こんにちは。えたばりゅです。
今回は不定期開催の超自然・UMAのお部屋でございます。お化け・妖怪・精霊・幽霊っていうカテゴリって、どれがお化けで、どれが精霊なの??
っていうところを、分かりやすくご説明してみようと思います。
この辺りの区別って結構曖昧なところもあって、紛らわしかったりしません?
例えば、こないだ紹介した座敷童なんて、幸運をもたらすので、精霊なのかなって思ったら、妖怪にカテゴリ分けされている書物などもあり、結構ややこしいですよね。
でも、このブログを読んだら、バッチリその違いが分かった。
とおっしゃっていただけるように頑張ってみようと思いますので、ぜひ今回も最後までお付き合いいただけましたらと思います。
それってお化け?妖怪?精霊?幽霊?その違いをバッチリ解消!
いや~~・・・でも、このあたりって本当になかなか区別しづらいですよね。
やはり科学的にも存在が立証されていない方々なので、バシッと学術的に○○目○○科○○属ってな感じに分類系統分けってわけにもいかないんでしょうね。
では、まずは精霊から入っていくことにしましょう。
精霊(せいれい)とは?
精霊とは主に、私たち人間はじめとする動物、植物、無生物に至るまでに宿っているとされている、超自然的な存在を指します。
例えば有名どころでアラジンと魔法のランプに出てくるランプの精。
このランプの精も精霊の一種で、妖精も木々などの植物に宿る精霊の類でございます。精霊として有名なものの一つに四大元素に宿る精霊が有名で、
- 風の精霊・・・シルフ
- 水の精霊・・・ウンディーネ
- 火の精霊・・・サラマンダー
- 土の精霊・・・ノーム
といった属性に宿るとされる精霊があげられます。
ちなみに、これらは人気RPG(ロールプレイングゲーム)のファイナルファンタジーシリーズでは世界をつかさどるクリスタルとして、四元素が登場。
また同じく人気RPGのドラゴンクエストシリーズの7では、そのままの精霊として登場しております。スイマセン余談ですw
区画紛らわしい原因
とまあ、これが一応世界の一般的における精霊なのですが、日本語においては精霊と書いて「しょうろう・しょうりょう・しょうらい」と読むことがあり、その場合は故人の魂や霊を指します。
それに対し、中国では精霊(せいれい)は妖怪や幽霊を指すことがあり、このあたりが精霊の区分を曖昧にしている原因なのかもしれませんね。
妖怪とは?
妖怪とは、私たちが知る日常的な力とはかけ離れた能力をもって、私たちに影響を及ぼすとされている、超常的存在のことです。
日本では妖怪といえば、どちらかというと私たち人にとって悪い影響を及ぼす存在のことを指すことが多いですね。(鬼太郎や悪魔くんといった妖怪系ヒーローとその仲間たちを除く)
妖怪はその能力から、私たちにとって、いたずら程度の影響で収まるものから、気象を操つるなど、多大な影響を及ぼす大きな力を持つものまで様々です。日本語では物の怪(もののけ)や妖魔(ようま)妖(あやかし)などと呼ばれたりもします。
古来より伝わる妖怪を例に挙げると・・・
- 九尾の狐
- 小豆洗い
- 鬼
- 天狗
- 鎌鼬(かまいたち)
などが挙げられます。最近では九尾の狐の魂が宿っているとされている殺生石が真っ二つに割れてしまい、ニュースでも取り挙げられて話題を呼んでいましたよね。そして比較的近代的な妖怪では
- 口裂け女
- トイレの花子さん
- 人面犬
- 湯婆婆さん
河童もUMAとされていたり、妖怪とされていたりと位置づけはマチマチですよね。
といった存在が有名どころでしょうか。
ちなみに、少し前に記録的大ヒットを成し遂げた宮崎駿監督の映画、「もののけ姫」も「もののけ」という言葉が用いられておりますが、こちらについては、妖怪というよりは「精霊」といった意味合いで使用されていると個人的には思っております。
幽霊とは?
こちらは、けっこうお分かりな方も多いのではないでしょうか。
幽霊とは主に死者の霊魂のことで感覚の鋭い方にはその具現化した姿が見えることもある存在とされております。
こちらは日本だけでなく、諸外国にも伝承があり、その存在として
- 守護霊など私たちを守護してくれる存在
- いわゆる悪霊と呼ばれる、私たちに悪影響を及ぼす存在
同じ霊的な存在でも、その存在意図は真逆に分かれる傾向があります。
国外ではポルターガイスト現象など、こちらが何も触れていないにもかかわらず、物体が動いたりするような現象が有名ですが、ああいった現象も幽霊の所業とみなされることが多いですね。
また、悪霊に憑かれてしまった場合は、日本では霊媒師やイタコ、そして僧侶といった方々。海外ではエクソシストと呼ばれる方々が除霊(浄霊)に当たるケースが多いです。
ただし海外では、必ずしも憑き物がついた場合は霊魂(幽霊)とは限らず、日本では悪魔と呼ばれる存在が憑くこともあり、時にはかなりの上位悪魔が憑くケースもあります。
そういった場合、その存在を払うことは容易でなく、その存在を払う際にはかなり高位のエクソシストが対峙することが多いです。
お化けとは?
お化けとは、いわば「動物」や「植物」といった類と同じ区切りで、日本ではこういった幽霊・妖怪・時には精霊をまとめた呼び名として使われております。
「動物」の定義について分かりやすく、それでいて詳しく記した記事はこちら
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動物とは?意外と奥深いその定義を動物ブログらしくバシッと説明
こんにちは。えたばりゅです。 こちらのブログコンテンツを初めてはや3年と2カ月が過ぎたのですが、私一番大事なことを記事にするのをすっかりと忘れておりまして。 それは何かというと、動物とは何ぞや? とい ...
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ということで、お化けというのはいわば人知を超えた存在。私たちの理解の遥か上をいく存在をまとめて呼称されております。同じような意味合いを持つ言葉として、怪物などがあります。
こういったことから、通常のサイズより極端に大きいものにお化け○○とつけて呼ぶこともしばしばあります。例)お化けカボチャ、お化け人参、お化け大根などなど。
最後に
いかがだったでしょう。今回はちょっと区分けが曖昧な精霊・妖怪・幽霊・お化けの区分について、わかりやすくご紹介させていただきました。
もちろん、これは一般的区分であり、その方にとって天狗が精霊であれば、やはり天狗は精霊であると思います。
ですので、こちらの記事は参考程度に楽しんでいただけましたら幸いかと思います。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。