魅惑の野生動物たち

【超絶美スタイル!】イヌ科のスーパーモデル担当タテガミオオカミ

こんにちは。えたばりゅです。

野生動物でスタイル抜群といえば、やはり陸上最速ランナーである、チーターをイメージしたりするのではないでしょうか。走ることに特化したその体は、まさに自然界が作り上げた美スタイルのお手本ともいうべき美しさ。

ですが、実は犬の世界にもいるんです。

チーターと同じく、美形はもちろん

  • 長身
  • 長い脚
  • 小顔

これらの全てをその手中に収めている、この上なく羨ましいお方が。その名はタテガミオオカミ。では早速、犬界のスーパーモデル、タテガミオオカミの魅力に迫っていきましょう。

タテガミオオカミ「優美」という言葉が具現化した羨ましすぎるフォルムとその魅力とは!?

タテガミオオカミ、学名は「Chrysocyon brachyurus」、英名は和名の英訳そのままで「Maned wolf」という、イヌ科タテガミオオカミ属に属する哺乳類で、南米ブラジル、パラグアイ、ボリビア、アルゼンチンの一部に生息しており、その中でも開けた草原や湿地帯などを好んで生活の場としています。

食性は雑食で、ネズミやウサギなどの小型哺乳類や鳥、トカゲ、果実などを食べております。オオカミよりも食性がやや中間に位置してますが、この辺りの食性と同じといったところでしょうか。

ですが、タテガミオオカミはオオカミという名がついていますが、同じイヌ科に属するものの、分類上ではオオカミとはそんなに近い位置づけじゃなく、どちらかといえば、ヤブイヌという同じ南米エリアに生息するイヌ科の動物に近いんです。

こちらが、ヤブイヌさん。

タテガミオオカミがカッコいい部類に属するならば、こちらは真逆の可愛い部類の筆頭というところでしょうか。

タテガミオオカミの名前の由来としては、背中側の首のあたりの体毛が成長と共に黒く長くなり、タテガミ状に変化することからこの名前がつきました。

お顔を見る限りは、オオカミっていうよりは狐に近い感じですよね。

では、タテガミオオカミの真骨頂その優美で、華麗なその姿にスポットを当てていきましょう。

タテガミオオカミの美しすぎるその姿

こちらがナショジオさんが誇る、タテガミオオカミのスタイルの良さを限界まで引き出した渾身の画像。

NATIONALGEOGRAPHIC日本版 ギャラリー タテガミオオカミ

メッチャスリムで脚長いでしょ。っていうか、何頭身あるんでしょうかコレ。私としては羨ましい限りですが、体高は大きい個体で約90cmとこれまた、結構な長身でして、南米大陸に生息するイヌ科の仲間では一番大きいんですね。

大きくてスタイルがいいといえば、イエイヌの中ではグレートデンが思い浮かびますが、グレートデンの体高が約90cmほどですので、体高的にはグレートデンほどの高さがあります。

しかしながら、体重は20kg前後とグレートデンの半分以下。

そして、小顔のオマケつき。これほどのスタイルと美顔を持っていれば、人であれば間違いなく異性はほっとかない存在といえますよね。

そして、そんなスーパーモデル、タテガミオオカミさんがシカと戯れている姿。

いや~・・・

なんといいますか、どっちがシカか分からないようなスタイルの良さ。このように優雅とか、「美麗」っていう言葉がそのまま生きて歩いてるようなタテガミオオカミさんですが、美しい意外にある事にお気づきになったのではないでしょうか。

タテガミオオカミの特徴

実はタテガミオオカミは同側の脚を一緒に動かして歩くという性質があるんです。例えば、右前脚が左前脚より前に出ている状態であれば、後ろ脚も同じくして、右後ろ脚が左後ろ脚より前に出ている状態。

これは、いわば私たち人間が歩く時に右足と右手が同じタイミングで出ている状態と同じことになるんです。

なかなか特徴的な歩き方でしょ。といっても、これはタテガミオオカミだけに見られる特徴ではなく、タイリクオオカミや私たちになじみ深い飼い犬、ひいては飼い猫やトラなども、こういった歩き方をすることが結構あったりするんです。

そういえば、私たち日本人も、欧米文化が浸透するまでは同じ側の手足を同じタイミングで出して歩いているっていう話を聞いたことがある気が・・・

タテガミオオカミの紹介に戻しますね。

またその美しい外見と同じく目を引くのが大きな耳。この大きな耳はダテではなく、タテガミオオカミの聴力は非常に優れており、この耳を生かしてうっそうと茂る草の中を動き回るネズミなどの小動物の位置を的確に判断し、その長い脚を生かして獲物にとびかかり、見事仕留めるんです。

タテガミオオカミの抜群のスタイルを手に入れた経緯

でも、そもそもなんで、タテガミオオカミは長身になり、且つ脚はこんなに長くなったんでしょうか。

それはタテガミオオカミが生活する環境。タテガミオオカミが生息する環境では、背丈の高い草が結構生い茂ってたりするので、そういう中でしっかりと視野を確保して、外敵や獲物をいち早く見つけやすくするために次第に長くなっていったと考えられているんです。

タテガミオオカミの羨ましすぎるそのスタイルは、実は厳しい世界で生き抜いていくために必須なものだったんですね。

消えゆくタテガミオオカミの優雅な姿

ただ、そんな美しい姿が仇となるというか、こういう美麗な種は、美しい姿から様々な逸話を生むことも多く、タテガミオオカミも睨むだけで鳥を殺すことができるなんて言う、超常的な力が宿っていると信じられてきました。

そのため、その目を持っているとお守りになるとか、体の各部分が薬になるとか言われており、それを伴う狩猟で数が減ってきているんです。

それに加え、開発による生息地域の分断、スポーツハンティングや伝染病などが拍車をかけ、現在IUCN(国際自然保護連合)では、準絶滅危惧種(NT)に指定されており、絶滅が危ぶまれているんです。

しっかりと保全・保護の重要性を持たねばですよね。

最後に

いかがだったでしょう。今回は、犬界のスーパーモデル、タテガミオオカミの魅力に迫ってみました。それにしても、小顔、長い脚、美形、長身を手に入れたら、こんなに優美で華麗な姿になるんですね。私としては、本当に羨ましい限りですが、このような美しい動物たちがこれから先も反映し続けられるよう、舌戦応援していかねばですよね。

ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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