こんにちは。えたばりゅです。
今回は、ナマケモノと同じく、のほほん独自路線を突き進む、我らが癒し系カピバラをご紹介したいと思います。動物園やサファリなどでも、ゆったりとした姿が人気のあるカピバラですが、実は意外に丈夫で、私たち人間がある意味一番恐れている病気、ガンにも強い耐性を持っていることが最近分かってきているんです。
そのあたりも含めて、カピバラの魅力に迫っていきたいと思います。
南米の超癒しのほほん系カピバラ 実は意外に超頑丈!実は独自の免疫システムを持っていた!?
カピバラは最近新星のごとく現れ、みるみるうちに自らが持つのほほんキャラクターで、癒し系アニマルの地位を独占しているような動物なので、ココでご紹介するまでもないかと思いますが、一応念のため、そのご紹介をさせていただくと、カピバラはネズミ目テンジクネズミ科カピバラ属に属するげっ歯類の仲間で、南米のアマゾン川周辺に生息しています。
言わずと知れた世界最大のげっ歯類で、体長は約1~1.3m、体重は約40kg、大きいものでは約60kgに上ることがあり、人間の成人ほどの体重になることもあるんですね。このような巨大な体ですが、げっ歯類の中では珍しく、カピバラは草食性で、専ら水辺に生えている草を食べて生活しているんです。
水浴びが大好きで、現地でもよくこんな感じで、水に浸かってくつろいでいる姿が目撃されています。ただ、カピバラの生息地には、カイマンというワニやアナコンダもいるんで、ずっと水に浸かっていると危ないんですけどね。。。
・・・と、この辺りはカピバラについての基本スペックですが、実はカピバラ。日本ではちょっとそのイメージに似つかわしくない、名前が付いているんです。
オニテンジクネズミって誰!?意外にイカツイ、カピバラの標準和名
日本でもカピバラという名前がもう浸透していますが、実はカピバラの標準和名はそののほほんとした癒し系キャラとはちょっと不釣り合いな名前でして、その名もオニテンジクネズミっていうんです。
・・・
意外でしょ。鬼のようにデカいテンジクネズミの仲間っていうことで、この標準和名が付いているんですが、カピバラの親戚にあたる動物の名前を挙げると、この標準和名もなんかうなずける気がすると思うんです。
その動物とはモルモット。
そう。あの、つぶらな瞳と小っちゃい体でペットとして、私たちを癒してくれているあのモルモットです。元々テンジクネズミ科の仲間たちは、南米を中心に生息していて、モルモットのルーツも、南米に生息していた、テンジクネズミ科の動物を現地の人が飼いならし始めたのが、モルモットの始まりであると考えられているんです。
モルモットはじめ、カピバラ以外のテンジクネズミ科の動物たちは大きい種でも、体長約30cm、体重は1kgほど。
なので、カピバラだけがずば抜けて、テンジクネズミ科の動物ではデカいんですね。
そして、このカピバラ。なんと、かなり優秀な免疫システムを持っていることが最近の研究で明らかになりつつあるんです。
ガンをも抑え込む!?カピバラの超優秀な免疫システム
実は最近になってカピバラがある非常に優秀な免疫システムを持っていることが分かり始めているんです。それは、異常に増殖する細胞を見つけて、それを攻撃し、破壊する免疫システム。
ガン細胞とは、脳からの命令を無視して、どんどん増殖する細胞なので、そういった細胞を見つけて破壊するシステムがカピバラの体内に備わっていることが分かってきたんです。
要するに、カピバラはガン細胞を発見し、それを排除するシステムを持っているということです。
いや・・・凄すぎますよね。
医療技術がここまで発達した今でも、ガンを完全に治す方法は見つかっていないのに、カピバラは予め、ガンにかからないように独自の免疫システムを備えているっていうのは、本当にオドロキと言えるのではないでしょうか。
まだ、この免疫システムは分かり始めたばかりなんで、今後の更なる発見があると思いますが、将来的にカピバラの免疫システムを参考にした、ガンの治療薬が開発されるかもしれません。
もしこうなると、カピバラに足を向けて寝れないですよね。
最後に
いかがだったでしょう。今回は、南米の巨大モルモット、オニテンジクネズミこと、カピバラの魅力と、その秘めたる凄すぎるポテンシャルをご紹介させていただきました。近い将来、カピバラが私たち人間の救世主となるのかもしれません。
こういったことを考えても、やはり野生動物や自然を無下には決してできないと改めて思う今日この頃。やはり自然は大切にしないとですよね。
ではでは、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。