こんにちは。えたばりゅです。
今回は、久しぶりにUMA・超常のお部屋、古来より霊力が宿る神獣・霊獣として語り継がれている現生動物たちを厳選して4種ご紹介しようと思います。どの能力も魅力的なものばかりで、その動物たちの魅力がさらにさらに深まること請け合いですので、是非ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
超スペシャル能力続出!霊力が宿るとされている動物たち
五感、そして六感はじめ、動物たちの能力は人間を軽く凌駕するものも多く、その動物たちのイメージや当時の時代背景も相まって、先人たちは動物たちには様々な霊力が宿ると考えていたんですね。
では、さっそくそんな神々しさ必至の動物たちをご紹介していきましょう。
霊力が宿るとされる動物1.キツネ
やはり、超常的特殊能力を持つ動物といえば、真っ先に思い浮かぶのはキツネではないでしょうか。キツネは日本でも、昔から人の姿に化けていたずらをしたりしている姿が度々昔話でも登場していますが、このように人の姿にその姿を変えることができる能力を有していると考えられていたんですね。
また人の他にも猫や馬、樹などの生命体はもちろんのこと、灯篭や石、家、はては月や太陽といったとんでもないものにまでその姿を変えることができるとされていたんです。
そしてその能力は、人に対していたずらをするといったものから、超美しい女性に姿を変え、国家を支配する偉人に近づき、国を傾倒させてしまうレベルのものまで様々です。九尾の狐が有名どころですよね。キツネは長く生きるにつれ、その尾が増えていき、最終的には最高霊力を持つ9つの尾を持つまでになり、9つの尾を持つ九尾の狐はすさまじい霊力を宿すとされているんです。
日本の玉藻前や古代中国、殷の妲己などは九尾の狐が人間に化けた姿とされており、これらの他にも、ベトナムや朝鮮に九尾の狐にまつわる逸話が残されているんです。
このように、人にいたずらをする存在(いたずらレベルには多少の差異あり)として、語られる一方、キツネは神の使いとされることも多く、農耕信仰である稲荷では、神の眷属として扱われていて、キツネは神格化されいている存在なんです。
霊力が宿るとされる動物2.タヌキ
タヌキもキツネと並び、様々なものに姿を変えることができる能力を有しているとされていて、人を化かす動物としてはキツネと双頭を成す存在といっても過言ではないですよね。ただ、古来ではアナグマ(ムジナ)やイタチ、ハクビシンなどとよく混同されていた経緯もあり、他の動物たちのとばっちりを食らっているちょっとかわいそうな節もあったりするんです。
とはいえ、その変化の能力はキツネに少し劣るといった説もある一方、キツネよりも優れているという説もあり、その能力についてどちらが優れているというところは、一概には言い切れないところもあるんです。
ただ、共通の天敵として、犬の存在が挙げられ、キツネもタヌキも犬に吠えられたり、追いかけられたりすると、たちまちその変化が解けてしまって正体が露わになってしまうとされているんです。
また、キツネに相反するイメージがあるように、タヌキにも2つの視点があって、人を化かしていたずらするといったものの一方、タヌキは(他抜き)という語呂から、勝負運や金運、商売繁盛などをもたらしてくれる縁起の良い動物としても知られているんです。
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霊力が宿るとされる動物3.トラ
トラは現在の日本には自然生息していない動物ですが、その生息圏であるアジア諸国では、力強いイメージから霊力を宿す動物として語られており、山の神として神格化されていたり、神獣の代表格である、龍と対等の力を持つ動物とされていたりして、中国では「雲は竜に従い、風は虎に従う」といった言葉もあり、自然を操る力も有しているとされているんです。
四神である、玄武・青龍・朱雀・白虎は日本でも有名ですもんね。
このような伝承があるように実際のトラもその食物連鎖では、頂点に君臨する動物で、ライオンと並び、獣王や王獣などと比喩される動物でもあります。こういった勇猛なところから、戦国大名もその強さにあやかれており、お城の屏風にトラの姿を描いたものを取り入れたり、戦地に赴く際、自身を守る鎧や兜に虎の姿を施したデザインのものを着用したりと、ゲンを担ぐ動物としてもよく知られていたんです。
こういった実際のトラのイメージと自然界の立ち位置から、虎は邪気を払う魔除けの能力があるとされているんですね。
霊力が宿るとされる動物4.ライオン
そして、虎と並び、邪気を払い魔除け能力を有しているとされるのに忘れてはいけないのはライオン。ライオンは現在もオスライオンのそのタテガミを有した風格あるフォルム、そして虎と同じく、生息圏内での食物連鎖の立ち位置から、百獣の王などと比喩されていたりしますよね。
日本では生息しておらず、虎よりもその生息圏は少し離れているものの、その存在は古来日本でも認知されており、神社の狛犬や沖縄のシーサーはライオンがモチーフとなっているとされているんです。
ただ、ライオンはアフリカというイメージが強いですが、現在ではかなり限定的になってしまったものの、インドにもインドライオンというライオンが生息しており、日本で魔除けのシンボルとして活躍してくれている狛犬やシーサーはインドライオンが元となっていると考えられているんです。
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最後に
いかがだったでしょう。今回は、そのイメージから様々な霊力を有するとされている動物たちを厳選して4種ご紹介させていただきました。またこれらの他にも、そのイメージとは裏腹にカラスやヘビといった動物も、神の使いとされていて、ヘビは生と死、そして豊穣の神の使いとされていたり、カラスは人の魂を天国に導いてくれるといった霊魂を霊界へと導くとして、霊鳥として扱われていたりするんです。中には古代神が新天地へと赴く道案内を果たした八咫烏などもいて、実はカラスも超侮れないヤツだったりするんですね。
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ではでは、今回はこのあたりで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。