動物雑学

【超厳選!】美麗すぎる鳥クジャクに隠された 4つの意外過ぎる事実

こんにちは。えたばりゅです。

今回は、美麗な鳥と問われると、イメージに浮かび上がる最右翼、クジャクについて意外と知られていない事実を超厳選して4つご紹介したいと思います。クジャクといえば、優美な姿がよくクローズアップされますが、実はクジャクは綺麗なだけじゃくて、意外と捕食性がある鳥で、私たちが恐れているあんな生き物や、こんな生き物もバクバク食べてしまう逞しい一面もあったりして、興味深すぎる要素がいっぱい詰まった魅力すぎる鳥なんですね。

ではでは、そんな美しすぎる鳥、クジャクの意外なヒミツに迫っていきましょう。

超厳選!美しすぎる鳥クジャクに秘められた4つの超意外な事実とは!?

クジャク(孔雀)はキジ目キジ科に属する鳥類で、英名では「perfowl」や「peacock」とも呼ばれています。やっぱりクジャクといえば、オスがメスに対するアプローチに見せるあの美しい羽根を広げた姿をどうしても想像してしまいますよね。英名でも、「peacock」はオスの孔雀を指す時に使われることが多いみたいです。

ちなみにクジャクには白変種もいて、その純白の姿は通常のクジャクとはまた違った美しさを兼ね備えています。

こちらが、白変種の孔雀の姿。白一色の姿もまた美しいですよね。

このような美しい姿なので、植物食というイメージがありますが、食性は雑食で植物の葉や種子など植物性のものの他、昆虫や爬虫類なども捕食して生活しているんです。

また、オスに比べるとメスは派手な色ではなく、どちらかというと、周りに溶け込みやすい色をしているというのもよく知られている特徴ですよね。

こちらがクジャクのメスとひな鳥の姿。オスもやはりひな鳥の時は、周りに溶け込みやすい姿をしていますね。お母さんと一緒に歩く姿はやはり可愛いものです。

では、早速あまり知られていない意外過ぎるクジャクのリアルをご紹介していきましょう。

意外すぎるクジャクリアル1.毒ヘビ、サソリどんとこい

先ほど、クジャクが爬虫類や昆虫類を食べるというのはお伝えさせていただいた通りなんですが、この爬虫類・昆虫類の中には毒蛇やサソリもそのラインナップに含まれていて、こういった有毒生物もクジャクはバクバクいっちゃうんですね。

まぁ、サソリは昆虫類ではないのでアレなんですが、その獲物の中には何とあのキングコブラも含まれています。さすがに成体のキングコブラは5mを超えることがあるので、成体を狙うことは、まずありませんが、若い個体や幼体はクジャクに捕食されたりするんです。

なんで、毒を持っている動物たちを何の躊躇もなく積極的に捕食できるかというと、クジャクは毒蛇やサソリが持っている神経毒にかなり強い耐性を持っていて、咬まれたり刺されたりしても毒の影響を受けないんです。

クジャクは孔雀明王として、現地では信仰の対象とされているんですが、その所以はその美しい姿とこのように毒に高い耐性を持つクジャクの習性から来ていると考えられています。

意外すぎるクジャクリアル2.実はクジャクは1種類じゃない

あの美しい姿がかなり印象的かつ、強烈なんでクジャクは1種類だけっていうイメージを持たれていることが多いんですが、実は現在クジャクは3種類いるんです。

その3種類のクジャクとは

  • インドクジャク(Comson Perfowl、India Perfowl):学名「Pavo cristatus
  • マクジャク(Green peafowl):学名「Pavo muticus

と、コンゴクジャク属に属する

  • コンゴクジャク(Congo Peafowl):学名「Afropavo congensis

の3種類。インドクジャクはインドやスリランカ、パキスタン、マクジャクはマレー半島やタイ、ベトナム、中国の一部地域、コンゴクジャクはその名の通り、アフリカのコンゴに生息していて、このうち、マクジャクとコンゴクジャクはそれぞれEN(絶滅危惧 ⅠB類)、VU(絶滅危惧 Ⅱ類)にランクされていて、絶滅が心配されているんです。

こちらが私たちがクジャクとして一般的に認識しているインドクジャクのオスの姿。馴染みはありますが、やはり美しい姿ですよね。

そして、こちらがマクジャクのオスの姿。インドクジャクは見事なコバルトブルーの姿が印象的ですが、マクジャクのほうはエメラルドグリーンとインドクジャクとはまた違った美しさがありますよね。

そしてこちらがコンゴクジャクの姿。そのフォルムのカラフルさはインドクジャクやマクジャクと同じくというところですが、形状は何と言いますか、七面鳥と融合したような、何とも愛嬌のある姿をしてますよね。

また、コンゴクジャクは他の2種のように飾り羽がないのも特徴で、クジャクの仲間でも原始的な姿を残した姿と考えられています。

意外すぎるクジャクリアル3.オスのあの見事な飾り羽は実は尾羽ではない

あの大輪の花を思わせるような見事に開いた飾り羽はクジャクの真骨頂ともいえる姿ですが、実はアレ、尾羽じゃないんですね。あの見事な飾り羽は実は上尾筒(じょうびとう)という、尾羽の上にある羽が変化したものなんです。

こちらが絶賛女の子にアピール中のオスの裏側。このように、一応尾羽も立ってるんですが、盛大に飾ってある上尾筒のせいで尾羽は通常見えません。というよりは尾羽は地味な色なので、見せてないってう方が正しいかもしれませんね。

そしてこちらが、その裏側の全貌。こうしてみると、ちょっとシュールでしょw

意外すぎるクジャクリアル4.オスの飾り羽は抜け落ちる

飾り羽関連で、もう一つ意外な事実がありまして、オスの飾り羽は尾羽でなく、上尾筒という尾羽の手前の羽が変化したものというのは先ほどお伝えさせていただきましたが、この飾り羽。実はずっとあるわけでなくて、繁殖期が終わると抜け落ちるんです。

こちらが、上尾筒がある状態と抜けた状態のそれぞれのオスの姿。その体の色はあまり変わりませんが、メッチャサッパリしてるでしょ。上尾筒がない状態では、尾羽もしっかり確認することができます。やっぱり、あまり頻繁ではないものの、クジャクは外敵が迫った時など危険を感じたときには飛びますんで、飛ぶときにはやはりあの長い上尾筒は邪魔になるのかもしれませんね。

最後に

いかがだったでしょう。今回は、美しすぎる鳥の最右翼クジャクのあまり知られていない事実を厳選して4つお伝えさせていただきました。優美な姿をしているので、結構儚いイメージが強いクジャクですが、コブラやサソリを食べるっていうような意外にワイルドな一面があったりと、結構面白いクジャクのリアルがあったのではないでしょうか。

ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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