動物雑学

実は日本には3200種以上の固有種が暮している!固有種と日本の深い関係とは!?

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こんにちは。えたばりゅです。

今回は、日本という国と固有種といわれる動物たちの深い関係についてスポットを当ててご紹介したいと思います。経済重視な側面が目立ち、少し自然に対する意識が薄れがちな我が国日本ですが、こちらの記事を読み終えるころには、日本の自然もまだまだ捨てたもんじゃなく、やっぱガッチリ守ってやらないとな。

というあなたの保護本能がバシバシくすぐられること請け合いですので、ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

その数動物種だけで2700種以上!世界有数の固有種が暮らす国日本

日本では先進国の中はもちろん、世界的に見てもその国土面積は広いとは言い難いですよね。また、最近ではコンクリートジャングルのイメージが強く、あまり自然環境豊かな国というイメージには結びつかないかと思います。

しかしながら、日本には古来より続く自然豊かかな山林も残されており、そこには数多くの動植物が暮らしております。また、あまり知られていませんが、日本は世界的に見ても固有種の生息比率が他の国々と比較してもかなり高いことが分かっているんですね。

日本に生息する固有種の数はなんと動物種だけで2700種以上!植物にもその範囲を広げるとなんとなんとの3200種以上もの固有種たちが暮らしており、実は日本列島は世界有数の固有種の生息地域なんですね。

そのことから種の保存の観点から重要な地域とする生物多様性ホットスポットに指定されている土地でもあります。

出典:日本の生物多様性ホットスポットの構造に関する研究 国立科学博物館

生物多様性ホットスポットとは

生物多様性ホットスポットとは、種の保全としてかなり重要な地域のことを指しており、

地球規模での生物多様性が高いにもかかわらず、人類による破壊の危機に瀕している地域。

引用:Wikipedia

とあります。かみ砕いていえば、固有種がたくさんいて、生き物自体の種類も豊富なのに、お宅の地域の動植物たち。あなたたちのせいで絶滅しかかっていますよ。

という感じですね。残念なことに地球上では世界各国、様々な地域がこの生物多様性ホットスポットに指定されており、日本の他、マダガスカル、地中海沿岸、フィリピン、カリフォルニア沿岸、東ヒマラヤなど30か所以上の地域が生物多様性ホットスポットに指定されています。

ある意味、不名誉な指定といえるので、私たち日本人としては率先してしっかり挽回していかないとですよね。

固有種とは

固有種という言葉は、動物関連の番組や報道でも結構使われたりしていますので、よくご存じかと思いますが、固有種とはどのような種のことを指すか簡単にご説明させていただくと、その国や地域にのみ生息しており、その地域で自然繁殖、生育している種の動植物のことで、要はその国や地域にしか生息していない動植物のことを言います。

最近は各国で外来種に関する問題がクローズアップされますので、その対義語である在来種と同じような意味で用いられたりもします。

ただ、固有種は先ほど申し上げた通り、古来よりその国、地域でのみ生息、繁殖している動植物であるのに対し、在来種はその地域で自然に拡散し、繁殖した動植物で主に明治以前から日本に生息している動植物のことを意味します。

ですので、ノコギリクワガタなどは明治時代はもちろん、それ以前から日本に生息していて、なおかつ自然分布した種ではありますが、近隣諸国の朝鮮半島にも生息しているため、在来種ではあるのですが、固有種には当てはめることはできませんので、在来種と固有種が必ずしもイコールであるという点には疑問が残るといえます。

日本に固有種が多い理由

日本は言わずと知れた島国。日本は太平洋やオホーツク海、日本海など国の周りは海に囲まれており、陸続きとなっている隣国は現在のところ存在しません。

日本がこのように他の国々と隔絶した環境を形作ったのは、今から約2000万年以上前の中新世と呼ばれる時代とされております。中新世といえば、あの超有名なメガロドンが出現し、海の覇者への道を着実に歩み続けていた時代。そう考えると、ロマンがありますよね。

このように日本は古い時代から、地殻変動などの理由で他の大陸と隔絶され、それ以前に現在の日本列島で暮らしていた種などが、隔絶された日本列島で独自の進化を遂げることにより、現在日本にしか生息しない固有種へと進化を遂げました。

こういった外海と隔絶された環境下が長く続いていることが日本に固有種が多く生息している主な要因といえ、独自の進化を遂げた固有種と日本の深い関係が垣間見えます。

日本に生息している代表的な固有種たち

ではでは、日本に生息している固有種と呼ばれる動物たちには一体どのような動物たちがいるのか。その代表的な例をご紹介していきましょう。

日本に生息している固有種

哺乳類:エゾヒグマ、ニホンツキノワグマ、ホンドギツネ、ニホンカモシカ、エゾシカ、ニホンザル、リュウキュウイノシシ、ニホンアナグマなど

鳥類:ニホンイヌワシ、ニホンキジ、カラスバト、オナガドリなど

爬虫類:ニホンマムシ、ホンハブ、ヤマカガシ、アオダイショウ、ニホンカナヘビ、ニホンイシガメなど

両生類:アカハライモリ、オオサンショウウオ、ニホンヒキガエル、ニホンアマガエル、トノサマガエルなど

節足動物:ニホンザリガニ、サワガニ、エンマコオロギ、ゴマダラカミキリなど

日本以外にも独自の進化を遂げた固有種がたくさんいる国

世界にはもちろん日本のように周りを外海で囲まれた国があり、そういった国々にも日本と同じく、古くから独自の進化を遂げたその国特有の固有種が多く暮らす国は存在します。その代表的な例としては

  • オーストラリア連邦(コアラ、カモノハシ、オーストラリアワニなど)
  • ニュージーランド王国(キウィ、ムカシトカゲなど)
  • マダガスカル共和国(アイアイ、ワオキツネザル、パンサーカメレオンなど)

ちなみに私たちがよく知るカンガルーの仲間の多くもオーストラリアに生息する固有種ですが、その仲間の一つである、木登りカンガルーの仲間はオーストラリアのほか、その多くがニューギニア島(インドネシア、パプアニューギニア領)に生息しております。

このように日本以外にも固有種を非常に多く有する国はあるんですね。また、国ではなく、島という単位になると、

  • ガラパゴス諸島(エクアドル領)
  • ハワイ諸島(アメリカ合衆国領)
  • 小笠原諸島(日本領)

など、本土と離れた島々にも多くの国よりも限定的な、その地域でしか見られない地域固有種が生息しています。

いかがでしょう。先ほどご紹介した小笠原諸島は日本のガラパゴスという別名もあり、非常に多くの固有種が生息している場所でもあるんですね。

最後に

いかがだったでしょう。今回は、固有種と日本列島の深い関係をご紹介させていただきました。日本という狭い環境下ですが、ビックリするほど重要な自然環境が隠されていましたよね。

また現在日本で確認されている生き物の中には、30万以上もの生き物たちがその分類すら明らかになっておりません。ですので、日本に生息する新種の固有種が新たに発見される可能性は十分にあり得るんですね。

そんな日本の自然環境をしっかりと守っていかねばですね。ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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