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バリエーション溢れる犬の耳を一挙紹介!その魅力と耳の疾患の関係性とは!?

こんにちは。えたばりゅです。

今回は犬たちの耳にスポットを当てて、わんこの様々なバリエーションと魅力溢れる耳の形を一挙ご紹介をしてみようと思います。

また、耳の形状によっては耳の病気にかかりやすい犬もおりましてですね。そのあたりのご紹介と、そしてご自宅の愛犬が、耳に何かしらの疾患にかかっているとき、それを見分けるしぐさなどもご紹介しようと思いますので、是非今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

可愛さとバリエーションに富んだ犬の耳を一挙紹介!

猫の耳の形状は、スコティッシュフォールドといった、少し垂れ気味のにゃんこもいますが、そのほとんどはしっかりとピーンと立った状態のいわゆる立ち耳が、ほとんどですよね。それに対し、犬たちは耳の形状や大きさは様々。

犬の耳の代表的な形:立ち耳

こちらは、一般的ないわゆる立ち耳。数ある犬の耳の形の中でも、一番オーソドックスな形状といえるのではないでしょうか。

耳の形が立ち耳の犬たち

一番オーソドックスな形ということもあり、様々な犬種がおります。その中でも、立ち耳の代表的な犬種は、

柴犬・秋田犬などの日本犬

ウィリッシュコーギー系

チワワ

ジャーマンシェパード・ドッグ

シベリアンハスキーなどなど。

やはり立ち耳はオオカミを彷彿させるところがあるので、立ち耳の犬たちはどことなく凛々しい印象がありますよね。

犬の耳の代表的な形:垂れ耳

 

垂れ耳は耳介が前方に垂れ下がったような形状をしていて、こちらも経ち耳と同じく、比較的犬の耳としてはオーソドックスな形といえます。

耳の形が立ち耳の犬たち

洋犬たちにこのような形状の耳の犬種が多く、

ラブラドルレトリバー、ゴールデンレトリバーなどのレトリバー系

ビーグル

ダックス系

セントバーナード

そして少しわかりにくいかもしれませんが、プードル

など。日本犬では狆のほか、四国犬を祖とする土佐犬(土佐闘犬)もマスティフやブルドッグなどの洋犬の血も受け継いでいるせいか、日本犬としては珍しい垂れ耳の形状になっています。

 

犬の耳の代表的な形:半垂れ

こちらは、立ち耳、垂れ耳のワンコたちに比べると、その形状をしている犬種は若干少ないですが、こちらも比較的よく見る耳の形状になります。

耳の形が半垂れの犬たち

MIX犬では比較的よくみられる形状の耳で、純血種では

ジャックラッセルテリア

ピットブル(アメリカンピットブルテリア)

ミニチュアシュナウザー

ボーダーコリーなど。

犬の耳の代表的な形:ちょい垂れ

 

正式に「ちょいたれ」と呼称するかは不明ですが、ほぼ立ち耳で、先端部分だけ少しだけ折れ曲がった状態の耳ですね。

耳の形がちょい垂れの犬たち

こちらもMIX犬に主に、みられる形状なのですが、純血種では

コリー

シェットランドシープドッグ

などですね。ただ、先ほどご紹介した半垂れとちょい垂れはかなり微妙なラインで、コリーやシェットランドシープドッグも個体によっては半垂れだったり、先ほど半垂れの犬種でご紹介したボーダーコリーやミニチュアシュナウザーも個体によっては、ちょい垂れの場合もあります。

ですので、半垂れ、ちょい垂れは個体差で境界線はないのかもしれませんね。

犬の耳のちょっとレアな形:方垂れ

ココでちょっとレアな犬の耳の形状をご紹介

こちらも正式呼称は不明ですが、こちらはMIX犬にしばしば見られる形状です。特に耳に傷を負っていたり、耳に何らかの異常があるわけでなく、このような形状になる犬もおります。

ちょっと変わった形ですが、愛嬌があって可愛いですよね。

犬たちは生まれてしばらくは、みんな垂れ耳

実は、わんこたちは、どの犬種も生まれてしばらくは全てたれ耳の状態なのです。そして成長していくにしたがって、耳の形状は立ち耳になったり、たれ耳のままだったりと分かれていきます。また、犬種によっては生まれてしばらく経つと断耳を施す犬種もおります。

犬の耳の断耳について

 

映画で警察犬や軍用犬としてよく登場するドーベルマン。耳がビシッと立っていかにも精悍な感じですよね。

でも実は本来ドーベルマンの耳は垂れ耳なんです。

こんな感じ。

他にも断耳がよくみられる犬種として、

グレートデン

ボクサー

ピットブル(アメリカンピットブルテリア)

などがおり、その外見を際立たせることが目的で、本来たれ耳、もしくは半たれの犬種の耳の一部を切り落とし、強制的に立ち耳にすることがあります。

同じようなものとして、断尾というものもあり、医療目的での断耳、断尾を除いた場合、犬の精悍性を向上させるためのみに行われることがほとんどで、倫理上、もしくは愛護性の観点から、ヨーロッパなどでは双方ともに禁止されている国もあります。

いかがでしょう。結構いろんな耳の形がありますでしょ。断耳・断尾に関しては色んな意見がありますが、僭越ながら私個人の意見としては、本来ある姿に魅力を見出したいなと思う今日この頃。

では、次に耳の形状によっては耳の疾患にかかりやすいこともありますので、そちらのほうをご紹介していきたいと思います。

耳の病気に注意が必要な犬種

どの犬種においても、時間の経過共に耳の汚れ、いわゆる耳垢は当然貯まるもので、定期的に耳の掃除などのケアは必要です。ただ、耳の形状・体の毛質によっては、より溜まりやすい犬種もあるんですね。

垂れ耳系、長毛の犬種は耳の疾患に要注意!

垂れ耳の犬は、立ち耳に比べると、耳の穴を普段ふさいでいる状態なので、立ち耳の犬に比べると通気性が悪く、汚れが溜まりやすい傾向があります。また、これは長毛、いわゆるロングコートの犬種もこれにあたります。また、同じ犬種でもショートコートとロングコート(ワイヤーヘアード)に分かれている犬種もあり、ご自宅の犬の毛質に合わせた耳のケアが必要になります。

愛犬がこんな仕草をしたら耳が汚れているサイン

犬たちもやはり、耳の中が汚れてくると気持ちが悪いので、そのようなサインを発することがあります。では、どのような仕草をすると耳の中が汚れている可能性があるのでしょうか。

愛犬が首を振るような仕草をよくする

 

よく、シャンプーをした後などに、愛犬が自らの体の水分を取り払うために盛大に体を震わせるのは、よく見る光景ですよね。

ですが、耳が汚れているというサインは、このように体全身を震わせるわけではなく、首元だけを頻繁にパタパタと振るような感じです。これをひっきりなしに繰り返している場合は、内部に汚れが溜まっている可能性が高いです。

愛犬が普通に歩行している時なども首を傾げたような仕草を継続して行う

犬も自身にとって、不可解なことが起きたとき、人間のように首をかしげることもありますので、何か対象物を見ながら首をかしげているときはあまり心配ないのですが、普通に歩行しているときでさえも首を傾げた状態のときは、その傾げた方向の耳に汚れが溜まっていたり、あるいは外耳炎などの耳の疾患にかかっている可能性があります。

また、この首を傾げた状態がつづくことを「斜頸」 といい、単に耳が汚れているだけならいいのですが、この斜頸は脳や神経に何らかの異常が起因している場合もございますので、 もしこのような状態が続く時はできるだけ早い目に動物病院の方で診察していただく必要があるかと思います。

また、これら犬がサインを発するときにはすでに内部の汚れが相当溜まっている、あるいは耳の疾患を発症してしまっていることが多いです。ですので、これらのサインを発する前に定期的にケアをする必要はあるかと思います。

愛犬の耳のケアはどれくらいの頻度で行えばいいの?

その犬の生活環境などにもより、一概には言えませんが、ある程度の指標としては、

短毛立ち耳の犬種で1か月に一度程。

立ち耳長毛、あるいはたれ耳の犬種で2週間に一度程。

これくらいの周期で耳の中のチェックをしていただけましたらと思います。

チェックをする方法として、コットンなどの柔らかい素材で耳の中をなでてみる。それで、黒い汚れがついているならば、内部まで汚れがある可能性があるので、耳の洗浄をする必要があります。

また、目視による確認もある程度可能です。正常な耳の内部はきれいなピンク色をしていますが、内部に汚れが付着していますと、赤黒いような汚れが付着しているのが確認できます。

もし、このような状態を放置しておくと、外耳炎などの耳の炎症や、その炎症が激しい場合は、内部が腐ってしまったりと重症化することもあります。ですので、たかが耳垢。されど耳垢。侮ることなく、早い目のケアをおこなっていただけましたらと思います。

愛犬の耳のケアをするうえで注意するポイント

やはり、耳の穴はデリケートな箇所ですので、安易に綿棒などで除去を行おうとすると、愛犬が急に暴れだすなどして、内部を傷つけてしまう可能性があります。ですので、最初は動物病院のほうで、しっかりと洗浄してもらい、やり方を教わったのち、ご自身でケアをされるのがよろしいかと思います。

耳の洗浄ツールなどが市販されておりますが、耳の汚れ具合によっては、専用の洗浄液で内部を洗浄する必要とするケースもあります。もし、ご自身でケアを行うのにご心配があるようでしたなら、定期的に動物病院の方でケアを施してもらうのも良い選択肢の一つかと思います。

耳の内部は普段あまりみる機会がない場所かと思いますので、汚れの発見が遅れがちなのですが、定期的に耳の中をチェックして大切な愛犬の健康管理に役立てていただけましたら幸いです。

最後に

いかがだったでしょう。今回は犬たちの耳にスポットを当てて、様々な犬の耳の形状、そして耳の疾患にかかりやすい姿の犬や犬種をご紹介させていただきました。

それにしても、にゃんずも世界各地に様々な種類がいるのですが、にゃんずの耳は人と共に暮らす種、そしてトラやライオンなど野生のネコ科動物問わず、そのほとんどがピンと天を突いた立ち耳。

それに対し、わんずは耳の形状がなぜ故、種によって形状が変化していったのか、この辺りも気になるところですよね。また、折を見てこの辺りも調査したいなと思います。

今回の記事があなたの愛犬の健康生活向上のお役に立てれば幸いです。では、今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

 

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