こんにちは。えたばりゅです。
今回は、超絶面白い特徴を持っているサメたちを5種厳選してご紹介したいと思います。どのサメたちも種族を代表するといっても過言ではないくらいの機能的かつ魅力的な外見的、生態的特徴を持っていますので、是非ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
超進化の賜物!?面白い特徴を持ったサメたち5選
サメといえば、ちょっと恐れられる存在でもありながら、そのカッコいいフォルムや勇猛な性格も相まって人気のある動物でもありますよね。そんなサメたち、その種族的には現在既知の中では約500種以上ものサメたちが暮らしており、その中にはかなり面白い特徴を兼ね備えたサメたちもいるんですね。
ではでは、早速そんな魅力あふれるサメたちをご紹介していきましょう。
面白い特徴を持ったサメ1.シュモクザメ
まずトップバッター、これはやはりシュモクザメをご紹介しないわけにはいかないですよね。特徴的なサメと聞かれればおそらく多くの方がこのサメの名前を挙げるであろう面白い特徴代表的なサメですよね。和名も撞木鮫、英名も「Hammerhead (shark)(金槌頭のサメ)」といずれもその超特徴的な「T」の形をした頭の形状がその名前の由来になっています。
この頭の形状は獲物を効率的に探すことを突き詰めていった結果、こういう形状に進化したと考えられているんですね。またあまり知られていませんが、単一生殖が可能なことも示唆されている種類でもあるんです。
そんなシュモクザメ、種族的には現在既知の中では9種のシュモクザメがいることが分かっており、1mほどの大きさから6mに達することもある種類までその大きさも様々。
シュモクザメの詳しい生態はこちらの記事で詳しくご紹介しておりますので、良ければこちらの記事も合わせてご覧いただけると幸いです。
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面白い特徴を持ったサメ2.オナガザメ
オナガザメもシュモクザメほどではないものの、面白い特徴を持ったサメとして有名ですよね。オナガザメは英名を「Thresher shark」、学名を「Alopias」といい、分類的にはネズミザメ目オナガザメ科オナガザメ属に属するサメで現在3種のオナガザメがいることが確認されています。
その特徴はなんといっても長い尾。全長の約半分もの範囲を占めており、種族最大に成長するマオナガは最大全長なんと7m、そのうち尾の長さが約3.5mにまでになることが分かっています。
アオザメやヨシキリザメと同じく、基本的に外洋を好むサメで、温帯、熱帯域の外洋の表層部を主に活動しているサメなんですね。
オナガザメの尾の役割
それにしても、全身の約半分もの長さがある尾ビレってめちゃくちゃ長いですよね。その名前の由来にもなっているその尾なのですが、その役割については、最近解明されつつあり、どうも、この尾を鞭のようにしならせて、獲物となる他の魚やイカなどの頭足類めがけて鞭のように使い、その衝撃で気絶させて捕食することが分かってきているんです。
こちら、その様子を捕えた動画。
いかがでしょう。その尾をかなりうまく使って獲物を捕食しているのがお判りいただけたのではないでしょうか。見事な捕食姿もさることながら、その泳ぐ姿はどこか優雅さも感じますよね。この映像の様子の通り、オナガサメはかなり活発に泳ぐことが可能で、時折海面から全身が出るほどジャンプをすることが分かっているんです。
面白い特徴を持ったサメ3.オオメジロザメ
オオメジロザメは先にご紹介した、シュモクザメやオナガザメとは違い、その生態がかなり特徴的なサメなんです。姿こそ、オーソドックスな「サメ」といえるフォルムをしているのですが、オオメジロザメはサメの中では非常に珍しい生態的特徴を持っていて、淡水域でも生息が可能が可能なんですね。
河口付近の汽水域で活動するなんてことは朝飯前。その活動範囲は淡水域にも及び
- 海から3500kmも遡った場所
- 淡水の湖で生活
- ゴルフ場の池に住みつく
なんていう芸当もやってのける、サメの中では超絶珍しい特徴的生態を持ったサメで、日本でも沖縄の河川でオオメジロザメが泳いでいる姿が度々確認されていたりします。
オオメジロザメに関してはこちらの記事で詳しくご紹介しておりますので、良ければこちらの記事も合わせてご覧いただけると幸いです。
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面白い特徴を持ったサメ3.ニシオンデンザメ
ニシオンデンザメもオオメジロザメと同じく生態的特徴を持ったサメといえるサメで、主に北欧などの冷たい海域の海に生息しており、その中でも深海域を活動拠点にしているサメなんですね。基本的に温暖な海域で活動することが多いサメたちの中ではコレも比較的珍しい特徴とは言えるのですが、そんなことが霞むくらいの驚愕の特徴をこのニシオンデンザメは持っているんです。
それはその年齢。実はニシオンデンザメは非常に長寿なことが分かったサメで、誤差はあるものの、最長でなんと500年もの長い年月を生き抜いていることが示唆されているサメなんです。
ニシオンデンザメに関しての詳しい生態はこちらの記事で詳しくご紹介しておりますので、良ければこちらの記事も合わせてご覧いただけると幸いです。
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面白い特徴を持ったサメ4.ミツクリザメ(テングザメ)
では、ニシオンデンザメと同じく、深海域を活動拠点にしているサメで面白い身体的特徴を持ったサメをご紹介しましょう。そのサメの名前はミツクリザメ。英名では「Goblin Shark(ゴブリンシャーク)」と呼ばれています。ゴブリンとはヨーロッパに伝わる架空の生物で、その姿は言ってしまえば、かなり残念なお顔が特徴といえます。
ミツクリザメがなんでこんな名前になったかというと、その捕食する姿があまりにも衝撃な為。
実はミツクリザメは、獲物を捕食する際、アゴ前に飛び出す身体的特徴を持っているんです。ただ、これは他のサメにもみられる特徴で、よくホホジロザメが獲物に咬みつく際、その巨大な歯がこれでもかっていうくらい剝き出しになって強調される姿がよく映像でも映し出されていますが、ミツクリザメはあの特徴がかなり顕著なんです。
まぁ、アレです。百聞は何とやら。この動画を見るとその雄姿(?)がよくお判りいただけると思います。
いかがです??まさに驚愕ですよね。
このサメ界の個性派俳優ミツクリザメなんですが、日本で比較的多く発見されることが多いサメで、主に駿河湾や相模湾などといった海底約1000m以上もの海域を活動拠点にしているサメなんです。
また、ミツクリザメもかなり巨大になる可能性がある事が示唆されているサメで、その体長は約2.5~3mほど、最大では5m以上になる可能性もあるんです。もし私たちが深海でも泳げたとして、泳いでいる時に横にミツクリザメがこんな姿で現れたら、慄いてしまいそうです。
面白い特徴を持ったサメ5.ジンベエザメ
面白い特徴を持つサメ、トリを飾るのはやはりジンベエザメではないでしょうか。全身を彩る白い斑点模様も特徴的ですが、やはりジンベエザメの特徴といえば、その巨大な体。サメという種族的括りの中ではもちろんのこと、既知の現生魚類の中では最大の体長を誇り、その体長は約12m。最大でなんと18mという、クジラと同じような驚愕の巨体を誇るサメでもあります。
このような巨体なのですが、優しい海の巨人と譬えられる通り、主にプランクトンを常食としており、その性格は温厚。ダイビングスポットなどでもマンタと並んで非常に人気の高い海洋生物となっております。
ジンベエザメに関してはこちらの記事でも詳しくご紹介しておりますので、良ければこちらの記事も合わせてご覧いただけると幸いです。
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最後に
いかがだったでしょう。今回は面白い特徴を備えたサメたちを厳選して5種ご紹介させていただきました。どのサメたちもかなりユニークかつ、機能性あふれる特徴を持っていますよね。そして、海は広くまだまだ未解明の部分がかなり多い場所。もしかしたら、今後さらに珍しい特徴を持ったサメたちが発見されるかもしれませんね。
ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。