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キングペンギンとコウテイペンギンの違いはココだ!明確な両者の3つの違いとは?

こんにちは。えたばりゅです。

今回はキングペンギン(オウサマペンギン)とコウテイペンギン(エンペラーペンギン)の違いをご紹介しようと思います。

こちらの記事をご覧いただくことによって、その違いがバッチリスッキリ明確にわかるようになりますので、是非ゼヒ今回も最後までお付き合いいただければと思います。

キングペンギンとコウテイペンギンってどこが違うの??あなたのその疑問、バシッと解決!

キングペンギン(オウサマペンギン)とコウテイペンギン(エンペラーペンギン)、「王」、そして「皇帝」。どちらもめちゃくちゃロイヤルチックな名前ですよね。ちなみに「()」で示している通り、キングペンギンとオウサマペンギンは呼び名が違うだけで同じ種。そして、コウテイペンギンとエンペラーペンギンも然りでございます。

では、キングペンギン(オウサマペンギン)とコウテイペンギン(エンペラーペンギン)。この両者にはどこに違いがあるのでしょうか。

上の画像をご覧になって、え・・・どっちもおんなじじゃないの??Σ(´∀`;)って思われたのではないでしょうか。どちらもペンギンの仲間で、少し前に触れたジャイアントパンダとレッサーパンダとは違い、ペンギンの仲間でもオウサマペンギン属に属する種類のペンギンなんですね。

なので、ジャイアントパンダとレッサーパンダとの関係よりもかなり近い親戚関係的立ち位置になります。

これだけフォルムもそっくりでそれだけ近縁なら、もはやおんなじでしょ。

ってお思いになるかもしれませんが、実は同じ属に属しながらも両者には結構違いがあったりするんです。

では、早速その違いについて触れていきましょう。

キングペンギン(オウサマペンギン)とコウテイペンギン(エンペラーペンギン)の違い1.生息地の違い

同じようなロイヤル家系な両者ですが、住んでる場所に少し違いがあるんですね。

コウテイペンギンの生息地は、南極大陸の沿岸部を生活の場としており、南半球が主な生息地であるペンギンの中でも、一番最南端に生息しているペンギンとして知られています。

かたや、キングペンギンは南極よりも温暖な地域である、フォークランド諸島やサウスジョージア島などの亜南極地域の島々を生活の拠点としており、南米のパタゴニアなどでも見ることができます。

とはいえ、亜南極も南極よりは温暖であるものの、冬には氷点下40℃まで下がるのでキングペンギンもコウテイペンギンも人間が暮らすにはかなり厳しいような厳寒の地で暮らしていることには変わりありません。

キングペンギン(オウサマペンギン)とコウテイペンギン(エンペラーペンギン)の違い2.外見の違い

一見すると本当に両者見分けがつかないようなフォルムをしておりますが、その名前、エンペラー(皇帝)とキング(王)の関係性を表しているとおり、両者の大きさに違いがあって、コウテイペンギンのほうがキングペンよりも若干大きくなります。

コウテイペンギンの体長は約120cm、そして体重は約30kg、時には40kgを超える個体もおり、ペンギンの中では世界最大の大きさを誇っております。

キングペンギンのほうは、約90cm、体重は体重は約15kgほどとコウテイペンギンと比べると、一回り小さいですが、それでも他の種のペンギンが大体平均60cmほどと考えると、突出して大きく、コウテイペンギンとキングペンギンがペンギンの中では1位、2位となっております。

大きさはコウテイペンギンのほうが大きいですが、嘴の長さはキングペンギンのほうが長く、また両者ともに顔から頸部にかけての羽毛の色が特徴的ですが、キングペンギンのほうがより顕著に表れており、色もオレンジ色とコウテイペンギンよりもビビット感がある面立ちをしております。

また、外見的にも少し違いがあるんですね。ここで冒頭での画像を今一度見ていただきましょう。

いかがです。よ~く見てみると、瓜二つながらもちょっと違うところもあるような気がしますよね。そうなんです。両者の違いは顔の色。

どちらも顔から首のあたりにかけて暖色系の羽毛が生えているんですが、キングペンギンのほうが強いオレンジ色をしており、コウテイペンギンのほうは、淡い黄色をしております。

キングペンギン(オウサマペンギン)とコウテイペンギン(エンペラーペンギン)の違い3.雛鳥のフォルム

上記の様な違いはあれど、やっぱ似てますよね。でもこの両者のお子様を見ればその違いは一目瞭然。

もうこれは百聞は一見に如かずということで、どうぞ

こちらがキングペンギンの雛(ひな)・・・デカいw

一応念のため、画像の右側の茶色い方がキングペンギンさんのお子様です。

そして、こちらがコウテイペンギンの雛

いかがです?成鳥になるとほとんど見分けがつかない両者ですが、雛鳥の頃は明確な違いがありますよね。

もちろん、キングペンギンの雛も最初からこんなでっかいわけじゃなくて、成長期を経てこのような感じになります。

コウテイペンギンの雛は間違いなく癒し系である一方、世間では一部キングペンギンの雛は可愛くないなんて意見もあるようですが、私的にはこのなんともシュールというか、ずんぐりした体型もまたキングペンギンの雛のたまらない魅力の一つなんて思ってたりします。

キングペンギン(オウサマペンギン)とコウテイペンギン(エンペラーペンギン)の違い4.雛鳥が孵化するまでの抱卵の仕方

また、雛が誕生するまでの抱卵時の生態にも違いがあり、キングペンギンは他の多くの種類のペンギンたちと同じく、オスとメスが交代で抱卵しますが、コウテイペンギンのほうはメスは卵を産むと海へと餌を取りに出かけ、タマゴが孵る約2か月の間、抱卵はオスのみで行います。

これにはちゃんとした理由がありまして、コウテイペンギンは冬に産卵期が訪れ、それに加えて繁殖地は南極大陸沿岸から約100kmほど内陸なんです。

その移動と出産で体力を消耗したメスは少しでも早く栄養を補給する必要があり、出産を終えるとすぐに自身の栄養補給と、生まれてくる雛の為、狩りをしにまた海へと出かけなければならないからだと考えられています。

何で繁殖地をエサ場が近い沿岸地域にしないかというと、沿岸部にはコウテイペンギンの天敵となるヒョウアザラシもおり、その危険を避けるためや夏に氷が溶けてしまい、まだ成長していない雛が海に落ちて溺れてしまうのを防ぐためと考えられております。

ただ、ヒョウアザラシはキングペンギンの生息地域である亜南極地域でも生息しておりますので、これも一因だとは思いますが、雛の溺死を防ぐのが主な原因かもしれませんね。

最後に

いかがだったでしょう。今回はペンギン界のロイヤルファミリー、キングペンギンとコウテイペンギンの違いについて解説してみました。

フォルム的には非常に似通っている両者ですが、こうして改めて違いを上げてみると結構違ったところがあるのがよくわかりますよね。

特にお子様の違いはかなり衝撃だったのではないでしょうか。

ちなみにペンギンの仲間の中にはもう1種ロイヤルファミリー感溢れる、その名もロイヤルペンギンなるペンギンがいるのですが、こちらはオウサマペンギン属ではなく、マカロニペンギン属に属するペンギンの仲間でございます。

マカロニペンギン系ですので、ロイヤルペンギンはコウテイペンギンやキングペンギンとは全く違う見た目をしておりますので、こちらは容易に見分けることができます。ただ、生息地がオーストラリア大陸の南に位置するマッコーリ島近辺のみですので、私たちが出会うことはめったになさそうですね。

ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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