魅惑の野生動物たち

【ヤブイヌ】一方はコロコロ、一方はスタイル抜群の道、面白可愛すぎる進化形態とは

こんにちは。えたばりゅです。

今回は、コロンコロンのワイルドドッグ、ヤブイヌにスポットを当ててその魅力に迫ってみたいと思います。一方はコロンコロンに、そしてもう一方はうらやむスタイル抜群に進化したその魅力的かつ効率的進化形態とは・・・

ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。

コロコロワイルドドッグ ヤブイヌ その魅力と面白発見エピソードとスタイル抜群の親戚とは

ではまず、ヤブイヌのご紹介を軽くさせていただくと、英名を「bush dog」、学名を「Speothos」という食肉目イヌ科ヤブイヌ属に属する哺乳類の総称で、現在2種のヤブイヌが確認されております。生息地は南アメリカ大陸で、体重約食性は肉食傾向が強い雑食、小型の哺乳類から鳥類、ヘビなどの爬虫類、木の実や種子などを食べて生活しておりますね。その体長は約60cm、体重は約5kgほどと、野性味あふれる体形ながらも、耳介は小さく丸みを帯びており、鼻づらも短いことから全体的にコロッとしたフォルムという印象を受けやすいフォルムをしております。

泳ぎが得意なヤブイヌ

さすが大河アマゾンを有する熱帯雨林南米に生息していることもあり、ヤブイヌは比較的水辺を好む習性があり、泳ぎも得意で、なんと潜水もできたりするんです。こういった生活様式の背景もあり、ヤブイヌの足には小さいながらも水かきがついていたりするんですね。

そんなヤブイヌなんですが、その発見経路はちょっと面白いエピソードがあったりするんです。

ヤブイヌの面白エピソード 実は絶滅種が先に発見された

ヤブイヌは現在「Speothos venaticus」と「Speothos pacivorus」の2種で構成されていると考えられているんですが、現生種は「Speothos venaticus」のみで「Speothos pacivorus」の生息時代は更新世の後期で現在ではすでに絶滅してしまっているんです。

ただ、ヤブイヌはちょっと珍しいエピソードがありまして、最初に絶滅種「Speothos pacivorus」の化石が発見され、すでに経路の途絶えた絶滅種と思われていたんですが、その後に現生種の「Speothos venaticus」が発見されましてですね。

通常は現生種が発見され、その後その種の絶滅種が発見されるというのが主だった発見経路なので、系統に現生種と絶滅種が存在する場合はタイプ種は現生種になるのがほとんどなんですが、ヤブイヌはこのようにタイプ種が絶滅種になるというちょっと珍しい発見経路があったりするんです。

ちなみに現生種のヤブイヌ「Speothos venaticus」は現在基亜種含め3亜種に分かれていると考えられております。

一方はコロコロな見た目に、そしてもう一方は小顔足長スレンダーなスタイル抜群の進化を歩む

このような発見経路が背景にあったかどうかは定かではないものの、ヤブイヌの身体的特徴などからヤブイヌはイヌ科の原始的な特徴を残している種と考えられていたんですが、最近の研究でヤブイヌはタテガミオオカミと姉妹群を形成している説が有力視されているんです。

タテガミオオカミといえばヤブイヌと同じく主に南米大陸を中心に生活しているイヌ科の動物ですが、その見た目は足は長く、スレンダー、そして小顔とスタイル抜群のフォルムをしており、ヤブイヌとは見た目も全く違う見た目をしているといっても差し支えないほど。

~関連記事~

小顔!スレンダー!しかも足長ぇ!スタイル超抜群の動物たち3種

こんにちは。えたばりゅです。 今回は、自然界切ってのスーパーモデルと言える、スタイル抜群の動物たちを3種厳選してご紹介したいと思います。 ではでは、今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。 ...

続きを見る

同じ祖先から一方はコロコロフォルムを選択し、もう一方はスタイル抜群の道を歩む。。。

本当に進化って面白いものですよね。

最後に

いかがだったでしょう。今回はヤブイヌの面白エピソードに触れつつ、その魅力に迫ってみました。発見経路も非常に興味深いことながら、水かきをもっているっていうのはオドロキでしたよね。また新たにヤブイヌの魅力を発見したらアップさせていただきますね。ではでは、今回はこのあたりで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

-魅惑の野生動物たち
-, ,