の昆虫ということと、この画像では分かりにくいですが、結構凶暴な顔をしているんですよね(;^ω^) 多分そんなこともあり、タマムシのようにもてはやされることなく、ひっそりと暮らしているのだと思います。
まぁ・・・ハンミョウにとってはその方が絶対いいと思いますが(;^ω^)
最後に
いかがだったでしょう。今回は昆虫界の宝石、タマムシをご紹介させていただきました。いや~~♪ やっぱりきれいですよね。
ちなみになんでこんな体色になったかといえば、天敵である鳥が色の変化するものを嫌うためという説が有力とされております。
つまり、この色はタマムシにとって外敵に襲われないための進化の賜物といえます。自然の産物でこのような色が生まれるとは本当にすごいとしか言いようがありませんよね。今のところタマムシは安定して生息しているようですので、この先もしっかりと安定生息を行えるよう、見守っていきたいものです。
・・・もちろんハンミョウも( *´艸`) では今回はこのあたりで。。。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます(^^♪