こんにちは。えたばりゅです。
突然ですが、アザラシっていうと、どんな印象をお持ちです??やっぱり
可愛い、癒される
といった感じではないでしょうか?
しかしながら、このアザラシ、その印象とは裏腹に結構巨大だったり、獰猛だったりするんですね。
今回はアザラシのこの辺りに触れていこうと思います。では、今回も是非最後までお付き合いいただければと思います。
野生動物癒し担当アザラシ その魅力は可愛いだけではない!十色すぎるその生態とは!?
まず、アザラシのスペックを生態などをサラリとご紹介させていただくと、アザラシは、英名を「Earless Seal」もしくは、単に「Seal」、学名を「Phocidae Gray」という、食肉目アザラシ科に属する海生哺乳類でございます。
足がヒレ状になっている、いわゆる鰭脚類に分類される哺乳類で、アザラシという名前は、色々なアザラシの仲間を総称した呼び名になるんです。
生息地は、その種類によってさまざまで、北極や南極などの極地から温帯、熱帯地方まで様々な場所に適応して、生活しております。
日本でも、北海道に
- アゴヒゲアザラシ
- ゴマフアザラシ
- ワモンアザラシ
- タテゴトアザラシ
- クラカケアザラシ
といった種類が生息しており、稀に「たまちゃん」のように、南下してくる個体も見受けられます。
アザラシ その姿はまさに動物界の癒し担当
やはりぬいぐるみのゴマちゃんや、先ほど少しご紹介した、多摩川流域で愛嬌を振りまいていた、アゴヒゲアザラシのたまちゃん。
そして、何と言っても
コロっとした体にクリクリの目。
そしてこんな感じで、岩場や砂浜、流氷の上で、寝っ転ってくつろいでいるその仕草
このアザラシなんか、こちらに挨拶なんかしてくれちゃって、こういった姿や仕草は、もうまさに動物界の癒し担当ですよね。
私個人的には、みんなのトップアイドル、ジャイアントパンダ氏にも引けを取らないんじゃないかと思っております。
日本の近海に生息しているアザラシたちは、それぞれ5種がこのような姿をしているので、私たちがアザラシたちに対して、持っている一番のイメージはやはり、冒頭であなたがそのイメージをご想像した通り、
- 可愛い
- 癒される
といったところになるかと思います。
しかしながら、世界中には様々なアザラシたちが暮らしており、癒し担当とは少し違った部署を担当しているアザラシたちもいるんですね。
では、次に可愛さと癒しをメイン部署としているアザラシの中でも、とりわけ変わり種といってもいい、巨大部門と獰猛部門を担当しているアザラシたちを順にご紹介したいと思います。
アザラシ達の巨大部門担当ゾウアザラシ
ゾウアザラシ、おそらくTVでも度々登場しておりますので、お名前とでっかい体をしているっていうことはご存知のことかと思います。
ゾウアザラシについては、キタゾウアザラシとミナミゾウアザラシの2種類が生息しているのですが、ミナミゾウアザラシの方が大型になり、
ミナミゾウアザラシのオスの体長は、最大なんと6.5m!体重は約4トンにもなることがあり、これはもうアザラシはもちろん、鰭脚類全体の中でも、一番巨大になります。
下手すると、あの海の魔王ホホジロザメより巨大になることもあるんです。
ちなみにアザラシで一番小型のアザラシは日本でも生息しているワモンアザラシで、その体長は約1.2m。体重は約50kgというところですので、体重で単純に換算すると、ミナミゾウアザラシ一頭当たりの体重は、ワモンアザラシ約80頭分の体重に相当するということですね。
ワモンアザラシの50kgといっても、人間と比べると相応の重さですよね。
ちなみにミナミゾウアザラシのオスの体重を車で例えると、ミニバン車約2台分ってところ。
こう考えると、ゾウアザラシがいかに巨大かがよくわかりますよね。。。
ゾウアザラシについては、こちらで詳しくご紹介しておりますので、良ければ是非こちらの記事もご覧ください。
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では、次に獰猛さ担当のアザラシをご紹介していきましょう。
アザラシたちの獰猛部門担当ヒョウアザラシ
可愛い、そしてゾウアザラシも有名ですので、巨大っていうところまでは、その印象とも重なるかなと思うのですが、
アザラシで獰猛っていう印象はあんまりないですよね。
でも、南極で生息しているヒョウアザラシは、アザラシ界きっての荒くれもので、アザラシの仲間としては、唯一ペンギンや他のアザラシなど、鳥類や哺乳類を捕食するアザラシなんです。
画像でもお分かりの通り、口もでっかいし、歯も鋭いでしょ。
そして、ヒョウアザラシは先ほどご紹介したゾウアザラシとは違い、オスよりもメスの方が少し大きくなり、メスで最大体長約3.6m、体重約500kgほどに成長します。
ゾウアザラシに比べると小さいですが、それでも体長は日本の成人男性の平均身長の2倍以上になりますので、アザラシの中でも大型種に入ります。
南極で暮らしているので、人間との接触事故はほぼないですが、ヒョウアザラシが関係する人間の死亡事故も発生しており、南極で調査を行っていた海洋学者を海がヒョウアザラシに海に引きずり込まれ、死亡するという事故が起きています。
ヒョウアザラシが攻撃した理由としては、捕食目的で襲ったのか、獲物であるオットセイなど他の鰭脚類と間違えたのか見慣れない人間に対し、脅威とみなし自衛から襲ったのか、はたまた子どもを守るためだったのか、単に遊びたかっただけなのか、そのあたりの詳しいことは分かっておりません。
いかがでしょう。結構かわいい印象が大きいアザラシですが、
- 巨大
- 獰猛
といった、一味違う魅力を持ったアザラシがいるのもお判りいただけたのではないでしょうか。
~ヒョウアザラシの魅力と生態についてはこちらの記事~
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最後に
いかがだったでしょう。今回は、アザラシたちが持つ一味違った一面をご紹介させていただきました。
アザラシは鰭脚類の仲間で、アシカ科の仲間とも生息地域が重なっていることもあり、姿もよく似ておりますので、一見するとその違いがよくわからなかったりするんですよね。
こちらの記事では、アザラシ、アシカ科の鰭脚類、セイウチの見分け方のポイントを分かりやすくご紹介しておりますので、良ければぜひこちらの記事もご覧ください。
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では、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
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