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ジュゴンとマナティの違いはココを見れば一発!両者を見分ける分かりやすいポイント

こんにちは。えたばりゅです。

今回は優しき巨獣、ジュゴンとマナティの違いについて分かりやすく解説していきたいと思います。こちらの記事をご覧いただくことによって、ジュゴンとマナティの違いがバッチリ目からウロコのごとく分かるようになりますので、是非ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

ジュゴンとマナティの違いはココだ!それぞれの違いと一発で見分けるポイント

ジュゴンもマナティ、どちらもその名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。クジラと同じく、一生を水の中で暮らす水棲哺乳類の仲間でとして知られており、どちらもカイギュウ目と呼ばれる系統に属しており、草食性の優しい性格をしたことで有名ですよね。

系統的にはジュゴンはカイギュウ目ジュゴン科ジュゴン属、マナティはカイギュウ目マナティ科マナティ属に分類されております。

ただ、その容姿は一卵性双生児のごとく、かなり似通っていて、体長に少し違いがありますが、目に見えて全然違うということはなく、一見するとどちらがジュゴンでどちらがマナティか、結構分かりづらいところがありましてですね。ではでは、そんなジュゴンとマナティの違いについてご紹介していきましょう。

ジュゴンとマナティの違い 生息域の違い

まず第一にジュゴンとマナティは生息域にその違いがあります。ジュゴンは主にフィリピン、マレーシアからオーストラリアの北部、インドの西部、アフリカ大陸東部の沿岸海域、に生息しており、主に太平洋、インド洋の大陸に面した海域を生活の場としています。

方やマナティはアフリカ西部の沿岸地域とフロリダやブラジルなど、大西洋に面した水域を生活の場としております。

また、ジュゴンは海生なのに対し、マナティは海水域、淡水域どちらにも生息可能で、それぞれの水域を回遊しながら生活しています。たたマナティの亜種である、アマゾンマナティは淡水域にのみ生息していて、その一生を河川や湖で過ごすんですね。このようにジュゴンとマナティはそれぞれ生息域に結構違いがあったりするんです。

ちなみにジュゴンは南西諸島の海域でも見ることができ、ジュゴンが生息する北限海域とされています。一方ジ生息南限はオーストラリア北部海域で、この海域が現在のところジュゴンが一番多く生息している地域とされているんですね。

では、そんなジュゴンとマナティをその容姿で見分けるポイントをご紹介しましょう。

ジュゴンとマナティを見分ける分かりやすい違い

ジュゴンとマナティの違いを見分けるには、それぞれの尻尾を見れば一発で見分けることができるんです。

ジュゴンの尻尾はクジラやイルカのような形状になっており、真ん中の部分がくびれた感じになっているんです。方やマナティの尻尾はしゃもじやうちわのような形状になっており、この尻尾を見るとその個体がジュゴンなのか、マナティなのかを一発で見分けることができるんです。

こちらがジュゴンの尻尾

そしてこちらがマナティの尻尾

いかがでしょう。ジュゴンの方が少しわかりにくいかもしれませんが、それぞれの尻尾に明確な違いがあるのがお判りいただけるのではないでしょうか。

ジュゴンとマナティの哀しい共通点

このように尻尾の違いがあれど、その姿はよく似ているジュゴンとマナティ。そしてこの両者はもう一つ、どちらの絶滅に瀕しているという悲しい共通点があって、ジュゴンマナティともに絶滅危惧 Ⅱ類(VU)にランクされているんです。

最後に

いかがだったでしょう。今回はジュゴンとマナティの違いと両者を一発で見分けるポイントを分かりやすくご紹介させていただきました。その容姿はよく似ていますが、尻尾を見て頂けると、どちらがジュゴンでどちらがマナティか、結構分かりやすいですよね。

現在のところカイギュウ目に属しているのは、ジュゴンとマナティですが、少し前まではステラーカイギュウという体長8mにも及んだ最大のカイギュウがベーリング海に生息していました。ジュゴンとマナティがステラーカイギュウのように絶滅してしまわないよう、私たちも出来る限りのことをして行かねばですよね。

ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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