魅惑の野生動物たち

マンボウ 魅力的すぎるその姿 そして意外と知られていないその謎とは?

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こんにちは。えたばりゅです。

今回は、巨大ながらも私たちを魅了してやまない、海の癒し系的存在、マンボウを徹底紹介、意外とい知られていないその謎に迫っていきたいと思います。

気温上昇、ジメジメMAXで不快指数もグングン上昇しがちではありますが、こちらの記事をご覧になり、ぜひともゆっくりと大海を優雅に泳ぐマンボウと一緒にダイビングしているような爽快な気分を味わっていただければと思います。

マンボウ 大海を優雅に遊泳する世界最大級、最重量級の巨大硬骨魚

マンボウは英名を、Ocean Sunfish。学名をMola molaという、フグ目マンボウ科に属する魚類の仲間で、世界中の熱帯、亜熱帯、温帯地域の海域に生息しており、もちろん日本でもその姿を見ることができます。

そう。マンボウってフグの仲間なんですよね。現在考えられている説では、マンボウはその昔。沿岸に住んでいたフグの仲間が新天地を求めて外洋に進出し、そこでの生活に適応するためマンボウになったと考えられております。

ではでは、マンボウが持つ魅力について迫っていきましょう。

マンボウ 魅力的すぎるそのフォルムと巨大な体

何と言ってもマンボウの特徴として挙げられるのは、愛嬌溢れるそのフォルムではないでしょうか。

英名の「Sunfish」由来はその体の形状もさることながら、マンボウは時々海面近くに自分の体を横たわらせる習性があり、これが海中から見ると太陽を思わせることから、この名前が付いたと考えられています。

海面近くに体を横たわらせる理由については、

  • 海面近くに体を横たわらせることによって、他の魚類や海鳥に体に付いた寄生虫を取ってもらうため(マンボウには寄生虫ちゃんがたくさんいます)
  • 太陽の光で体を殺菌するため
  • 海面近くで冷えた体を温めるため

というように現在その理由については様々な説があります。

では、マンボウのもう一つの魅力的な特徴である、体の大きさについてご紹介したいと思います。

マンボウ 硬骨魚では世界最重量の巨漢魚類

マンボウは体の大きさでも、かなり有名で時折巨大なマンボウが捕獲されたというニュースが日本でも報じられております。

2014年に北海道で体長約3m、体重1t越の巨大なマンボウが定置網にかかり捕獲されたというニュースが報じられていましたよね。

このように、マンボウはかなり大型化する魚類とも知られており、体長は最大で約3.5m、体重は2tを超えるまでに成長します。これは硬骨魚としては、既知の種類では最重量を誇っており、体長においても世界最大級の大きさになります。

※魚類最大としては、サメの仲間のジンベエザメ(最大体長約13m、体重約20t)ですが、ジンベエザメやマンタにおいては、軟骨魚類になります。

もちろん、このように巨大ではありますが、そのイメージの通り性格は穏やかで、優雅に泳ぐその巨体は、ジンベエザメやマンタと同じく、ダイバーたちにも人気があります。

いや~・・・それにしても、優雅で気持ちが落ち着きますよね。一緒に泳いでいるのはカンパチという魚で、食卓では私たちの舌を楽しませてくれる高級魚としても知られておりますが、カンパチも魚類の中では、比較的大きく成長する種類で平均約1m近く、大きいものでは2m近くに成長します。

一緒に泳いでるカンパチが平均的体長より少し小さい60cm前後と見積もっても、マンボウはその4倍ほどの大きさがありますので、このマンボウも2mを超えている可能性があります。

また、このように普段は優雅に泳ぐマンボウですが、カジキやシイラといった活発な魚と同じく、ブリーチング(海面から勢いよくジャンプ)するような活発な一面も持ち合わせております。

マンボウ 超メジャーながらも実は知られていないことがいっぱい

マンボウはかなり有名な魚で各地の水族館でも比較的出会うことができる種類ですが、実は生息地域が外洋ということもあり、そのネームバリューとは裏腹に、まだ知られていないことがいっぱいありまして、様々ことが調査中の魚類なんです。

マンボウの種類について

マンボウは少し前までは、30種以上のマンボウがいると考えられていましたが、その後の調査で1951年に2種にまで限定されました。しかしながら近年その2種のうち、1種はDNA調査で別種という説が唱えられ、現在ではマンボウは

  • マンボウ 学名:Mola mola
  • ウシマンボウ(ゴウシュウマンボウ) 学名:Mola ramsayi
  • カクレマンボウ 学名:Mola tecta

の3種が世界の海に生息していると考えられております。このうち日本でも見られるのはマンボウとウシマンボウの2種で、大きくなるのはウシマンボウとされております。

このようにマンボウの種類についてはまだまだ議論がなされており、今後の研究では、新種が発見されたり、またさらに種類が増える可能性もありますね。

ちなみにお魚屋さんなどで、たまに見るアカマンボウは、マンボウと形状は似ていますが、アカマンボウ目アカマンボウ科のまったく別種の魚になります。

こちらがアカマンボウ。色は全然違うものの、フォルムはマンボウとよく似ていますよね。

また、マンボウ自体も美味しいということで、食卓に上り私たちの舌を楽しませてくれるのですが、鮮度落ちが早く、また鮮度が落ちると、特有の臭いを発することから、食される地域は、主に外洋に面した地域と限定的になります。

マンボウは海面近くを漂っているだけではなかった

マンボウっていうと、やはり海面付近をゆっくりと遊泳しているイメージから、外洋でも海面付近を生息場所としているというように考えられていましたが、実は800mもの深海まで潜水することが分かっており、海面近くと深海を往復したり、比較的深い場所を住みかとしている個体、海面付近を住みかとしている個体など、同じマンボウの種類でも別の海層を主な生息場所に置いていることもあり、この辺りも今後の研究で詳しいことが分かってくるかもしれません。

また、マンボウはクラゲなど浮遊生活を送っている種類を主食としていることが考えられていましたが、深海ではエビやイカなども食べていることが明らかとなっているので、その普段の優雅な泳ぎとは裏腹に、素早い動きで獲物を捕らえるハンターの一面を持ち合わせている可能性もあります。

ただ、この辺りは、エビやイカが弱っていたり、死亡した後に食べている可能性もありますので、やはりこちらもこれからの調査に期待というところでしょうか。

このように、メジャーなのに謎が多い部分もマンボウが持つ魅力の一つといえますね。

マンボウの生息状況

マンボウは世界的に広く分布しており、メキシコ湾付近の個体は比較的安定的に生息が確認されているものの、ヨーロッパ海域ではその生息状況は不明で、それ以外の海域では、定置網や刺し網での混獲などで生息数が減少、IUCN(国際自然保護連合)が定めるレッドリストでは、VU(危急種)に分類され、現在絶滅が心配されています。

手遅れとなってしまう前に、今のうちから保全をしっかりと意識していく必要があるといえます。

最後に

いかがだったでしょう。今回はジンベエザメやマンタと肩を並べる人気者というっても過言ではない、海のアイドル、マンボウをご紹介させていただきました。もしかしたらこれからマンボウについて新たな発見がドンドンなされるかもしれませんね。

しかしながら、一方では絶滅が心配されるまでに数が減っているのも事実。マンボウが世界の海でこれからも優雅に泳ぐことができるように、私たちもしっかりと意識していく必要があるといえますね。

では、今回はこの辺りで。今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

 

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