こんにちは。えたばりゅです(^^)
もうすぐ春ですね~~♪新緑、桜に夜桜と来てお花見、行楽・・・♪ 待ち遠しい限りですが、ヤツの季節でもありますよね^^; 思い出すのもお嫌だろうと思いますので、敢えて明言は避けますがこれをお持ちの方は本当におつらいと思います。
そしてそして、ヤツ以外にもうひとつ特定の人を悩ませるシーズンであります。そう、ペットを飼っておられる方、その中でも特に犬・猫と暮らしている方にとっては悩ましいシーズン。そう、ペットの毛の生え変わりの季節がやってきます。
特に、日本犬などの夏毛・冬毛が生え変わる犬種は、羊の毛刈りもびっくりの量の毛が抜け落ちますよね^^; また、猫に関しても然り。 今回はそんなペット達、主に犬達の毛の生え変わりについてご紹介したいと思います。今回も最後までお付き合いいただけましたら幸いです。
毛が生え変わる理由
そもそも、毛が生え変わるのはなぜか。それは、ご想像の通り季節があることに他なりません。犬や猫達は人間のように服の脱着や服の種類によって体温維持をするのではありませんよね。しかも犬や猫は、暑さを発散させるためには口から熱を発散させるしかなく、汗をかく場所も限られておりますので、人間のように汗の水分が熱拡散に効力を発揮することはほとんどありません。(因みに猫が犬のように舌を出して口を開けて呼吸していればよほど体温が上がっている可能性があるのですぐに病院に連れて行ってあげてください。)
ですので、犬や猫は自らの体毛を暖かい時期、寒い時期と生え変わらせることで、体温を一定に維持しているといえます。ですので、犬や猫が季節の変わり目に毛を生え変わらせることは自らの体温を一定に維持するためにも大切なイベントといえます。
因みにこの毛が生え変わる時期を、換毛期(かんもうき)といいます。・・・そのまんまw
では、この換毛期。猫たちにはほぼ全ての猫種に訪れますが、犬については全ての犬種に訪れるものなのでしょうか。
換毛期が訪れる犬種
これは、全ての犬種に当てはまるものではないんです。では、どのような犬種がこの換毛期を持っているかというと、ダブルコートの犬種。ダブルコートとは、毛質が2段構造になっていることを言います。
まず、アンダーコート。こちらは短くもふわっとした毛質になり、皮膚を覆っている毛になります。そして、もうひとつの毛質はオーバーコートといわれる体毛。こちらは、毛質も太くしっかりとしています。
そして、換毛期に抜け落ちるのは主にアンダーコートになります。
そして、ダブルコートと対を成すのがシングルコート。こちらは、オーバーコートのみの毛質で成り立っています。アンダーコートがないので、換毛期に大量に毛が抜け落ちないのはそのためです。
シングルコートの犬種は小型犬が多く、例えばたれ目ちゃん(何気に自宅犬アピールw)でおなじみミニチュアダックス。ヨーキー、マルチーズ、そしてプードルなどがこれに当てはまります。
このラインナップを見ていかがでしょうか。そう、いわゆる室内犬として室内で飼われる犬種たちですよね。このような犬種たちは、室内で飼育することを前提に品種改良されてきておりますので、外での飼育には適さないからだの構造になっているんです。
例外的なもので、チワワちゃん。こちらも完全に室内で飼育するタイプの犬ですが、チワワちゃんの毛質はダブルコートですので、換毛期は訪れます。
換毛期の毛のお手入れについて
よく、春先の公園などで何かに取り付かれたように、黙々とブラッシングをし、持参したゴミ袋をてんこ盛りにしておられる方をお見受けするのですが、あれはあまりおススメできません。
何故かというと、集中的かつ短期的にブラッシングを施すと、犬の皮膚にダメージを負わせてしまい、皮膚炎や皮膚病の一員になってしまうケースがあるからです。特に皮膚の弱い日本犬たちは注意が必要といえます。
また、換毛期が訪れる犬種と暮らしておられる方はよくご存知だと思うのですが、あれは1日2日で取り除けるようなシロモノではありませんよね^^;
いちど換毛期のブラッシングを始めてしまうと、なかなかやめられない♪止まらない♪のお気持ち。痛いほどよく分かります。ですが、上記のような危険性もありますので、一日のブラッシングは適度な時間にとどめていただき、コンスタントに行っていただくのがよろしいかと思います。
では、私えたばりゅ個人的に効率のよいと思っている、換毛期のブラッシング方法をご紹介したいと思います
まず1番目.ファーミネーターなど熊手タイプでのブラッシング
ファーミネーター。あんまりなじみのないブラシかもしれませんが、その効力は絶大。ブラシというよりも、熊手のようなものになります。ここでのブラッシングのポイントは、毛の方向に逆立てるようにブラッシングをすることです。
犬や猫の毛というのは基本的に頭から尻尾の方向に毛は向いています。ですので、尻尾の方向から頭のほうに向かってファーミネーターをかけていただくとより効率的にブラッシングが出来ます。
注意点としては、換毛期に差し掛かった犬や猫は、毛の長さにもよりますが毛同士が絡まっている場合があります。そのような部位に無理にファーミネーターをかけると、ペットが痛がったり、その部分の抜けない毛まで抜いてしまい、脱毛や皮膚病の原因となりますので、注意が必要です。
もし、このような部位があれば、その部分のみを優しくコームブラシなどで、ブラッシングし毛の絡まりを取り除いていただけたらと思います。
あとは、力の入れ加減。あまり力づくでブラッシングすると皮膚を傷つけてしまうので、これについても注意が必要です。
2番目に.スリッカーブラシでのブラッシング
ファーミネーターであらかたのアンダーコートを取り除いたら、次にこのスリッカーブラシを使用します。こちらも、ファーミネーター同様、毛の流れに逆立てるようにブラッシングするのがコツです。
このスリッカー。ネックは構造上ごっそり取った抜け毛をブラシから取り除きにくいというのが難点ですが、先ほど登場したコームを使うと効率よく抜け毛を取り除くことが出来ます。
また、そのスリッカーブラシの種類によってはボタンを押すとブラシの底の部分がせり出し、コームなどがなくても一発で抜け毛を取り除けるような優れものもあります。
3.コームで仕上げのお手入れ
仕上げと言っても、先ほど申し上げたとおり、一回でのブラッシング完結は皮膚にもよろしくないため、絡まりを取る程度のことと解釈していただけましたらと思います。いわば、少し乱れたセットを整えるという感じでしょうか。
いかがでしょう。私えたばりゅの経験則で誠に申し訳ないのですが、この方法が一番効率がよいと思いますのでご紹介させていただきました(^^)
こちらは、ご参考程度にということでw
ごっそり感溢れる犬種
この換毛期もごっそり感は犬種によって様々。個人的にではありますが、特にごっそり感溢れる犬種をご紹介したいと思います(^^)
- 柴犬・秋田県などの日本犬
- コーギー系
- ビーグル
- シベリアンハスキー
- セントバーナード
- MIX犬 ナド
この犬種と共に暮らされておられる方、換毛期のブラッシングはある意味快感になっておられる方もおられるかとおもいますが、くれぐれもブラッシングしすぎにはご注意を・・・w
最後に
いかがだったでしょう。換毛期は毛が一杯抜けて大変なのですが犬や猫達にとっては、必要なシステムというのが分かっていただけたのではないでしょうか。因みにシングルコートの犬たちも毛は抜けます。
毛の絶対抜けない動物は、人間含め絶対に存在しません。ペットの種類として無毛犬・無毛猫はおりますが、それは種類としてのもの。毛の生えている動物は絶対に毛は抜けます。厳密に言うと生え変わります。
これから初めてペットを迎える方々、抜け毛は絶対に起こるものであるということを認識いただければ幸いです。しかも抜ける量はけっこうハンパないのです。家のソファが毛だらけなんてことは当たり前と思っていただけたらと思います。
にもかかわらず、ペットがいるご家庭に遊びに行っても、特に抜け毛が目立たない理由。それは、ペットの毛が抜けないのではなく、飼い主の方がせっせと掃除をしているからに他なりません。そういった面も含めての楽しいペットライフとご理解いただけたら、私えたばりゅ。こんなにうれしいことはありません(^^)
いかがだったでしょう。もうすぐ来るべき換毛期。・・・っていうか、もう始まりだしているかな^^; この記事が少しでもお役に立てれば幸いです(^^) 今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。